あるあさ、シャーロットに こづつみが とどきました。 なかから でてきたのは、 ドレスをきた きれいなおにんぎょう。 でも シャーロットは、おにんぎょうなんて ほしいとおもったことも ありませんでした。 それより、どろんこあそびや 木のぼりが すきなのです……。
丁寧な絵であたたかく描かれる 元気いっぱいの女の子のお話。 『ないしょのおともだち』で人気の、 バーバラ・マクリントックの絵本。
どろんこあそびや木登りが好きなシャーロットの元に、
フリフリドレスのお人形がやってきます。
シャーロットはおとなしいお人形遊びなんて趣味じゃありません。
どろんこあそびやそりあそびに、お人形を付き合わせます。
そして次第に打ち解けてきたお人形に、
ダリアという名前をつけてあげます。
子供がおもちゃやぬいぐるみに名前をつけるときは、
そこに愛情があってのことなんだな、と
改めて気づかされました。
私は普段、子供がキレイなオモチャやぬいぐるみで遊んでいるとき、
「こわれちゃうよ!」
「汚しちゃうよ!」と言って遊び方にも指導をしてしまいがち。
でも本当は子供が一番楽しむ方法で遊ばれるのが
おもちゃ達の幸せなのかもしれません。
この本を読んで親の私がちょっと反省させられました。
できればちょっとでも、
一番最後にでてくるおばさまのように、
ダリアがどろだらけになっているのを喜んであげられる
大人に近づきたいものです。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子0歳)
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