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さすが林明子さんです
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投稿日:2010/11/02 |
林明子さんは、小さな女の子の心情がどうしてこうもよくわかるのか!!というくらい、いじらしくてかわいらしい女の子をいろんな絵本で描かれていますよね。
この本(絵本というよりは幼年童話ですね)のなほちゃんも、その一人ですね。
大きな子ども達(おそらく小学校中〜高学年かな)に混じって、一人だけちびっこなのにキャンプに参加したなほちゃん。
なほちゃんの頑張りもほんとにいじらしいけれど、周りの大きな子たちも、口ではちょっといじわるを言いながらも小さななほちゃんを気にかけている様子がまたいいですよね。
キャンプ、しかも親きょうだいと離れて、一人だけで参加する初めてのキャンプ。
わくわくするけど、でも心細い。
そんななほちゃんの心の動きが手に取るようにわかります。
我が息子も、今年の夏、初めてのお泊り保育でキャンプしてきました。
なほちゃんと違って、幼稚園で一緒のお友達ばかりの中ではあるけれど、それでも自然の中で一晩、親とはなれて過ごす一日は、彼にとってかけがえのない一日になったようです。
そんな自分の体験と重ね合わせたのか、女の子が主人公の本ではあるけれど、息子もとても面白く読んでいました。
キャンプに行く前、行った後に読むとまた一段と楽しめると思います。
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お父さんがんばれ♪
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投稿日:2010/11/01 |
おばけの4人家族と、ひょんなことから出会ったトラック運転手のよねこさん(女性だけど、力持ちでカッコいい!)との夏休み。
おばけのお父さん、おばけなのにちょっと情けない・・・
なにをやらせても、よねこさんのほうが上手なんですよね。
南の島のバカンス、アウトドア、、、本来ならここぞパパの出番!のはずなんですけどね・・・(笑)
このへんは、普通の(人間の)お父さんにもありそうな感じで面白いですね。
でも最後は。さすがおばけのお父さん!
かっこいいところを見せてくれますよ♪
楽しくてかわいらしいお化けのお話です。
タイトルどおり、夏休みに読むのがお勧めです。
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相変わらずのおばけたち
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投稿日:2010/11/01 |
同じ作者の「おばけのなつやすみ」に続くお話です。
楽しい夏休みを過ごしたお化け一家だったのですが、どうやらパパとママが帰り道にケンカした??
おばけの子ども達はそれに反発して家出!!
同じく親に反発して家出してきたなっちゃんと出会い意気投合・・・。
おばけに意気投合して自分の家出を中断し(笑)、お化けたちをかくまおうとするなっちゃんが可愛いです。
お化けの子ども達も、なっちゃんのために一肌脱ごうと頑張るのですが、、、おばけといえども、こどもだから気が弱いんですよね〜。
なんともかわいらしいおばけちゃんです。
ラストは、おばけのパパ、ママも合流しての大活躍!
活躍の仕方は、、、前作と似てますね♪
児童書ですが文章はそれほど長くないので、低学年くらいの子にお勧めです。
夏休みに読むと、気分が出そうですね。
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2つの世界が絶妙にリンクしてます
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投稿日:2010/11/01 |
立ち読み企画で読ませていただきました。
安野光雅さんの本はどれも好きなので、期待してみてみました。
光と影のそれぞれの世界。
それを、左右のページに別々のストーリーが展開するという手法で表されています。
普通は、「光と影」というと、光の方が明るくて素晴らしいように思われますよね。
でもこの本では違うんです・・・。
光の方は「マッチ売りの少女」をモチーフにしたお話。
影の方は、世界中から影だけが集まる不思議な国のお話。
登場人物が、知らない間に絶妙にリンクしていきます。
私はストーリーも絵もとても素敵で気に入りました。
が、6歳の息子には、まだわかりづらかったようですね。
自分の知っている「マッチ売りの少女」のお話との違いにとまどっていました。
子ども向けというよりは、やはり大人が楽しめる絵本かなと思います。
光のページ、いつもながらの安野さんの絵も楽しめますし、影のページの切り絵はほんとうに繊細で素敵です。
手にとってじっくり楽しみたい絵本です。
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男の子を持つママにぜひ。
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投稿日:2010/11/01 |
この本は、、、息子を持つ母ならば、みんな思い当たることばかりですよね!
