12月、女の子にはどうしても贈り物をしたい相手がいます。その子にぴったりの特別なプレゼントを探しているのです。 とうとうクリスマスイヴになってしまったその日、大通りを歩いているうちに、ふと気づくとそこは暗くてさびしい12月通り。 とても見つかりそうになく、もう帰ろうかと思ったその時、むこうの窓からきらっと光が・・・。見つけた!あの店にきっとある。女の子は店に入っていきますが・・・。 イギリスから届いた幻想的な世界が魅力のクリスマス絵本です。はたして女の子は「特別なプレゼント」を見つける事ができるのでしょうか。どうしても贈り物をしたいその相手とは。 女の子の抱える色々な想い、不安や喜びなどが全部色や風景となって表現されていて、言葉や説明が無くても伝わってくるものがあります。そして迎える25日のクリスマス。きっと世界中の色々な場所でこの日、それぞれの物語があるのでしょうね。 そしてもうひとつ、このお話にはサンタクロースの重要な秘密も隠されていますよ。ちゃんと隅々までじっくり読んでみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ひとりの女の子がプレゼントを探していました。贈りたいあの子にぴったりのプレゼント。けれど何週間探しても、見つけることはできません。大通りは騒がしく、だれもかれも買い物に夢中です。いつしか女の子は大通りからはじき出され、暗くさびしい12月通りを歩いていました。女の子は、贈り物を見つけることができるでしょうか? 幻想的な絵が魅力的な絵本です。
タイトルが気になって読んでみました。
幻想的で不思議な物語の世界にひきこまれました。主人公の女の子が相手を思ってクリスマスプレゼントを探す気持ちも、素敵なラストにも、心が温まるようでした。
クリスマスプレゼントにぴったりな絵本だと思います。 (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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