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環境問題を易しく解いている
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投稿日:2005/07/22 |
モリゾーじいさんはキッコロに森の精の話を聞かせます。
耳を澄ましていれば森の声が聞こえてくるよ、と。
キッコロは森の声が聞きたくて森の奥へと入って行ってしまいます。
森に呼びかけても森は答えてくれません。
そうして森を彷徨っているうちにキッコロは森に迷ってしまいます。
そのときです! どこからか、囁くような声が聞こえてきました。
「耳をすましてごらん」
キッコロが耳を澄ますと、川の流れる音が聞こえてきました。
川の流れに沿って歩いていくと瀧に辿り着きました。
「今度はどちらに進めばいいんだろう?」 …すると、
「よぉく見てごらん」
キッコロが足元を見ると、アリが行列を作っていました。
キッコロはアリの行列を辿っていくことにしました。
すると、くだもの畑に辿り着きました。
その果物の甘くて美味しいこと!
キッコロはすっかり元気になりました。
ところが、くだもの畑を抜けると、
周りは霧に覆われていました。
一寸先も見えません。
キッコロが途方にくれていると、
「じっと、動かないで」
じっとしていると風が吹いてきました。
風で霧が追い払われると、目の前は危険な崖だったのです!
おや、崖の向こうから懐かしい声が聞こえてきました。
「おおい、キッコロはどこじゃあ?」
「モリゾーじいさん!」
キッコロは、モリゾーじいさんの腕に飛び込みました。
森が助けてくれた話をすると、じいさんは
森はみんなを守ってくれていること、でも森の声は小さいから
よく耳を澄まさないといけないことを教えてくれたのでした。
環境問題を分かりやすく解いているように思う。
「木を伐採し過ぎると自然のバランスが崩れて
人間は大変な事態に陥る」ということ。
幼児から幼稚園・保育園児向け…?
…という感じがしました。
この評価を書いているのは2005年。
愛・地球博(万博)が開催されています。
余談ですが「モリゾーとキッコロ」が折り紙で
折れるって知ってますぅ?
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意地悪なますだくんを怪獣で上手く表現!
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投稿日:2005/07/21 |
「こっから出たらぶつからな」と机に境界線を引いたり、
大したことでもないのに、いちいち先生に告げ口したり。
いたかも、いたかも。こういう意地悪で嫌な男の子!
最初、ますだくんが怪獣で描かれていることに「?」と思ったけど
読み進めていくと、「ううむ、うまく表現したなあ」と苦笑。
ますだくんに お気に入りの鉛筆を折られて、ますだくんが憎い気持ち、
それで思わず消しゴムを投げつけちゃったから怒ってるだろうな…、
学校に行きたくないな、という気持ちが上手く表現されています。
この絵本の主人公の名前は「みほちゃん」。
この絵本の 作者 の名前も「美穂」さん。
もしかして…このストーリーは、作者の体験談!?
挿し絵が、漫画のように四角い枠に描かれていて、中には
1ページに3コマ描かれているページもあるので
読み聞かせだと、挿し絵が見にくい上に、今どこを読んでいるのか
ひとつひとつ指で指し示さないと分かりにくいかな。
1992年度 課題図書
第15回「日本の絵本賞」絵本にっぽん賞受賞
第23回 講談社出版文化賞 絵本賞受賞
第 2 回 けんぶち絵本の里大賞 びばからす賞受賞
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保育歴30年の作者の実話
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投稿日:2005/07/20 |
作者の柴田愛子さんは保育歴30年というベテラン。
このお話は 実際に柴田さんが体験された、印象深い出来事なのだそうだ。
舞台は 子供達の毎日の遊び場である「あそび島」。
ある日、「がく」は「しゅんたろう」に絶交を言い渡す。
絶交されてからの しゅんたろうは日に日に元気がなくなっていくが、
前言撤回したくない がくは、絶交を解かない。
あそび島の先生の「あいこ」が しゅんたろうに絶交の理由を聞く。
しゅんたろうは「分からない…」
がくは「ずっと前のかくれんぼの時、鬼だったのに
俺のこと見つけに来ないで、お弁当を食べてたじゃないか!」と叫ぶ。
みんなも口々にしゅんたろうへの不満を言う。
「しゅんたろうは自分勝手に遊びを変えたりする」とか
「一番じゃないと怒る」とか。
そして、あいこ先生の仲介で2人は仲直りする。
お弁当の時間。
「お弁当が終わったらハンモック乗ろうぜ」と誰かが言うと、
しゅんたろうは すかさず「おれ、一番!」
それが嫌われていた理由の1つなのに、今回はなんだか可笑しかった。
そして、それに気付いたしゅんたろうも「へへへ…ごめん」と
照れ笑い。
誰にでも、子供の頃の喧嘩の思い出ってあると思いますが、
喧嘩して言いたいことを言い合ったほうが、
遠慮して言わずにいるよりも、ずっとずっと仲良くなれた気がします。
大人になった今では、そんなわけにはいきませんけどね。。
大人は自分の子供に起こり得るトラブルを
前もって回避したいと思ってしまいがちですが
