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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う おやすみ前の絵本  投稿日:2012/02/26
ねるまえに「よんでよんで」
ねるまえに「よんでよんで」 作: マシュー・プライス
絵: アツコ・モロズミ
訳: 工藤 直子

出版社: 岩波書店
2004年のイギリスの作品。
原題は、「Bedtimes stories for the very young」
文字通り、おやすみなさいの絵本といったところです。

物語は、全部で5つ挿入されています。
ですから、気分に合わせて選択出来るのもポイント。
気にいったのは、最後の「ねえ おはなしして」
ぼくが、ママにお話をせがむシーンで始まります。
やまね、ライオン、かめ、ふくろうが眠りにつくお話をするのですが、実際のぼくも眠りについたという物語。
この作品だけで充分な位ですが、どの作品も眠りをキーワードに描かれていて、外れがありません。

絵は、最近お気に入りのアツコ・モロズミさん。
イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アーツで博物学のイラストレーションを修めた力量は、見る者を魅了することでしょう。

おやすみ前の絵本にしては、ちょっと大きめかなという気がしますが、いろんな使い方が出来る絵本として、オススメします。
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なかなかよいと思う ポップな絵が秀逸  投稿日:2012/02/26
いろいろこねこ
いろいろこねこ 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: アリス・プロベンセン マーティン・プロベンセン
訳: 木原 悦子

出版社: 講談社
1949年の作品。
絵は、アリス&マーティン・プロベンセン夫妻。
アリスは1918年、夫のマーティンは1916年のシカゴ生まれで、1944年に結婚。
翌年、ニューヨークへ移り絵本の挿絵を描くようになり、ニューヨーク・タイムズ紙の年間「最優秀イラストレーテッド・ブックス」に何度も選出。
1982年の「A Visit to William Blake’s Inn:Poems for Innocent and Experienced Travelers」(未訳)でコールデコット賞オナー賞、1984年の「栄光への大飛行」でコールデコット賞受賞しています。
文は、言わずと知れたマーガレット・ワイズ・ブラウン。
享年42歳で亡くなったのが1952年ですから、晩年の作品ということになります。

何と言ってもポップな色づかいが最高です。
アリス&マーティン・プロベンセン夫妻の作品は、どれをとっても似ていないので、その才能の非凡さに脱帽といったところ。

物語は、こねこのペンキやさんが、いろんな色を作り出していくというもの。
この発想が◎。
色に興味を持ち出した頃、読み聞かせると、その色合いの素晴らしさと相まって良い効果が期待できそうです。
色を作る課程で、ピンク・紫・オレンジなどを生み出していくのですが、理屈でなく感覚で伝えてくれるからです。

ただ、物語として後半は一寸難解かも。
後半の物語を理解しようとすると、対象年齢が上がってしまうのが残念です。
絵を楽しむという絵本の素晴らしさを、体感出来る作品としてオススメします。
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ふつうだと思う おやすみなさいの絵本  投稿日:2012/02/26
おひさまがしずむ よるがくる
おひさまがしずむ よるがくる 作: ローラ・ルーク
絵: ノリス・カーン

出版社: 福音館書店
1994年のアメリカの作品。
おやすみなさいの儀式を描いた作品です。
「〇〇〇
かあさんが いうの」
という繰り返しが続くのですが、その言い回しが良い感じです。
原文で、どう表現されていたのか?知りたいところ。
絵は、とても特徴的なラフな感じの絵調で、暖色から寒色へと変えることで就寝を誘う効果を醸し出しています。
就寝前の作品は数多いので、選択肢の1つになる作品だと思います。
ただ、川の字になって寝る本と違い、ママがおやすみと言って、子供が1人で寝る行為に違和感を一寸覚えるかも知れません。
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なかなかよいと思う 懐かしい作品  投稿日:2012/02/26
しずかなおはなし
しずかなおはなし 作: サムイル・マルシャーク
絵: ウラジミル・レーベデフ
訳: 内田 莉莎子

出版社: 福音館書店
ソビエトの代表的な絵本という触書の作品ですが、日本での初版が1963年。
今回読んだのが、1970年の第20刷でしたが、何と330円です。
今は、1155円が定価ですから、本当に息の長い作品です。

