ため息ばかりのクマネズミに、うれしい手紙が届きます。 「きみは すてきな ともだちです。きみと ともだちになれて ほんとうに よかったと おもっています……」 ところが、だれが書いてくれた手紙なのか、わかりません。 そこでクマネズミは差出人をさがしに、ともだちのところへいくのですが……。
「ほんとうのともだち」ってなんだろう? あったかいきもちを 「ともだちからともだちへ」へ、 あなたなら どんなふうに つたえる?
最初のページにビックリ!
パジャまんまのクマネズミくんのどんよりさ加減が伝わってくる色調でした。
よ〜く見ると、なかなかお洒落なお宅ですね〜。
でも、詰まんない日々のようです。
誰かと約束もないし、誰も会いに来てくれない。
って、自分から約束をし、誘えば良いようなものだけれども、それすら気重な時ってありますものね。
でも、これって悪循環で、外の世界がますます見えず聞こえず、自分を孤独の世界へ追いやる事になってしまうのに。
そんな時に差出人なしの、クマネズミくんを俄然自信の塊にしてくれそうな、嬉しいメッセージが・・・。
だれだれ?って、思いますよね。
こんな素敵なお手紙を書いてくれ、自分を友達として認めてくれているのは?って。
クマネズミくんお礼を言いたくて、差出人捜しに久々外の世界へ出かけます。
さて、差出人は見つかるのかしら?って読み進めたら、なんかそんなことより大切なことをたくさん見つけたようです。
嬉しさの連鎖って、読んでいてとてもハッピーにしてくれます。
差出人さんたちの賢さと優しさに、人間も学ばなくっちゃって、思いました。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子12歳)
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>>> ユウchan「ともだちからともだちへ」
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