新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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話題
かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!

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すみぃ

ママ・30代・東京都、女6歳

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すみぃさんの声

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よいと思わない これって狙い通りなの?  投稿日:2002/04/26
にじいろのさかな
にじいろのさかな 作・絵: マーカス・フィスター
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 講談社
まず絵本の「絵」としては申し分ないでしょう。すごくきれいだし。
「キラキラ」大好きですよ、うちの娘も。 絵だけなら★5つって感じ。
んで、内容ですが…。 何か作者のいい教訓絵本を作ろうみたいな意図が見え見えというんでしょうか。 だいたい無理がありますよ、教訓めいた絵本のストーリーって。
非常に傲慢な性格ですよね、このにじうおくん。 表面上の美しさを美徳と思っているタイプ。 でも彼は大切なのは中身の美しさだってことに気づいたのでしたと言いたいらしい。
きれいなうろこなんか一つあればじゅうぶんさ、それよりももっと大事なものを君は手に入れることができたんだから!ってなもんですな。 気に入らない…。
うろこくれたら急に友達になってくれるような友達ってうろこより大事でしょうか?
それに、他のさかながしつこい! いやだって言ってんだからやめなさいって。人のいやがることは言わない、しないっていううちの教育方針どうしてくれんの!
まあ、にじうおくんはすごくしあわせな気分になったらしいし、とにもかくにも性格悪いのはなおったわけだからよろしいんでしょうが。
それに「いじめ」の匂いがプンプンする。 まあにじうおくん自身をかなり嫌な奴に設定してあるからまだいいけど、仲間はずれにならないためには金品差し出す…的なものを感じるというか。
こういうストーリーにしかできなかったのかなあ…。 絵がきれいなだけにもったいない気がする。 うん、絶対もったいない!
んで、お約束。 娘に聞きました。 くれって言われてあなたならどうする♪ 当然の答え、「あげるのヤダ…」。 「でもこんな意地悪な言い方はしないよ、ごめんね、ちょっとダメなのって言うよ」。 言い方はソフトでも結局あげないんじゃんみたいな。
そこで、じゃあくれなきゃ遊んであげないよって言われたらどうする?って聞けます?
おいつめてどーすんだって話でしょう。 現実ならそんな子と遊ばなくていいよってことになるでしょう。 言い方の問題じゃないと思う。 あげないことがいけない子みたいになって、しつこくしたり、仲間はずれにした他の子はじゃあどうなの?
結論からいうと、露骨に教訓めいたことを伝えようとする絵本はあまり好きになれない。そういうことって絵本の力なんか借りずに実体験の中で親が教えていけばいいんですよ。
もっと違うことを絵本に求めているすみぃなのでした。
ただ、さすがによく見てるなあ、見てるところが違うなあと思ったんですが、彼女いわく、でもこのにじうおくん、ひれにもキラキラがあるよって言ったんですね。 気がついてい
ました? そうなんです。 そしてひれのキラキラだけは誰にも奪うことができないんです。にじうおくんは、例えキラキラのうろこが他の子と同じ1枚になっても、やっぱり特別なにじいろのさかなくんだったのです。まだストーリーに救いがありましたね。 もしも作者がここを意図してればの話ですが。
これって狙い通りなの?
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なかなかよいと思う わが子は将来、絵本作家?  投稿日:2002/04/26
3びきのくま[新版]
3びきのくま[新版] 作・絵: ポール・ガルドン
訳: ただひろみ

