連れ去られたクマの子は人間の子として大事に育てられるが、7年後に実の親子が再会する。 選択を迫られた子どもは…。親子が互いを思いあう気持ちの深さに胸を打たれる絵本。
表紙の迫力のあるどアップのホッキョクグマに惹かれ、手に取りました。
ホッキョクグマだし、タイトルも「こおりのなみだ」だし、と、読むまでは、勝手に、温暖化問題のお話かと思いましたが、違いました。
人間と動物に今のように違いがなく、雪や氷にも命があり、魂があった頃のお話とのこと。
「一つの命、一つの心、一つのたましい。私たちは同じ、一つの生きもの」というセリフが胸を打ちます。
イラストがとても素敵でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
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