谷口智則さん最新刊　全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ちょうおもしろい（フレーベル館）

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どくだみ茶

ママ・50代・秋田県、女の子23歳

どくだみ茶さんの声

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風船だいすき　

投稿日：2006/12/30

あかいふうせん
	作: ラモリス絵: いわさきちひろ訳: 岸田衿子出版社: 偕成社

子供が三歳の頃、この本をよく読んでやりました。もともとは私が自分用のコレクションとして買った本でした。でも子供が気に入ったようなので読んでやると、気持ちよさそうに聞き入っていました。たぶんお話の内容はよくわかっていなかったと思いますが、それでもいいんですね。ページをめくるたびに、あかいふうせんがあちらこちらに飛んでいく様子は、絵を見ているだけでワクワクします。最後のページで、いろとりどりたくさんの風船につかまって男の子が空に飛んでいくのを、子供はうらやましそうに見ていました

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魔術師の庭に行ってみたいな　

投稿日：2006/12/26

魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園
	作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ訳: 村上春樹出版社: あすなろ書房

見た目はこわいけれど、どこかユーモラスな魔術師の庭に迷い込んだ犬が、アヒルに変えられてしまうお話です。白と黒だけの絵ですが、葉っぱの一枚一枚、芝生の一本一本まで細かく描かれていてひきこまれてしまいます。最後のページの星空は、特に素敵です。表紙に描かれている楽しそうな庭になら「魔術師がいても行ってみたいね」と子供と話しています。文章も気持ちよく読め、さすが村上春樹さんと思いました。

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ゼリー菓子のような絵本　

投稿日：2006/12/24

ありがとうのえほん
	作・絵: フランソワーズ・セニョーボ訳: なかがわちひろ出版社: 偕成社

表紙を見たとき、あまりのかわいらしさに「ゼリー菓子」のようだと思いました。もし私が１０代の頃に、この本に出会っていたら「かわいい」だけの感想しか持たなかったと思います。でも今は、あたりまえだと思っていたことに感謝できるようになりました。自然が美しいことや、住む家のあること、学校に通えることに素直に「ありがとう」と言えます。この本が５０年も前に描かれたとはちょっと信じられません。全然、色あせていません。本の中に大きな犬がでてきて、女の子のほっぺをなめています。子供はこのページが気にいって「大きないぬがほしい」と言ってます。

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初めて味わうスピード感　

投稿日：2006/12/22

うさこちゃんとじてんしゃ
	作・絵: ディック・ブルーナ訳: まつおかきょうこ出版社: 福音館書店

この絵本の中で一番楽しいのは、ミッフィーちゃんが自転車で坂道を下る場面（想像だけど）。初めて味わうスピード感にドキドキワクワクしてる気持ちが伝わってきます。うちの子供も自転車が大好きです。数年前、はじめて自転車を買いに行ったとき、子供は青い自転車を選びました。「女の子だからピンクにしたら」と言ったら「ミッフィーちゃんのは青いから」と言って同じ色を選びました。そしてミッフィーちゃんの自転車を真似て、補助輪はいらないと言い、何度転んでも飽きずに練習していました。公園や広場で楽しそうに走る姿はミッフィーちゃんとそっくりです。今の私にとって自転車は単なる移動手段の道具にしかすぎないけれど、この本を読むと、子供の時初めて自転車に乗ってうれしかった気持ちが思い出されます。この本は、三輪車から自転車に代る頃に読むと心に残ると思います

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親バカです　

投稿日：2006/12/18

もしもしおでんわ
	文: 松谷みよ子絵: いわさきちひろ出版社: 童心社

数年前、この本をはじめて見たとき、表紙の女の子がうちの子供にそっくりでびっくりしました。ぷっくりしたほっぺ、腰にあてた手のしぐさ、丈夫な足、すべてがそっくりなのです。周りの人に本をみせながら「うちの子に似てるでしょう」と言っても失笑されるばかりでしたが。親バカですね。ちひろさんは子供の普遍的な姿を描いているから、うちの子供だけでなくどの子にも似ているはずです。朝のさわやかな風のような透明感のある絵本です

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子供の暗記力にびっくりします　

投稿日：2006/12/16

寿限無
	作: 齋藤孝絵: 工藤ノリコ出版社: ほるぷ出版

ある日テレビで「園児が寿限無を暗記している」というニュースを見ました。その時私は「エリート幼稚園の頭のいい子が暗記してるんだろうな、うちの子には関係ない話だなー」と思っていました。ところが間もなく、うちの子も寿限無を覚えてきて、スラスラと話すので、びっくりしました。教えてくれた幼稚園の先生に感謝です。私も覚えなくてはと、あわてて本を買ってきました。はじめて寿限無の全文をしりました。声に出して読んでみると、テンポがよくて気持ちよくなってきます。でも暗記はできません。子供ってすごいですね。

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最後まで笑いぱなしです　

投稿日：2006/12/15

そよそよとかぜがふいている
	作・絵: 長新太出版社: 教育画劇

ページをめくるたびに、子供がゲラゲラと声を上げて笑います。私も一緒に笑ってしまいます。大きな手のねこに、いろいろな動物が三角のおにぎりにされてしまうのです。文章はすくないのですが、声に強弱をつけて読むと面白さが増します。ねこが他の動物の顔をにぎるときの「ぎゅー」は力をこめて、にぎられた動物の「なにするのー」は弱々しく読みます。最後は「山」もおにぎりにされてしまうのですが、このページになると子供はまじめな顔になって「山は最初から、三角なんだよー」といいます。けっこうしっかり見ているんだな－と思いました

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「ずっとずっと」の思い　

投稿日：2006/12/13

あなたをずっとずっとあいしてる
	作・絵: 宮西達也出版社: ポプラ社

ほとんどのお母さん達が書いているように、涙なしでは読めません。ストーリーはわかりきっているのに読むたびに泣けてきます。ティラノザウルスは新しい環境でうまく生活できているのだろうか、おかあさんとはその後再会できたのだろうか、などなど
せつない気持ちになります。私が一番好きな場面は、２匹の子供達の寝顔を幸せそうに見つめている、おかあさんの表情です。題名の、「ずっと」をくりかえし、「ずっとずっと」にしているところに、おかあさんの気持ちがすべて表れているように思います。
一方、子供は違う反応です。恐竜が大好きなので「ティラノザウルスは肉食で、尻尾が１０メートルあるんだよー」などと言って、話の内容より単純に恐竜を楽しんでいます。この本のキャラクターのパペットをとても気にいってて、あちこちにかみついて遊んでいます。パパがこのパペットをはめて子供の手や足をかむと、はしゃいで喜びます。

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そんな所にいたのね　

投稿日：2006/12/07

こねこのミヌー
	作・絵: フランソワーズ訳: きしだえりこ出版社: のら書店

私が大好きなフランソワーズの本なので、子供に読んできかせました。女の子が迷子になったミヌーというこねこを、あちらこちらさがしまわるおはなしです。女の子がミヌーの名前をさけぶところでは、子供も一緒になって大きな声で「ミヌー」と叫ぶのでおもしろかったです。ミヌーがなかなか見つからないと、子供の顔もなんとくけわしい感じなのですが、最後のページになると「ここにいるよー」とうれしそうに指差していました。ページをめくるごとに違う職業の大人達がでてくるのもおもしろくて、絵をみながらどんどんお話がふくらんでいきました。

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