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戦い好きの男の子必読?!
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投稿日:2017/01/18 |
まさか、こんなものたちが武器になるなんてっ!!!
小二の息子は、とにかく仮面ライダーやらスターウォーズやら、戦いものが大好き。
強いヒーローに憧れ、悪を憎む、典型的な男の子。
その彼の戦いの美学をぶっ壊した本書ですが、でも、三つ下の妹と共に大ウケでした。
表紙の雰囲気から、『うんちっち』的な感じを想像して読み進めていくと、またそれとは違う趣向。
とにかくこのテのお話、子どもには大ウケ間違いなしの鉄板ネタです。
ここは大人もいっしょに無邪気にゲラゲラお腹を抱えて笑うのに越したことはありませんよね。
そういう瞬間が読み聞かせの醍醐味だと思います。
そういう瞬間の積み重ねが、子どもたちが大きくなったとき、『母に読み聞かせをしてもらった時間は幸せだったなぁ』と素敵な記憶として残り、人生を彩っていくのだと思います。
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だいじょうぶだよ
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投稿日:2016/12/01 |
絵本というのは、そのときどきの自分の気持ちが投影されていると感じることがあります。
これはまさにそう感じる一冊。
息子がこの本を読み終えて一番に言った言葉は「ネズミさんもいっしょに行ったらいいやん。」でした。ほんと、そうできたらいいのにね。
息子と娘も、このネズミさんのように、心もしっかり成長しますように。自分のことより、人の幸せを考えられる大人になりますように。心からそう願わずにはいられません。
私も、子どもがそっと手を離すそのときまで、このゾウさんのように、一番近くで見守っていけたらなと思います。そのときまで、このゾウさんとネズミさんのように、いつもわらってたのしいときをすごせたら、とても幸せです。
それ思うと同時に、ゾウさんは、ネズミさんに迷惑を掛ける前に、ゾウの国へ行きたかったのかなとも思いました。
今の世の中、医学が進歩し、人間の寿命が飛躍的に伸びています。でも、目も悪くなり、痴呆もはいってしまって、日々を楽しめないまま、施設で暮らしている義祖母を見ていると、また、その義祖母の介護をしている義母を見ていると、あまり幸せだとは思えません。いたずらに生を伸ばすことが、本当の幸せだとは言えない。
読み終えた後、ただ単純に感動したとは言えない複雑な心境でした。
でも、ところどころで、ゾウさんとネズミさんを見ていた黄色いトリさんが、ネズミさんと何だかお互い恥ずかしそうに出会うラストシーンには、心が温かくなりました。
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音や空気まで感じられる絵本
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投稿日:2016/11/30 |
意志の強そうな、主人公・サンの顔
そびえ立つ山々
吹きすさぶ風―ゴウゴウと音まで聞こえてきそうです
こんなにも3Dさながらに飛び出してくる感覚の絵本はそうありません。
息子の大好きなチェン・ジャンホンさんの新作。
やはり、絵が圧巻です。
その臨場感だけでなく、母親だけはいつも子どものことを信じて見守ってやらねばならないというメッセージ性もあり、子どもの誕生と引き換えに苦労を背負うけれど、最後はその子どもに救われるという、いにしえからの親子の原理のようなものを象徴しているようでもあります。
本に関心がないというお子さまがいらしたら、まず、この本を勧めてあげて下さい。
きっとサンのように世界が大きく変わります。
絵本というカテゴリーを打ち砕く力強さがあります。
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ありそうでなかなかない絵本
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投稿日:2016/11/28 |
しょっぱなから扉絵!子ども心をくすぐります。
おもいおもいのカーテンもとても素敵。
引っ越してきたばかりのうさぎさん一家のこうさぎたちが、リンゴを持って、それぞれのお部屋にご挨拶にいきます。
作曲家うさぎ、天文学者うさぎ、魔法使いうさぎ、バレリーナうさぎ、マジシャンうさぎ・・・
こんないろんな住人がいるマンション、こうさぎたちはすぐに好きになったに違いありません。。
ページを何度も何度もいったりきたりしながら楽しみました。
絵だけでも十分楽しめるので、5歳の娘が、読んで読んでと言わずに一人で見入っています。
オーブンから美味しそうなかおり。
魔法のけむり。
ホットケーキの焼けるいいにおい。
いろんなものがふわふわ漂って、夢が膨らみます。
採れたてお野菜のおすそ分け。
読書家うさぎは本の間から何を見つけたの?
探偵うさぎの帽子があんなところに!
マジシャンうさぎのお部屋では、あれれ?
すべてのお部屋で、様々なドラマが繰り広げられます。
うさぎマンションだけれど、ねずみさんやねこさんも住んでいます。
きょうりゅうさんだって住んでいます。
えっ??ゆうれいさんも住んでるの?!
私は一度もマンションに住んだことがないので、こんなマンション憧れずにはいられません。娘も、ご近所のマンションのカーテンの向こうに、空想の世界を膨らませているようです。
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さすが!のひとこと
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投稿日:2016/11/28 |
数々の賞を手にされ、人気のあるクリスホートンさん。今回、初めて手に取りました。ご自身はアイルランド生まれで、世界中を旅され、さまざまな職業を経験されたそうです。そんな彼の絵本だけあって、シンプルな中に奥深い世界がひろがっている気がします。
デザイナー、イラストレーターとしてもご活躍されているだけあって、全編ビビッドなカラーで、シンプルななかにも気が利いていて、お洒落だけれど、全く肩の凝る感じはありません。
ちょっとした仕掛け絵本にもなっていて、小さなお子さんも楽しめます。
動物たちの眠そうな半目の顔のかわいいこと!