物語は、灰色のハリネズミの一家が、散歩に出かけるシーンで始まります。
その荒涼とした静かな森の描写は、心に響くものがあります。
そこで、オオカミと出会ってしまい、パパとママハリネズミは体の針を逆立て丸くなるのです。
パパとママハリネズミに言われ、坊やのハリネズミも丸くなりますが、オオカミが何とかしようとする場面は、緊張感みなぎるもの。
「くびはどこだ おかなはどこだ?
はなはどこだ みみはどこだ?」
こんなオオカミの言動は、考えるだけでぞっとすることでしょう。
遠くで鉄砲の音がして、オオカミ達は立ち去り、難を逃れるハリネズミなのですが、ホッとするお子さんも多い展開だと思います。

とても短い話なのですが、起承転結がハッキリしていて読み聞かせし易い作品です。
親子2代にわたって読み聞かせ出来る作品の1つとしてオススメします。
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自信を持っておすすめしたい 短いながら楽しめるストーリー  投稿日:2012/02/26
きつねとねずみ
きつねとねずみ 作: ビターリー・V・ビアンキ
絵: 山田 三郎
訳: 内田 莉莎子

出版社: 福音館書店
1967年初版の作品。
作のビターリー・バレンチノビチ・ビアンキは、ロシア帝国時代のサンクトペテルブルクに生まれ。
1923年に「森の小さな家」でデビューし、ロシアの野山を舞台にした動物文学を著しています。
同じジャンルで活躍したことから、アメリカのシートンと並び称され、著書は200冊を超えるとのこと。
ビアンキの作品は、日本では戦後に数十冊が紹介されたようですが、この作品は現在入手可能な数少ない作品の1つとなっています。

そのビアンキの作に、日本の山田三郎さんが絵を挿入したものですが、このコラボは絶品です。
全部で見開きで9シーンしかないのですが、起承転結がしっかりしていているので、読み物としても満足できるもの。
その、きつねとねずみの会話のやり取りが、何とも面白い。
化かしあいとも言えるのですが、いつも一枚上手のねずみにしてやられてしまうきつねが、可愛そうでもあり、憎めません。
また、その絵が、巣穴の断面図を描いていて、実に斬新なもの。
きつねとねずみの立ち位置が一目瞭然で、これなら、子供にも分かり易く説明が出来ると思います。
特に最後、横穴から逃げたねずみと、巣穴を掘って落ちたきつねの絵図は、その躍動感もあって見事としか言いようがありません。

文、絵、構成とも申し分なしの、高い水準の絵本です。
文章量が多くないので、入園前のお子さんでも充分楽しめる作品として、超オススメです。
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なかなかよいと思う 美しい絵が堪能できます  投稿日:2012/02/26
景福宮 朝鮮王朝の王宮
景福宮 朝鮮王朝の王宮 作・絵: イ・スンウォン
訳: おおたけ きよみ

出版社: 講談社
2004年の韓国の作品。
「景福宮は朝鮮王朝のもっとも格式の高い正宮です」
という書き出しで始まります。
物語というのではなく、景福宮を正門から入って順にその建築物の解説をしていくというもの。
とにかく、その荘厳な絵は見る者を魅了し、まるで実際に景福宮を訪れているかのような感覚におそわれます。
願わくば、景福宮の平面図があると、さらに良かったと思います。

それにしても、この景福宮は、1592年、一旦文禄・慶長の役で焼失し、その後も再興されたものの、1910年の韓国併合条約により大韓帝国の統治が終了した際、多くの殿閣類が日本人によって取り壊されたとのこと。
全く、知りませんでしたが、日本人の関与を知るにつけ、歴史と真摯に対峙しないとならないと思えてなりまえん。
特に、この美しい景福宮の姿を見ると、もっとこうした作品と出会い、知ることが必要なのだと思いました。

まさしく大人のための絵本。
歴史の思いを馳せて、考える材料として欲しい作品です。
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なかなかよいと思う 大人が楽しむ作品  投稿日:2012/02/26
わざわざことわざ
わざわざことわざ 作・絵: 五味 太郎
出版社: 絵本館
五味太郎さんが、ことわざに解説を加え、さらに語呂あわせ、或いは置き換え遊びで、ことわざを楽しもうという作品。
全部で58種あるのですが、その解説が実に楽しいものです。
例えば
借りてきたねこ
→借りてきたねこは ぜんぜん役に立ちませーん。
 ま、猫を借りてくる、という発想が変。
 貸す方も変。

井の中の蛙 大海を知らず
→井戸の中でけっこう充実している かえるに向かってこういう言い方、いじめ方、ぼくは嫌いだな。
 体験、経験こそ力だ、なんて古いよな。

こんな感じ。
大人が楽しむ類いの作品です。
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なかなかよいと思う 物語としては一寸非現実的  投稿日:2012/02/25
わすれられた もり
わすれられた もり 作・絵: ローレンス・アンホルト
訳: さくま ゆみこ

