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わたるの一番の友だちは、熊撃ちだった「伝じい」。 伝じいは、誰にでも『じぶんの木』というものがどこかにあるんだと最後に話してくれた。 伝じいの木はどこにあるのかな。
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久々に深くていい話を読んだので染み入りました。
長生きした伝じいはわたるに話して聞かせました。
熊の話、山の話、じぶんの木の話
どれもわたるの記憶に残り
話と共に伝じいもわたるの中に生き続ける
そんな気持ちになりました。
私にも戦争に行った経験のあるじいちゃんがいました。
ビルマでどんなことがあったのか
少しだけ話して、「もうここまで」といって
席を立ってしまったことを思い出しました。
おじいちゃん、おばあちゃんって
本や図鑑、先生やパパ、ママに引けを取らず
引き出しをたくさん持っている人なんだ、
次の世代へつなぐ大切な存在なんだと
この本を読んでそう思いました。 (事務員さん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)
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