おやすみなさい。みんな寝静まった後、ひっそりと起きているのはタンポポの綿毛さんくらい…森に静寂が訪れます。
無駄のない飽きのこないデザインは、どの年代の方でも楽しめると思います。
私はお話にたどり着くまえの絵本の表紙裏や裏表紙裏もいつも楽しみで、いつもわくわく開きます。この絵本も、お空のクマさん親子まで出てきて、最後の最後の裏表紙裏まで期待を裏切りません。
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男の子たちの夢をのせて、つばめこうくうしゅっぱーつ!
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投稿日:2016/11/27 |
エナジードリンクを飲んだつばめ飛行機、しゅっぱーーつ!
すずめこうくうや、はとこうくうに、こうもりこうくう、とびうおこうくうもあり、空の競争は激しそう。
ぎゅーにゅーよーくのブロードウェイの看板も傑作!
虫さんたちの着こなしも愉快。
小さな生き物たちも、人間に負けじと、こうやって毎日せっせと働いているのかな?
子どもだましと思うなかれ。
空の旅が綿密に再現されており、まるで飛行機で旅をした気分が味わえます。
子どもが生まれて以来、何年も飛行機に乗っていない私は、胸がキューンとしました。
この本を読んでから、鳥さんたちが羽ばたくのを見ると、微笑ましくなります。
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絵本の王道
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投稿日:2016/11/27 |
この奇想天外な始まり!これぞまさに絵本の醍醐味だと思います。
また、館長のメリウェザーさんの対応!!ぶっ飛んでます。
いかにもお堅そうなメリウェザーさん。
‘としょかんのきまりには、ライオンがきたときのことなど、なにもかいていないのです’-そりゃそうです。
ライオンさんの脚立に、ライオンさんのソファーがある図書館だなんて、それはそれは素敵です。
登場人物がみんないい人の絵本には、やっぱり救われます!
‘たまには、ちゃんとしたわけがあって、きまりをまもれないことだってあるです。いくらとしょかんのきまりでもね’
こういった臨機応変さ、現代の大人に欠けてしまっている気がします。
最後のページのメリウェザーさんとライオンさんの顔、読んでいるこちらも思わず心から笑顔になります。
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なみださん、これからもよろしくね
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投稿日:2016/06/07 |
7歳の息子は、さすがにもうあまり泣かなくなりました。血が大の苦手で、血が流れたとき以外は、今ではほとんど泣きません。幼稚園のころは、とてもよく泣く子でした。私は、ただ隣にいることしかできないことがよくありました。本人が落ち着くまで、何を言ってもムダのように思っていましたが、このおじいちゃんのような素敵なお話ができれば、息子も私も、もっとなみださんたちと楽しく付き合えただろうなととても勿体ないことをしてしまった気分です。。息子は、今は泣くことはカッコ悪いことだと思っているようです。でも、おたすけなみだをたくさん流せる子になってほしいです。
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ヨーロッパの文化が息づく一冊
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投稿日:2016/06/07 |
主人公のレナは、『のこさずたべてね、ペネロペ』のペネロペを彷彿とさせました。お友達のダフネのお母さんがお見通しの大胆なウソも、子どもならではで微笑ましいです。私は、子どもたちの食べ残しのおかげで、犬のチコじゃないけど、コロコロしたソーセージみたいになってます・・・。
絵からも、フランス特有のシュールさが感じられ、日本にはない雰囲気の絵本に仕上がっています。ウチの子どもたちは、好き嫌いというより、食べるのがめちゃくちゃ遅いので、‘早く食べれるマシーン’を、是非、ピムおじさんに発明してほしいものです!でも、そんな悩みもあっという間に通り過ぎ、今度は食費がかさみ過ぎて困る・・と悩むようになるんでしょうね。そっちの方が切実?!
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私の中で、いろいろなものが構造式のごとく繋がりました!
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投稿日:2015/12/16 |
むかーしむかし、“すいへーりーべ ぼくのふね…”と、訳もわからず必死で覚えた世界…。
むかしの教科書はひたすら記号化されていて、興味を持て!と言われても『ムリ!』という造りでした。
この図鑑が、化学の便覧として配布されていたら、きっと化学への興味の沸き方が全然違ったことでしょう。
私は今ごろ、確実にリケジョになってました(笑)
どのページも『美しい』のは言うまでもなく、読み物としても秀逸です。
通例、写真や絵が美しければ、文章が物足りなかったり、また、その逆であったりなのですが、これは写真も文章も素晴らしく、そのバランスが整っていて、さらに心地いいです。
また、自分の生活と結びつけてこそ、本当の生きた“勉強”だと思います。
小学一年生の息子にも、噛み砕いて説明してやったら、充分理解できたようです。
彼の視野は、間違いなく拡がったと思います。
理系を目指している中高生の諸君にも、ぜひご一読頂きたい。
HやHeやと言われるより、遥かに元素記号というもののイメージが溢れ出します。
きっともっと化学の世界へのめり込めると思います。
私の頭の中で、ずっと白黒映画ばかり見ていたのを、突然3Dに変えられたくらいの衝撃が起こりました!
このように、これまでの概念を打ち砕いてくれる本は大好きです。
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