さあ、このすてきな赤い絵本をひらいてみて。 つぎのページも、さらに、つぎのページも……。 あなたはふしぎな世界にいることに気づくはず。 そして、頭がこんがらかっていることにも!?
絵を担当したスージー・リーは『なみ』『かげ』(ともに講談社刊)などで、高い評価を得ている人気絵本作家です。この絵本は、本書でデビューした作者ジェシー・クラウスマイヤーと創造力を結集して作り上げたもので、スージーの絵の魅力もおおいに楽しめる楽しい作品に仕上がっています。表現されているのは、絵本の持つ力。 幼い読者が楽しめるだけでなく、想像力をも刺激される、知的なエッセンスにあふれています。子どもたちは、大人に読んでもらいながら、頭の中がこんがらかっていくのを楽しむでしょう。 そしていっしょに読む大人も、なんどもなんども読み返したくなる絵本です。 ページがセンターに向かってどんどん小さくなっていくのが、おはなしの内容とあいまって、立体的な表現となり、文字通り絵本を“体験”していることを実感できます。
一風変わった仕掛け絵本です。
本を開くと、赤い絵本があり、開くと緑の本があり・・・と次々と本が現れるストーリー。
開けた本の主人公が本を読んでいて、次々主人公が登場します。
赤:てんとうむし、緑:かえる、橙:うさぎ、黄:くま、青:大男!?
最後はにじいろの本です。
そして後半は、逆順で本を閉じていくのですね。
本の大きさや色が絶妙で、アートな作品です。
小学校のおはなし会で読みました。
中盤の本の絵は本当に小さいので、おはなし会では少し無理がありましたが、
仕掛けの楽しさを体感してもらうことに主眼を置きました。
子どもたちは、やはり仕掛けの面白さに惹かれていました。
ラストは、「さあ、つぎは・・・ どの えほんを ひらく?」とあるので、
読書週間などにも使えると思います。 (レイラさん 40代・ママ 男の子19歳、男の子17歳)
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