銅版画で描かれた繊細な震えるような線、深い影に浮かび上がる木々。 セピア色の世界は女の子の心の景色に寄り添って、暗くなったり、明るくなったり。 ドイツの森の暗さ、深さが魅力的に描かれた本作が絵本デビューとなる尾崎さん。 何度もラフをくり返し、登場人物や街の様子を細やかに描き込みました。 とろーりと町を飲み込んでいくおかゆの様子は微妙な線で雰囲気を表現する銅版画ならでは迫力。どんなごちそうにもかなわないおかゆの味を伝える富安さんお語り口も見事。 お話の行く末を見届ける小さなネズミの姿にも注目です。 人気児童文学作家と新進画家が組んだフレッシュなグリム童話。
息子の大好きなお話です。図書館のお話会でこの本が紹介されたので借りて読んでみました。子どもって、呪文が大好きですよね。呪文を唱えたらゆうことをきくおなべなんて、うちの息子が欲しがらないわけがない(笑)案の定欲しい!とゆってました(笑)小さなこどもたちにもわかりやすい、読みやすいお話で、ぜひおすすめですよ。 (ルフランルフランさん 30代・ママ 男の子6歳)
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