出版社: 徳間書店
1992年のイギリスの作品。
原題は、「The forgotten forest」

物語は、
「むかしむかし、あるところに、もりに すっぽり おおわれた くにが
ありました」
という書き出しで始まります。
それこそ、大昔という設定で、それが、年月の経過とともに都会へと変貌していく様を描いています。
気づけば、森は都会のごく一部分にしか残っておらず、人々はその存在すら忘れているのですが、そこを遊び場としたのが子供達。
四季を通じて、森の中で楽しく遊ぶ子供達の姿が克明に描写されていて、実に微笑ましいシーンです。

その森を宅地にするために大人達がやってきて、物語は大きく展開します。
どんな展開となるのか?興味深々だったのですが、意外にあっさりとしたもので、一寸拍子抜けしてしまいました。

この手の話は、日本の絵本にも多くありますが、描き方はとても難しいもの。
ファンタジーとしてしまうと、現実的ではなくなってしまいます。
この作品も、あまりに非現実的。
そうした意味からすると、バージニア・リーバートンの「ちいさいおうち」は、その着眼点の素晴らしさが際立つと思えました。

森という自然を考える意味においては良いのですが、話の展開に少し難ありという感じがする作品です。
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なかなかよいと思う 「ちょっとまってて」は、万国共通語  投稿日:2012/02/25
ちょっとまってて!
ちょっとまってて! 作: アニタ・ハーパー
絵: スーザン・ヘラルド
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
1987年の作品。
原題は「Just a minute」と、それこそ文字通りの作品です。
それにしても、「ちょっとまってて」とは良く言ったもの。
この作品を読むと、万国共通語のような感さえしてきます。

物語の主人公は、どうもカンガルー。
前半は、カンガルーのあたしが、パパとかママに見て欲しいと言った時に、「ちょっとまってて」と言われるシーンのオンパレード。
これって、子供に対して本当に良く使ってしまう言葉の筆頭のような気がします。
身につまされる話なのですが、やはり、子供が見て欲しいと言った時は、それに応えるべきなのでしょうね。
それが、中々出来ないところに、我が身の勝手さ、時間に対する甘えがあるのだと思います。
限られた時間の中で、果たして何回、子供がそう願うのかを鑑みると、反省の念に絶えません。

後半は、今度は、あたしが、周りに「ちょっとまってて」という番。
やはりこれは、パパ・ママから伝播したに違いなく、今度は子供が共感出来る話です。

全体を通じて、淀みなく流れる展開で、読み聞かせし易い作品に仕上がっています。
親子ともども、「ちょっとまってて」という魔法の言葉を封じるようにしたいものですね。
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自信を持っておすすめしたい 動物のダンス姿が笑えます  投稿日:2012/02/25
きりんはダンスをおどれない
きりんはダンスをおどれない 作: ジャイルズ・アンドレイ
絵: ガイ・パーカー=リース
訳: まきの・M・よしえ

出版社: PHP研究所
1999年のイギリスの作品。
表紙のきりんが、バク転しているかのような姿に惹かれて読みました。
これは、想像以上に弾けた作品です。

主人公は、きりんのジェラルド。
あまり走るのが得意でないという設定です。
そんなある日、年に1度のジャングル・ダンスの開催日がやってきます。
アフリカの動物達が、ダンスするのですが、その仕草といったら大笑いできるもの。
実に良く、その動物の特徴を捉えています。
ライオンのタンゴとか、チンパンジーのチャ チャ チャなんて、是非見たいものです。
で、ジェラルドと言えば、ダンスが上手く踊れないのに、何でこの会場に来たのかと、みんなの笑いもの。
その笑い転げるシーンも、確かに動物ならこんな笑い方をするだろうなと思えるものです。

後半は、落ち込んだジェラルドが、こおろぎに勇気づけられて、1人でダンスを始めるシーンで始まります。
少し背中を押されただけなのに、ジェラルドは、その潜在能力を開花することが出来るのですが、「まず、出来ないという前にやってみる」ことの大切さを諭してくれる作品です。
至極単純なのですが、それが、この絵本の魅力。
分かりやすくて、その絵の楽しさとの相乗で、水準の高い絵本に仕上がっていると思います。
パパに読み聞かせして欲しい、オススメの作品です。
参考になりました。 3人

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