コワイ!! 何が怖いって・・・ 冒頭から見た事のない姿のおばけが次々に登場するのです。 「絵本の中のおばけってこういうもの」っていう安心感を見事に裏切ってくれる姿のおばけ。 うわー、ナンダコレハ!? そしてそのおばけたちは、 たろちゃんの家の正面玄関から堂々と入ってきて、 なぜか「たろちゃん おめでとう」とお祝いにくるのです。 今日はだれの誕生日でもないのに!
最初は、あまりのことに恐怖におののいていたお母さん。 でも、次々に来るおばけたちのしつこさに、だんだん表情が変化していき・・・?
大丈夫、終わってみればとてもユーモラスなお話です。
それにしても作者のあらいゆきこさんはちょっと不思議な感覚の持ち主ですよね。 ストーリーも絵も、読者の感覚のヘンな部分をちょこちょこ刺激される感じ。 色彩は鮮やか、表情も楽しい、 でも、何だかすごくヘン。そしてやっぱり結構怖い!! 今まで体験したことのない新しい世界を味わってみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
コンコンコン。とびらをたたく音がしたと思ったら、おばけがどんどん入ってきた! そして、どのおばけも「おいわいにきましたよ」って。 でも、今日はだれのたんじょうびでもないし…。 はじめはこわがっていた、たろちゃんとお母さんも、おばけの勝手さに堪忍袋の緒がきれて……!? ちょっとこわくて、ちょっとユーモラスなおばけたちと、たろちゃん、お母さんのおはなしです。
息子に少し怖い絵本を読み聞かせしたくて見つけた作品です。
この作品に登場するオバケたちは今まで見ていたのとは少し違っているので息子も興味深いようでした。
オバケの描きかたが新鮮で素敵です。
内容もまた不思議…
オバケたちはどうしてたろちゃんを仲間にしたかったのかな?
オバケこわいけど怒ったお母さんは最強!オバケも逃げるほどこわいんだね。
母親の強い愛情を感じる作品でした。 (若ゴボウさん 30代・ママ 男の子4歳)
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