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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 親子の会話に役立つ絵本  投稿日:2011/08/25
たんぽぽのたねとんだ
たんぽぽのたねとんだ 作: すずき ゆりいか
絵: ごんもりなつこ

出版社: 福音館書店
1993年の作品。
ストーリー自体はとてもシンプルで、たんぽぽの花が綿毛になって、それがまた、たんぽぽに育つという輪を描いたもの。
その流れも、とても分かり易いものです。
たんぽぽだけでなく、ノアザミ、ハルジオン、ハハコノクサ等の見かける野草も描いているので、身近に感じられるのでしょう。
ちょっと残念だったのは、少しは解説が欲しかったこと。
春の野草といった類いの解説があれば、子供との会話が、もっと弾むと思いました。
ごんもり なつこさんの絵が、春の躍動を正確に伝えているのですが、その発色の美しさは特筆ものだと思います。
また、文章もとてもリズミカルなもの。
日本の絵本って、どちらかというとテンポが悪いと思うことがあるのですが、すずき ゆりいかさんの文は、実に小気味良いものだと思います。

散歩の途中で綿毛を見つけた時に、読み聞かせするとベスト。
こうした絵本は貴重なので、復刊して欲しいものです。
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ふつうだと思う 違いの差異が分かり難い  投稿日:2011/08/25
ちがうけどおんなじ
ちがうけどおんなじ 作: メラニー・ウォルシュ
訳: 木坂 涼

出版社: コンセル
最初は犬が登場します。
長い胴の犬と白に点の模様がある犬が登場し、次のページでは、どちらも走るのが大好きと結んでいます。
同じように、サメとキンギョ、ペンギンと小鳥、ライオンと猫、ガラゴとコウモリと続きまます。

最初の出だしの犬の例の差異が分かり難いくく、最後までモヤモヤ感が続いてしまった感じです。
模様が違うだけなのだから、何が違うの?と思うのは、至極当然の話ではないでしょうか?
やはり、その差異が明確に異なるものを登場させないと、分かり難く意味がありません。

絵の色合いとキャラクターには、卓越したものが感じられるだけに、勿体ないと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 読み聞かせにピッタリ  投稿日:2011/08/25
もしゃもしゃマクレリーおさんぽにゆく
もしゃもしゃマクレリーおさんぽにゆく 作・絵: リンリー・ドッド
訳: たまの まさと

出版社: あづき
リンリー・ドッドは、ニュージーランドで最も著名な絵本作家。
1983年の本作品の成功によって、国民的絵本作家となったとのこと。
この「マクレリー」シリーズは、英語圏で200万部を突破しているというから、凄いベストセラーと言えます。

主人公のマクレリーは、オーストラリアン・テリア。
ある日、マクレリーは、家を抜け出し散歩に出かけます。
すると、マスティフのモースも、門を飛び出してマクレリーに続きます。
その時の文章が
「マクレリーとお散歩だ」
なのですが、このリズミカルな文章は、お供の犬がふえる毎に読むことになるのです。
この繰り返しが、子供にとってはたまらないはず。
ダルメシアン、シープドッグ、ダックスフント等の犬が一緒に散歩し、町外れまでやってきます。
そこで出合った動物に脅かされて、みんな逃げ帰るのですが、この結末ってかなり笑えました。

邦訳もそれなりにリズミカルではあるのですが、韻を踏んだ原文は、もっと素晴らしいはずで、その点は仕方のないところです。
その分を差引いても、繰り返しの文がある文章は、読み聞かせし易いもの。
明るく愛嬌のある絵と相まって、水準の高い作品に仕上がっています。

読み聞かせのオススメ作品の1つに加えたいシリーズなので、続編を続けて読んでみたいと思います。
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なかなかよいと思う お母さんの問答が参考になります  投稿日:2011/08/25
目をつむるのよ、ぼうや
目をつむるのよ、ぼうや 作: ケイト・バンクス
絵: ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳: 今江 祥智

出版社: ブロンズ新社
絵のタッチを見て、「リサとガスパール」シリーズを思い浮かべた方も多いはず。
これは、ゲオルグ・ハレンスレーベンが、アン・グッドマンと知り合う前にコンビを組んでいたケイト・バンクスと組んだ作品なのです。

登場するのは、とらのぼうやとおかあさん。
おやすみの時間なのに、眠ろうとしないぼうやという、良くある光景で物語は始まります。

「目をつむったりしたら、空がみえなくなるモン」
とぼくが言うと、
「ううん、みえなくなるモン、どころか・・・」
「それどころか、空のね、雲のあいだにうかんでて
夜になったら、お月さまがだっこしてくださるかもよ」
とおかあさんは答えます。
その時の絵は、ぼくが三日月に寝そべっているものが描かれています。

そんなやり取りが、繰り返し続くのですが、その返し方が実に秀逸だと思います。
しかも、添えられている絵が、夢だとしても楽しくて仕方ないというシーンのオンパレードですから、子供にとって、たまらないはずです。

親としても、その問答の仕方は参考になるもので、親子ともども楽しめる作品です。
なかなか寝ないお子さんへの読み聞かせに、特にオススメです。
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なかなかよいと思う ゆきへの想いが伝わる作品  投稿日:2011/08/24
ゆき
ゆき 作・絵: ユリ・シュルヴィッツ
訳: さくま ゆみこ