出版社: ほるぷ出版
読み手が工夫すると盛り上がりますよ。
小さいくまと中くらいのくまと大きいくまが出てきます。小さいくまのところでは字が小さくなって、大きいくまのところでは字が大きくなっているから、小さい声出したり、大きい声出したりしながら読んであげると喜ぶんですよね。んで、登場人物の表情がいいんですよね。 くまなんか人間みたい。
でも、何と言ってもキャンディちゃんでしょう。 この子がまた何ともいえずすんごい悪〜い顔してるんですよ。 わが娘も最初のうちは、すきがあればキャンディの顔をパシッとやっってやりたいわっていう形相で思いっきり戦闘体制に入ってました。
キャンディは人?(くま)のいえに勝手に上がり込んで、とにかくやりたい放題するんです。なんの躊躇もなく、です。
最後は3びきのくまたちに見つかって、すたこらさっさのさ〜♪ってしちゃいました。
おしまい。 …? え? なに? これで終わりなの?って思う方もいるかも。 でもこれがいい!
徹底的に悪い子だから最後はやっぱりこうなりましたよってことが一切書かれていない。くまもピュアな心の持ち主のまま。 報復手段にもでないし。 ほっとしますね、こういう本。
要はこどもが自分で考えるという絵本だと思っています。
こんな悪い子はほうら、こんな目に会いましたよ、だからやらないのよっていうのがない。子どもは読んでもらいながらキャンディのしてることがいけないことって理解している
から、最後にキャンディがどうなったかが書いてなくても、そこの部分、つまり結末を自由に想像することができると思うんです。
それって大事なことだと思いませんか? 自分で考える。 想像力を大切にできる。
キャンディを生かすも殺すもその子次第! しかも年齢によってとかで結末が変化したりする子もいるんじゃないかな。
そんなところで意外に我が子の成長を実感できたりしたら親としては面白いかも。我が家の娘はその日のコンディションで結末がころころ変わりましたから楽しめました。
神様から罰を受ける日もあれば(これが今までで一番多く、しかも受ける罰が色々出てきて結構笑える)、引き返してくまにごめんなさいっていう日もある。 あーなるほどなって
思います。 お子さんと一緒にオリジナルの結末を作るのも楽しいかも。
意外にクリエイティブな結末を思い付いて脱帽なんてことも。我が子は将来は絵本作家?
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自信を持っておすすめしたい 子どもの科学の第一歩  投稿日:2002/04/26
うんちしたのはだれよ!
うんちしたのはだれよ! 作: ヴェルナー・ホルツヴァルト
絵: ヴォルフ・エールブルッフ
訳: 関口 裕昭

出版社: 偕成社
いきなりうんちはないんじゃない? お下品ねえなんて思わないでください。
こどもにとって自分(つまり人間)以外の生き物のうんちを知ることって科学の第一歩と私は考えています。
んで、とにかく一度読んでみて! 面白いから! 訳が良くできてるんだろうけど、テンポもよくてすごく楽しめる。
このテーマでこれだけのストーリー考えつくか?って感心しちゃう。
お話は楽しいし、子どもは大喜びするし、しかも科学のお勉強もできちゃう。 もう一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなる絵本です。
主人公がもぐらなんですけど、これはかなり計算されているなあと感じますね。もぐらを見る機会ってまずないですよね、大きさとかがわかりづらい動物の一つでしょう。この本読めば、あーこんなに小さい動物なんだなって子どももわかる。
とにかく全てのページに科学が満載! 動物のうんちの形状のみならず、色んなこと(例えば動物の大きさのバランスとか)を学べる絵本です。
チョーおすすめ。
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自信を持っておすすめしたい 出た!巨匠  投稿日:2002/02/22
こんとあき
こんとあき 作: 林 明子
出版社: 福音館書店
林明子はいいですね。 その中でも傑作ですね。 もう親子で大好き!
まず絵。 ソフトタッチの色使いと登場人物のかわいさは抜群! お話も夢がありアイデアもいい!おばあちゃんちに二人で行くってすごい冒険だし、途中で「どきどき、はらはら」することもあるけど、最後には、こんはおばあちゃんのお陰で元通り「ふわふわ」のきつねに戻ります。 「私もこん欲しい」がうちの娘の口癖でした。 こんとあきは兄弟や親友を超える仲です。 こんはあきを守るためにいるんです。 「だいじょうぶ」が口癖のけなげなきつねくん。
子供の大好きな「どきどき」や「ふわふわ」満載ですヨ。 超おすすめ。
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自信を持っておすすめしたい こんなパンあったら・・・  投稿日:2002/02/22
からすのパンやさん
からすのパンやさん 作: かこ さとし
出版社: 偕成社
これ面白いです。 かこさん結構我が家では人気者。 その中でも一番人気です。
パンって子供の大好きな食べ物ですよね。 こんなパンあったらいいな、あんなパンあったらいいなって思いませんでした? 読んでるだけでおいしそうなんですよ。 からすの家族が考えたパンが見開き2ページにぎっしり描かれていてうちの娘はうわあーって夢中で見てました。 夢があります。 面白い絵本です。登場するからすもユーモラスでかわいい。 固定概念に全くとらわれていないんですよ。 まあ絵本ですから、それが基本でしょうが…。 白いからすはおもちちゃんという名前です。 ね?面白そうでしょ?
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい ギャップがいいのよ  投稿日:2002/02/22
すてきな三にんぐみ
すてきな三にんぐみ 作: トミー・アンゲラー
訳: 今江 祥智

