なんだか急にカレーライスが食べたくなってきた時、「きょう ゆうごはん なにが いい?」ってママが聞くから。ぼく、言っちゃうよね。 「カレーライス!」
八百屋さんで会ったくんちゃんに「きょう ぼくんち カレーライス」って自慢したら、くんちゃんも食べたくなっちゃって、聞いていた八百屋さんもなんだか食べたくなっちゃって。お肉屋さんも、つけものやさんも、曲がり角であった裏のおばあちゃんにまで「なんだかカレーライスが食べたくなっちゃう」気分が伝染していきます。とうとうレストランにも「カレーライスプリーズ」って注文が入り…!?
ああ、わかりますよね、この現象。そろそろ食べたいなあと思っていた頃に「カレーライス」っていう言葉を耳にしてしまったら、もう頭の中にはカレーの味が広がってしまって止まらないのです。これを「カレー食べたい病」というのでしょうか。強力な伝染力です。
そして最後の一押しが、どこかの家から漂ってくる「カレーの匂い」。もう、この頃には絵本に登場するほとんどの人が病にかかって、うっとりした顔をしています。
「みんながカレーを食べたくなる」というシンプルなお話なのだけれど、つちだのぶこさんが描く商店街や食卓はなんだか懐かしく、ユーモラス。どのページにもずっと眺めていたくなるような情報がたっぷり詰まっていて、何回読んでも飽きることはありません。そして、なにより“ぼく”のうちのカレーライスが最高に美味しそうなのです!
この絵本は、「今日はカレーにしようかな」って思っている日に読むのがオススメです。だって、読んだ後に本当にカレーを食べられる幸せっていったらないですよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ぼく、急にカレーが食べたくなっちゃった。 そしたら、くんちゃんも肉屋さんも隣のおばさんも、カレーが食べたくなっちゃった。 いい匂いが画面から漂ってきそうで、きっと「カレー食べたい病」にかかってしまう絵本。
カレーが嫌いという子を探すほうが難しいくらいカレーは何とも食欲そそります。
そんなみんな大好きなカレーがテーマの絵本。つちだのぶこさんが書くのだから面白くないわけがないと思ってページをめくりましたがやっぱり面白い!!
くんちゃんも登場します。
ストーリーはわかりやすく、会う人みんながカレーが食べたくなって夕飯をカレーにしちゃうという流れなのですが、読んでるうちにこちらも気分はカレー!
カレー大好きな息子はおれも今日はカレー食べたい!!
ご多聞に洩れず、つちださんマジック?でカレーが食べたくなってしまいました!
幼稚園のカレー会食のある日に子どもたちに読み聞かせしてあげたい一冊です! (Pocketさん 30代・ママ 女の子12歳、男の子8歳)
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