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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

『世界一受けたい授業』で紹介!京大の動物博士監修の「答えのない問いに向き合う力」を育てる新感覚の絵本

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やこちん

ママ・50代・兵庫県、女の子20歳

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やこちんさんの声

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自信を持っておすすめしたい 泣いた・・  投稿日:2020/06/15
ある晴れた夏の朝
ある晴れた夏の朝 作: 小手鞠 るい
イラスト: タムラフキコ

出版社: 偕成社
アメリカによる、広島と長崎への原爆投下の是非を
アメリカの高校生が、肯定派と否定派に分かれて討論するという形で
平和というものの姿に迫る・・というとても斬新な形式のお話です。

肯定派、否定派、どちらの意見もなるほどと思わせるものがあります。
でも、このお話の一番の肝は
広島の平和記念公営内にある慰霊碑に書かれた言葉
「安らかに眠ってください 過ちは 繰り返しませぬから」
をどう訳すのか‥ということではないかと思います。

肯定派は「これは日本人が自らの過ちを認め、悔いている」という具合に訳すのですが
日本人の母を持つ、否定派の主人公が、母にレクチャーを受け、別の訳を披露するのです。
私にはこの部分が、とてもとても響き
また、思いやりの言葉である日本語を、とても美しいと思いました。

コロナ禍における
日本人の国民性の説明もできそうな
日本人というものを強く感じさせてくれる、とてもいいお話でした。

大人も子供も読んでほしいです。
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自信を持っておすすめしたい リアルとファンタジー  投稿日:2020/06/08
飛ぶための百歩
飛ぶための百歩 著: ジュゼッペ・フェスタ
訳: 杉本あり

出版社: 岩崎書店
かかわっているボランティアの関係で
中途失明者の知り合いが少なからずいますが
この物語の目の見えない主人公ルーチョの描写がとてもリアルです。

ルーチョの、
自分でできることは自分でしたい(また、できる!!)と思う気持ちが、
好奇心補旺盛にするし、積極的にもなれる原動力で、大事なことで
これはどんな人にも通ずるところだと思います。
ただ、ハンディのために卑屈になる一面もあり
必要以上に自分でやろうとしてみたりっていうのは
まだまだ子供。
そこを上手く頼れるようになったら
もっと楽になれるし、心の窓も開いていくのだと感じます。

ルーチョの登山と、鷲のひなの密漁という
2つのお話が、いい感じで絡み合ってお話は展開します。
ラストの飛ぶ描写は、解き放たれたという表現としては
あまりにも壮大です。

人名がなじみにくい響きのものが多く
読み始めてすぐは「だれだっけ?」となりがちでした(
^-^;
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自信を持っておすすめしたい 美しい  投稿日:2020/06/03
仮名手本忠臣蔵
仮名手本忠臣蔵 作: 橋本 治
絵: 岡田 嘉夫

出版社: ポプラ社
忠臣蔵と聞くと、赤穂浪士のお話があまりにも有名ですが
これは、歌舞伎の忠臣蔵で
浅野内匠頭と吉良上野介の話ではありません。
しかし、47人の浪士たちが、仇討ちのために討ち入りする話です。

先に「義経千本桜」を読んだのですが
この本も、美しい絵と、わかりやすい文で
あっという間にお話の世界に引き込まれます。
(名前が難読なのがご愛敬ですが、ちゃんとルビがあります)
一見わかりにくそうな歌舞伎のお話が
こんなに魅力的なお話だったんですね。

「フーゾク」等の大人表現もちょくちょく出てきますので
大人向け絵本かな・・。

歌舞伎という芸術がここまで続いた理由がわかるような
伝統を感じる、一冊です。
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自信を持っておすすめしたい あの千本桜  投稿日:2020/04/01
義経千本桜
義経千本桜 作: 橋本 治
絵: 岡田 嘉夫

出版社: ポプラ社
美しいです。
表紙も、中のページも、物語の文字の配列も
全て美しいです。

千本桜は、初音ミクの曲というイメージが強くあったのですが
先日テレビで、初音ミクと歌舞伎がコラボしたという番組を見て
急に興味が出ました。
テレビで端折りつつみたその舞台は、
客席でオタ棒なんかも振られていて
ちょっと際物っぽかったのです。
(それはそれで、とても興味深い舞台でしたが・・)

実際の義経千本桜って、どんな話なん?と思った時に
「これは絵本か児童書みたいなのがわかりやすいんじゃないか・・」とあたりを付け
この本を読んでみることにしたました。

現代風になおした直球の表現が随所にされていて
すごくわかりやすいお話です。
歴史上の人物の登場するフィクションでありながら
お話の筋が実によくできていて
昔の人も、想像力たくましく二次創作していたのかなぁなどと
思いをはせました。

平易な文を求めて読みましたが
これは、子供向けではなく、大人向けの絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい かわいい  投稿日:2020/04/01
さいた さいた ゆきのはな
さいた さいた ゆきのはな 作: 鈴木 真実
出版社: 講談社
りすの兄妹のお話です。

寒い冬に、降ってくる雪(結晶)を花に見立てて
兄妹で雪と戯れるという
とてもほのぼのとしたお話です。

白と青が基調となったページが続くのですが
なぜかとてもあたたかく感じるのは
やわらかいタッチの絵だからでしょうか・・。
(大好きな柿本幸造さんの絵を思い出しました)