出版社: 偕成社
絵本なのに黒い表紙。 中も1ページを除いて暗い色使い。 ほとんど黒。これって絵本らしくない。 これが一つ目のギャップ。 主役は悪者三人組なんだけど、結局最後は恵まれない子に愛の手をってことになる。 これって二つめのギャップ。途中1ページだけ「赤」のページがあって、これがまたすごいインパクト。 他の全てのページが黒いだけにすごいギャップ。 これで3つめ。
このギャップがいいのよ。 おすすめ。 娘より私が好き。 でも娘も結構好き。
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自信を持っておすすめしたい 読んでからのお楽しみ  投稿日:2002/02/22
わすれんぼ・ちびくん
わすれんぼ・ちびくん 作: マイク・ギビー
絵: バーバラ・ナッシベム
訳: くどう なおこ

出版社: 小学館
6才になりたての娘が大・大・大好きな一冊です。 まず色彩がきれい。 めちゃ絵本にしとくのがもったいない。 凝ってるんですよ。 マットな感じ。 んで、登場するわんちゃん達がみな個性的でかわいい。 特に主人公のちびくん(名前は伏せます。 この絵本のキーワードなので)がとってもキュート。 お話も子供が好きな繰り返し戦法。 名前を忘れたちびくんが友達にかたっぱしから自分の名前を聞いて回るんだけど、その都度いろんなキーワードを教えてくれるものの、名前だけは思い出せないって言われちゃう。 今度こそ、今度こそって読んでる方も思うわけですよ。 やおやのゲームみたいにどんどんキーワードが増えていく…。 読んでるうちに名前何だろうってずっと考えちゃう。 そしてついに! さらに隠れキャラが一匹! これは読んでからのお楽しみ。 一度読んでみて。
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なかなかよいと思う 「ウォーリーをさがせ」って楽しいですよね  投稿日:2002/02/22
とこちゃんはどこ
とこちゃんはどこ 作: 松岡 享子
絵: 加古 里子

出版社: 福音館書店
この絵本、私たち姉妹&弟は大変お世話になりました。いわゆるとこちゃんてすぐどっか行っちゃう困ったちゃんなんですよ。 んで、人込みに紛れてるとこちゃんを探すっていう絵本です。 まさに「ウォーリーをさがせ」の幼児版!自分が小さい頃好きだった絵本て、わりかし子供に与えやすいですよね。 うちの娘も4才くらいまでハマってました。 今はウォーリーの方が好きですけど。 これは結構おすすめ。
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なかなかよいと思う 結構恐いんだけど  投稿日:2002/02/22
三びきのやぎのがらがらどん
三びきのやぎのがらがらどん 作: (ノルウェーの昔話)
絵: マーシャ・ブラウン
訳: 瀬田 貞二

出版社: 福音館書店
これ、結構恐いお話。 最後には怪物のトロルをやっつけてめでたし、めでたしなんだけど…。 トロルをやっつけるところの描写なんか、けっこうリアルですよ。 ただ、いろんな出版社から出てるから、和訳をよく吟味してから選んであげてもよかったかな。 我が家は福音館のにしたんですけどね。 でも、うちの娘大好きなんですよ。 どこが?って聞いてもわかんないの答え。 自分から積極的に読んでます。 民話って日本のもそうですけど、難解なもの多いですよね。 でも子供の心つかんじゃってる…。 まさに大人と子どもの感じ方の違いってやつですか?
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なかなかよいと思う 読み手の工夫で・・・  投稿日:2002/02/22
ぶたぶたくんのおかいもの
ぶたぶたくんのおかいもの 作・絵: 土方 久功
出版社: 福音館書店
この絵本も私は大変お世話になりました。自分が楽しかった絵本ということでとりあえず与えたところ、ハマる。ハマる。 絵はそんなにかわいいって感じではないんですが、多彩な登場人物。 ゆっくりおばあさんや早口お姉さんなど…。読み手が工夫してあげたら、とっても楽しい絵本です。
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