ペンギンのぼくは、ママに怒鳴られて、 体がバラバラになってしまいます。 なんとか自分で元通りにしようとするけれど、 なにせバラバラだから、なかなかうまくいきません。 するとママが船に乗ってやってきて、 ぼくを元通りに縫い付けてくれたのです。 バラバラにしちゃったことに気付いたママは、 精一杯抱きしめて、愛情を確かめ合いましょう。 親と子の絆は、何よりも一番強いものなのです。
ペンギンのぼくは、ママにどなられたショックで、からだがバラバラになってしまったんだ…。大胆なストーリーで、母と子のかけがえのないきずなを描きます。
ペンギンのぼくは、ママにものすごくどなられたショックで、からだがバラバラになってしまいます。足だけになったぼくを助けてくれたのは……。ドイツの人気絵本作家の大胆なストーリーとほのぼのとした絵が魅力の絵本。
ずっと気になっていたこの絵本。
病院の待合室で見つけたのでふと手にとって読みました。
「おこりんぼママ」というタイトルとペンギンのイラスト。
正直、あまり深い話ではないんだろうと、心のどこかで思っていたのですが・・・
あまりにショッキングな始まりで、いきなり釘付け!
おこりんぼママがあんまり怒鳴るものだから、ペンギンの子供の体はバラバラになってしまったのです!
怒って→体がバラバラになるなんて考えたこともなかったので、物語の世界を把握するのにしばし時間がかかるほどでした。
読み進むと、バラバラになった体を探そうとする“足だけの”子供のペンギン。
でもなんてったって足だけなので、なかなかうまくいきません。
疲れてしまったとき・・・誰かが集めた仔ペンギンの体を縫い合わせてくれます。
そう、ママです。
そしてママは「ごめんね」と謝るのです。
どっかーんとママに怒られた子供の心は、こんな風に砕けているのでしょうか・・・。
しばらく立ち直れないほど落ち込んだ私も、もちろん“おこりんぼママ”。
反省反省です。
叱ることは必要だけど、縫い合わせることも忘れてはいけませんね。
肝に銘じておきます。
正直・・・こわくて子供にはまだ読んであげられないかな(^^; (環菜さん 20代・ママ 男の子3歳、男の子2歳)
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