そこは敢えて避けて通らず、子供自身にケンカであっても体験させたほうが
長い目で見たらプラスになるんですよね。
親の私のほうが、いろいろと考えさせられた絵本であったような気がします。
人の細やかな感情が描かれているので、小学生向きでしょうか。
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三輪車がバスに変身♪
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投稿日:2005/07/20 |
うららちゃんが三輪車に乗って、バスの運転手になりきっています。
最初、うららちゃんがキコキコ三輪車をこいでいる時は
「止まりまーす。のりませんか。」と言っても、
動物たちは様子を見ているだけで乗ってこないどころか
逃げて行ってしまいます。
うららちゃんが 公園に着いて、
今度は三輪車のタイヤの1つをハンドルに見立てて
バスの運転手さんになると、不思議と動物達が寄ってきます。
動物たちは、三輪車が動く様子が怖くて寄って来なかったのかな?
うららちゃんの 長閑な遊びに、
読んでいるほうも長閑で穏やかな気持ちになります。
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知ってる歌がたくさん出てくるよ〜!
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投稿日:2005/07/20 |
この、うららちゃんの「〜にのって」シリーズはテレビ絵本で見て
次女が「これ3さつとも、大好きなんだ〜!」と教えてくれ、
親である私も気に入ったシリーズです。
うららちゃんが「かえるのうた」を歌うとかえるが現れたり、
「ちょうちょ」を歌うと、ちょうちょが現れます。
知っている歌がたくさん出てくるので、
このお話を聞きながら、2歳の三女が一番楽しそうに見えました。
おなじみの歌がいっぱい出てくるので、
シリーズ3冊の中でも、この「ボートにのって」が
一番、対象年齢が幅広いのではないかしら?
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うららちゃんの楽しい世界
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投稿日:2005/07/20 |
テレビ絵本で放送されているのを見て、次女が
「あ、これ幼稚園で読んでもらったことある!大好きなんだ〜♪」
という言葉にそそられて、図書館で借りてきました。
うららちゃんは電車に乗って、
おばあちゃんの家へ一人で出かけます。
ガタゴトー、ガタゴトー
「つぎは わにだー わにだー」のアナウンス。
次の駅で乗ってきたのは ⇒ ワニでした。
「つぎは くまだー くまだー」
「つぎは ぞうだー ぞうだー」
電車はだんだん混んできますが、
ゾウさんがウサギさんを膝に乗せてあげたり
皆ゆずりあって、ほのぼのとしています。
「つぎは ここだー ここだー」
眠ってしまった うららちゃんをゾウさんが起こしてくれたり
ウトウト眠っている間に切符を落としてしまったうららちゃんに
切符を拾って渡してくれる動物がいたり、
心温まる、楽しい世界がとっても素敵です☆
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民話の素朴さが新鮮!
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投稿日:2005/07/20 |
むかーし、むかしのことでした。
ある日、おじいさんが畑のキュウリの様子を見に行くと
畑がめちゃくちゃに荒らされていました。
あたりを調べても誰の仕業か分かりません。
その夜、おじいさんが眠りにつこうとすると、
そこからかガヤガヤと話し声が聞こえてきました。
声のするほうに見に行ってみると、なんと、
畑のあちこちで、かっぱ達がすもうをとっています。
おじいさんは木陰から覗いているうちに
面白くなり、ついには大声で応援してしまい、
かっぱ達に すもうをとろうと誘われます。
おじいさんは謝って 相撲から逃れようとしますが
かっぱ達は聞き入れてくれません。
仕方なく、相撲の取り組みをすると
おじいさんは、いとも簡単に負けてしまいます。
その時、おじいさんは ふと思い出すのでした。
かっぱは 頭のお皿が乾くと力が抜けてしまうという話。
一か八か、おじいさんは試してみることに。
「かっぱさん、かっぱさん。
相撲をとる時には、まず おじぎをするのを知らないか」
かっぱが頭を下げたとたん、お皿の水がじゃぼじゃぼ…。
おじいさんの聞いた話は本当だったらしく、
この相撲大会は、おじいさんの大勝利に終わるのでした。
かっぱ達は おじいさんにご馳走をふるまい、
その後は村の畑を荒らすことはなくなったということです。
民話もまた、素朴な味があっていいものですよね。
かっぱの話が もの珍しい お子さんもいるかもしれないですね。
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アイデンティティーの確立に
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投稿日:2005/07/20 |
さっちゃんとなっちゃんは正反対の性格。
でも、どちらの子もとっても素敵☆
そう思えるニュートラルな心でいたいですね!