うちの息子もこのとおりですもの。
いたずらばっかりして叱られて。
休みの日に限って早起きして「ママおなかすいたー!!」と大騒ぎ。
そして叱ったことに反発して、「ママなんてどっかいっちゃえーー!」なんて言ったりね。
そうそう、この主人公のうさぎくんと同じように、ママと結婚したいって言い出したのは息子が4歳くらいのときだったかな。
ママとは結婚できないのよ、って教えてあげた時の悲しそうな顔。
・・・この本をめくるたびに、うさぎくんが息子と重なります。
結局男の子は、ママが大好きなんですよね!
このうさぎくんはまだ小さいから、出て行ったと思ったらまた帰って来てくれるけど。
男の子はいずれ成長して、ほんとうにママのもとから去っていくんですよね・・・
「さよならお母さん」のページを見て、ちょっとそんな先のことまで考えちゃってほろっと来ちゃいました。
男の子を持つママに、お勧めです。
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数学者の生い立ちとは
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投稿日:2010/10/26 |
フィボナッチ・・・といえば、数学の世界では有名人。
自然の中にも隠れている不思議なフィボナッチ数列。
教科書でも出てきたように記憶しています。
この本は、そのフィボナッチの人となりからその生涯を詳しく追っています。
そうか、この数学者はこういう子どもだったんだ・・・。
数学に小さいころから秀でていたものの、あまりに秀ですぎているために周りには理解されず。
「のうなし」だなんてあまりにひどい呼ばれようです。
この時代ですから、今とは価値観も違うわけですけれどね・・・。
でも、本人は、そんな呼ばれ方をされても全然気にしなかったんですって。その理由とは・・・?
そして彼が見つけたフィボナッチ数列。
「うさぎの夫婦と子どもの増え方」がフィボナッチ数列になる、という例がわかりやすく示されています。
(この問題も有名ですね)
算数好きを自認する6歳の息子、この問題を見てしばらくうなっていましたが、さすがにまだ難しすぎたようです(笑)。
でも、自然の中に存在する「うずまき」がこのフィボナッチ数列から導かれることはわかったようで、数の不思議を実感していました。
最後のページには、絵に隠されたフィボナッチ数を問う問題も載っていて、またページを振り返って探す楽しみもありました。
算数が好きなお子さんにお勧めです。
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繰り返しのストーリーが楽しい
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投稿日:2010/10/25 |
ひとりでのお留守番をまかされたひでくん。
ちょっと大人になって誇らしいような、でも心細いような。
最初のページでは、ひでくん、そんな雰囲気をただよわせています。
そしてひでくん、一人遊びをしようとしりとりを始めるのですが・・・。
りんごが登場するところまでは、まぁ、そんなこともあるかな?と思って読んでいたのですが、その次からは、びっくり!!な展開です。
次々に登場する動物達。
リアルなんだけれど、表情豊かで楽しい雰囲気です。
繰り返しのストーリー、子ども達は大好きですよね。
この本もそのツボをよく心得ていて、次々に繰り返されるしりとりがどんどん雰囲気を盛り上げていきます。
ラストは・・・うまくまとめられています。そうきたか!!
我が家では、6歳の息子、まだせいぜい10分程度の留守番しか経験がありません。
本人も、留守番する!とはいうものの、いざとなるとやっぱり心細いようでやっぱりやめる・・・、なんて。
でもこんな楽しい留守番ができるのならば、甘えん坊の息子でも1時間くらいは楽しく過ごせちゃうかも!?
