しじみ汁をつくるはずだった魔法使いが、しじみたちに心をくだいているうちにいつのまにか自分がしあわせになる不思議な物語絵本。
しじみの絵本ってめずらしいなぁ・・と思いながら手に取りましたが、
これが、とてもかわいくてやさしくて素敵な絵本です。
「ある日、魔法使いは、夕食に食べようと
しじみをかってきました。
夕食のしたくをしていると
しじみたちが、プチプチと
いびきをかいてねています。
そしてときどき小さなからだを
満足そうに動かしています。」
そして魔法使いは、ぐつぐつ煮えたぎったダシの中に
しじみを入れてしまうことが出来なくなってしまいます。
そして同居猫のトラジに「こんばんもまた、実なしのみそ汁じゃ」と舌打ちされてしまうのです。
そうか・・あのプチプチはいびきだったのね!
そして時々カタッと動いたりするのは、言われてみれば満足そうで安心しきっているよう。
娘としじみの歌を「プチプチ プッチプチ・・」と歌いながら繰り返し読んでいます。 (FUUさん 40代・ママ 女の子7歳)
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