冬の読み聞かせに是非とも使いたい
さわやかな暖かさを感じる一冊です。
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自信を持っておすすめしたい ことりの気持ち  投稿日:2020/02/17
ことりとねこのものがたり
ことりとねこのものがたり 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: 金の星社
切ないお話です。

友情と、やさしさについてと、死についてと・・。
たくさんのメッセージの詰まったお話だと思います。

主人公のねこの、やさしさと勇気について
スポットが当てられがちだと思うのですが
私は、自分の年のせいか
一度も鳥かごから出たことの無い
そこそこ年行った小鳥のことがとても心に残りました。

人生やってみたことをやって死ねたら
本望かなぁーって。


やり切ったと思ったから
戻るべき場所(鳥かご)に戻ってきたのだし
ペットの小鳥は
いくら広いし自由だと言われても
大自然より、鳥籠の方が快適だったのでしょう。
そこにある幸せにあらためて感謝したのだと思うし。

いいお話です(#^^#)
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自信を持っておすすめしたい ファンタジー&ミステリー  投稿日:2020/02/02
ハンカチの上の花畑
ハンカチの上の花畑 作: 安房 直子
画: 岩淵 慶造

出版社: あかね書房
安房直子さんの上品な文章が好きです。

このお話は、いつもの美しいファンタジーの中に
すこし毒を含んだミステリーチックなものを感じるものでした。

菊酒を作れるふしぎな壺を預かった郵便屋さんが
秘密を守れずに、妻にうちあけ、お酒を商売道具に変えてしまうくだりは
誘惑に勝てない人間の業を感じました。
読み始めの、小人が登場しふわふわした感触が
中盤以降、ミステリーかホラーかサスペンスというふうに変化し
ページを繰る手が止まりませんでした。

しかし・・・
個人的に
菊酒がとてもいい匂いのおいしいお酒という設定が
どうもしっくりきませんでした。
菊って、仏壇のお花っぽくて
匂いもいいにおいというより、独特のものがありますし・・。
菊の花ってところが、よけいにオカルトっぽく感じてしまうのかな・・。
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ふつうだと思う わかりやすいのかわかりにくいのか・・  投稿日:2020/01/20
チコときんいろのつばさ
チコときんいろのつばさ 作・絵: レオ・レオニ
訳: さくま ゆみこ

出版社: あすなろ書房
今、レオレオニブームが私の中に起こっています。

手に取ったわけですが、
読み始めて「あれあれあれ・・」と
いつものちょっとした引っ掛かりが何もなく、
スルスルスルと読めてしまう文体。
表紙をあらためると・・谷川俊太郎さんの訳ではありませんでした。
とっても読みやすくて、
そして・・・正直、あんまり心に残りません。

お話は、幸せの王子の鳥単独バージョンみたいな感じで進むんですが、
金色の羽を渡してしまうところなんか、
なんでこんなに事務的な感じがするんでしょうか。
レオレオニのお話って、ちょっと深くて、
だから、そう多くない文章の中にも含みがいっぱいあってってイメージが
私の中にあったんですが・・。

最後、主人公の鳥が感じた言葉は
取りようによっては、自分を責めているようにも感じられました。
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自信を持っておすすめしたい レッツパーティー!!  投稿日:2020/01/19
きつねのゆうしょくかい
きつねのゆうしょくかい 作: 安房 直子
絵: 菊池 恭子

出版社: 講談社
安房直子さんの、動物ファンタジーが大好きです。
この本はまだ読んだことがなく、手に取りました。

キツネの女の子が、素敵なティーカップを手に入れ
それを使うためにパーティーをするというお話。
客人をよんでくるために奮闘する父狐が、コントみたいな面白さ。
また、集まってきた客人たちも実は・・。
(そこは読んでのお楽しみ!!)

しかし
安房直子さんのお話って
ファンタジーでふわふわしてそうでいて、
現実味もあるちょっと湿度のある感じが
ただのファンタジーではない独自の世界感を醸し出していて
癖になるんですよね。
是非ご賞味あれ!!
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なかなかよいと思う パンを缶詰にする大変さ  投稿日:2020/01/02
世界を救うパンの缶詰
世界を救うパンの缶詰 文: 菅 聖子
絵: やました こうへい

出版社: ほるぷ出版
災害時に大活躍するパンの缶詰。
焼いたパンを缶に閉じ込めればいいだけだと思っていけれど
開発秘話を読むと、
カビ対策、水滴対策と
思ったよりずっと大変そうでした。
また、防災用だからこそ
期限切れ近くになって、まだ食べられるのに返品され処分をお願いされることも・・。
これを、食べるのに困っている人たちのいる海外へ届ける活動も発足させて、
うまいサイクルを作り出しています。
ただのパン屋だと思うなかれ。
すごいバイタリティー。
とうとうパンは、宇宙にまで行くことになります。すごい!!

戦争で全身やけどを負いながらも、生きて終戦を迎え、
戦後は不自由な体もなんのそのでパン職人となった初代と、
広い視野を持つ2代目の好奇心と創意工夫とが
パンの缶詰を産んだことがわかります。
文中に、缶詰パンがスペースシャトルにのることになったくだりで「まわり道をしたように見えた時間も、結局無駄な事は何一つなかった」という一文が、
とても心に響きました。
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