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読み手まで一緒になって「何だったかな」
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投稿日:2005/07/20 |
タイトルの「なんだったかな」の通り、内容は本当そのまんまで
自分が 動物園で初めて見た素敵な動物がなんだったか、
一生懸命思い出すストーリー。
どうしても思い出せなくて目をつぶると、その暗闇の中に
ある黒い動物が…。
インパクトのある原色の色使いが素敵☆
読み手まで、姿の見えない主人公と一緒になって「何の動物だろうな?」と考えて楽しい。
シンプルなので、幼児から小学校低学年まで幅広く楽しめそう。
読み聞かせにも使えそう。
今江祥智さんのあとがきに次のように書かれている。
この絵本が初めてお目見えしたのは’67年のことで、
何と35年も前のことになる。
「カラー・ブック」と銘打ち、12人の作家と画家が
それぞれの“色”を受け持って物語を考え絵をつける
という企画だった。
組む作家は、はなから長さんにお願いするつもりで
色も好きなブルーやホワイトをと思っていると、
お前さんは一番若輩だから残ったものでやるんだよ、
と先輩達に言われ、オシマイに残った“黒”になった。
−あのときはもう、目の前が真っ黒になってしまって…
と長さん 呟かれたが、そこを逆手に取った発想が
かえってユニークな物語を生み出す力になった気がする。(中略)
その後 絶版になったのだが、20年ばかりして理論社から
1冊本として出版された。前のままで充分 新鮮だったが、
長さんは絵を全部新しく描いて下さった。(後略)
この あとがきに、長 新太さんの仕事の姿勢というか、生き方が表れているよう。
この評価を書く2週間前の、2005年7月1日。長 新太さんの告別式が執り行われた。
この絵本の作者である今江祥智さんは弔辞を読まれた1人だったとか。
長 新太さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。m(_ _”)m
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またココにも、バムケロの謎?
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投稿日:2005/07/20 |
月曜日の朝、朝食中に山のような小包が届いた。
中身は なんと! 組み立て式飛行機!!(すごすぎっ!)
1週間後におじいちゃんの80歳のお誕生日を控えて
それを組み立てて 乗っておいで、というのだ。土曜日の夜遅くにやっと完成!
バムは、ケロちゃんと ちっこい犬(名前、なんだっけ?)と一緒に
おじいちゃんの家に向かうのだけど、おじいちゃんの手紙を事前に読んでいなかったバムは
道中、「たまねぎ山脈」で涙が止まらなくなったり、
本当は通っちゃいけない「りんご山」の洞穴を通ってしまい、
たくさんの虫がうじゃうじゃいて驚いたりしてしまう。。
でも、なんとか無事におじいちゃんの家に着いて、
楽しくおじいちゃんのバースデー☆パーティーをする話。
島田ゆかさんの作品なので、言うまでもなく細部まで凝っている!
組み立て中のシーンでは、ハンドルらしき物を取り出そうと
力いっぱい引っ張ったケロちゃんが勢いあまって後ろにすっ飛んでしまい、
バムの塗っていた接着剤にくっついちゃったり。
ほかにも、バムがスプレーを噴いている間に、ケロちゃんが
こっそりモグラくんの背中に落書きをしているのだけど、
何故か そのモグラくんは一番最後のページのテーブルの下に座って
こっちを見ている。いつの間に、おじいちゃん宅に行ったのだろう?
うちの娘たちが気に入っているのは、りんご山の洞穴の中に
うじゃうじゃいる虫たちの幾つかが0〜9の数字になっているところ。
子供と一緒に0から順番に数字を探していくと絵探しのようで楽しい♪
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