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充実した内容です
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投稿日:2010/10/25 |
「目で見る」シリーズの1冊です。
図書館で見つけて、最初は科学系の本が好きな息子のために。。と思って開いてみると、あまりにも高度な内容にびっくり。これは息子にはまだ早すぎる・・・。
でもとても面白そうなので自分のために借りてみました。
この本では、「元素」についての知識が幅広く得られます。
まずは、元素が発見されるに至るまでの歴史。
なんと最初は紀元前、古代ギリシャにまでさかのぼるんですね。
そして中世の錬金術を経て、科学の時代へ至るわけです。
学生の頃に習った、元素周期表。(懐かしい・・・)
周期表が19世紀半ばにはもう作られていたとは知りませんでした。
元素はどうやってこの宇宙にうまれたのか。
それぞれの元素の性質、どうやって利用されているのか。
イラスト、写真を豊富に使って、とても楽しく説明されています。
耳馴染みのない元素が、こんなに身近なものに利用されていたり、含まれているなんて!!
巻末には、全111元素についての解説までついています。
学生の頃にこの本を読んでいたら、もっと化学が好きになっていたかも!?
小学校高学年から〜、となっていますが、中学生あるいは高校生くらいでしっかり理解できる内容ではないかと思います。
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専門的だけれど面白い
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投稿日:2010/10/25 |
「目で見る」シリーズの1冊で、「進化」にスポットが当てられています。
進化、といえばやはりダーウィン「種の起源」ですよね。
あるいは、エンドウマメのメンデル。
学校で習った覚えがあるものの、非常に断片的なものに過ぎなかった私の知識が、この本を読むことでようやく系統だって捕らえられたような気がしました。
まずはダーウィンの生涯を追うことで、彼がどうやって進化論をまとめあげるに至ったか。
そして、ダーウィン以後に発見された「遺伝子」について。
現代では、人間の手によって遺伝子操作がなされるまでにいたっていますよね。
それでもまだ、「進化」には謎がたくさん残っているんだそうです。
後半部分では、生命の歴史をたどることで、地球上の生物の進化の過程をおさらいできます。
こういう生命の歴史があって、さまざまな進化があって、今ここにこうして「私」がいる、、、なんて不思議なんでしょう。
このシリーズはとても面白く興味深いのですが、内容が高度で専門的、文章も難しいので、科学好きな小学校高学年以上、あるいは中学・高校生くらいがちょうどいいのではないかなと思います。
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暖かい気持ちになれました
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投稿日:2010/10/25 |
ある動物園でのとある一日を、4者の視点から描いたお話です。
小学生のまぁちゃん。
まぁちゃんのお母さん(とお父さん)。
同じ日に動物園に来ていた、おじいさんとおばあさん。
そして、カバの飼育員の井上くん。
この4組の人々が、ちょっとずつつながりを持ちつつ、お話が進んでいきます。
それぞれみんな、思うところがあって動物園に来ているのです。
でも、もちろん、すれ違うだけの他人には、その人が内心何を思っているのか、何を悩んでいるのかなんてわかりませんよね。
でも、そんな他人でも、ほんのちょっとした言葉の往復で、気持ちのとげとげした部分が和らぐことってあるんですよね。
この本では、「カバ」が重要なキーポイントになっています。
ホンモノのカバ、そして、「ヒポポタマス」(カバを英語でこういいます)という言葉も。
読み終わったときには、気持ちが暖かくなるお話でした。
そして、私も動物園にカバを見に行きたくなりました。
文章自体はわかりやすい言葉で書かれていますし、漢字も比較的少ないのですが、章によって語り手が変わっていくことで4者の気持ちを描きわける構成になっているので、読書力がしっかりついていないとお話がすんなり入ってこないかもしれません。
小学校中学年〜くらいのお子さんにいいのではないでしょうか。
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