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かっちゃんはその日、はじめて文字をならいました。いろはにほへとの七文字です。かっちゃんはうれしくて、いろはにほへとをくりかえしながら道を歩いていると、お侍さんにぶつかって……。
ちょっと教訓めいたラストに、少々無理を感じましたが、全体的には楽しい絵本でした。
まさか「いろはにほへと」で始まって、それが戦の話と結びつくとは思いませんでした。
長谷川史さんが笑い上戸の殿や、壁にぶつかったご家老(じい)、普段はのほほ〜んとしている四角い顔の侍とか、文中のキャストを見事に描き出してくれていて、面白かったです。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳)
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