出版社: あすなろ書房
作者のユリ・シュルヴィッツ は、1935年ポーランド ワルシャワ生まれ。
1959年アメリカに渡り創作活動を始めます。
この作品は、1999年のコールデコット賞オナー賞受賞作品。
他に、1969年「空とぶ船と世界1のバカ」でコルデコット賞、1980年の「
たからもの」、2009年の「おとうさんのちず」で、コルデコット賞オナー賞を受賞しています。
初版は1998年で、邦訳は1998年の作品。
原題は、Snow。

物語は、
「そらは はいいろ
やねも はいいろ
まちじゅう どんより はいいろです」
という書き出しで始まります。
暗い町並みと、特徴のあり過ぎる大人たちが行き交います。
一片の雪が舞った時、男の子は、「雪が降っているよ」と言うのに対して、大人達は、無関心。
雪が降り出すと、子供だけが大喜びで、大人達は居なくなります。
代わって登場するのが、マザーグースの本屋の外壁から飛び出したマザーグースのキャラクター。
ハンプティ・ダンプティと老婆とガチョウが、子供の所に降り立ち、一緒に踊りだすのです。
そして、雪で覆われた町は、鮮やかな青空に映えて真っ白。
とても暗かった同じ町とは思えません。

何処の国でも、大人にとって雪は厄介物なのに対して、子供にとっては、楽しいもの、嬉しいもの、わくわくするものなのでしょう。
その雪が降る僅かな時間の出来事を、大人と子供の対照的な姿を通じて、象徴的に描いています。
とても静かな作品ですが、ゆきに対する子供の想いが伝わってくる、共感し易い作品だと思います。
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なかなかよいと思う 魅力的なキャラクター  投稿日:2011/08/24
ハエのアストリッド
ハエのアストリッド 作・絵: マリア・ヨンソン
訳: ひだに れいこ

出版社: 評論社
2007年のスウェーデンの作品。
作者のマリア・ヨンソンが、初めて文と絵の両方を手掛けた作品で、既に続編も2冊が刊行されています。
2010年にオッティリア・アーデルボリ賞を受賞しています。
この賞は、スウェーデンの絵本作家オッティリア・アーデルボリ氏を讃え、2000年から2年に一度、児童書のイラストレーターを対象に授与されているものです。

物語の主人公のアストリッドは、ハエ。
兄弟は、何と44匹。
そんな大家族のベットが沢山あるから、結構笑えます。
アストリッドの家の中を巡る冒険が続くのですが、身近な場所だけに親しみを持って見ることができるはず。
秀逸なのは、サラミを食べ過ぎて眠ってしまったシーン。
これに懲りて、緑の物を食べるようになったなんてコメントは、食育にも役立ちそうな話です。

何と言ってもキャクターの切れ味が良いので、日本でもヒットする予感を感じさせる作品です。
続編2作の邦訳が、待ち遠しく、久しぶりにオススメできる外国のシリーズに出会えました。
幼稚園位の年齢の読み聞かせに、オススメします。
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なかなかよいと思う 歯が抜け替わる時に読みたい絵本  投稿日:2011/08/24
歯がぬけた
歯がぬけた 作: 中川 ひろたか
絵: 大島 妙子

出版社: PHP研究所
歯に関する絵本と言えば、加古里子さんの「はははのはなし」が思い浮かびますが、この絵本は科学絵本ではなく、歯が生え変わる一瞬を描いたもの。

物語は、
「ごはんを 食べていたら、
ガリッと 石を 噛んだ」
という書き出しで始まります。
次のページは、口の中からパパとママを覗いているアングル。
他にも、極端な遠近法で描いているページもあり、大島妙子さんのセンスに脱帽です。

石でなく、歯が抜けたことが判明してからは、乳歯から永久歯に抜け替わる際の風習や、ぼくの突拍子もない行動が続きます。
ぼくの行動なんて、きっと、誰もがやりそうなことで、共感することしきりのシーンだと思います。

誰しもが経験することなので、歯が抜け替わる時に読み聞かせしてあげると、最高の絵本になると思います。
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なかなかよいと思う カブトムシとの友情に共感を覚えます  投稿日:2011/08/24
カブトくん
カブトくん 作: タダ サトシ
出版社: こぐま社
「ありんこ リンコちゃん」等の虫を主人公にした作品で知られるタダ サトシさんの1999年初版の絵本デビュー作品。

物語は、こんちゃんが、巨大なカブトムシの幼虫を発見するシーンから始まります。
家に持ち帰り育てるのですが、変態は、カブトムシそのもの。
生まれ出でたカブトムシは、超巨大。
完全に擬人化し程よくデフォルメの効いた絵は、あり得ない話とは言え、昆虫に興味と持ち始めたお子さんには、たまらないはず。
誰しもが、こんなカブトムシが欲しいと思うのではないでしょうか?

ただ、気になるのは、カブトムシの生態として正しい描き方なのか、ちょっと疑問があったこと。
食べ物として、スイカは望ましくないと記載された物が多いし、水に入れるシーンも、昆虫を描いた作品としては、好ましくないと思えたからです。

とは言え、カブトムシとこんちゃんの友情の描き方は、とても好ましく、共感を呼ぶこと間違いありません。
子供を想像の世界に誘う作品として、オススメします。
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なかなかよいと思う 生きている喜びが感じられる絵本  投稿日:2011/08/24
この世界いっぱい
この世界いっぱい 作: エリザベス・ガートン・スキャンロン
絵: マーラ・フレイジー
訳: 長田 弘

出版社: ブロンズ新社
2010年のコールデコット賞オナー賞受賞作品。
絵を描いたマーラ・フレイジーは、2009年にも「A Couple of Boys Have the Best Week Ever」で、コールデコット賞オナー賞を受賞しています。
原題は、All the World
「この世界いっぱい」との訳は、なかなかのものだと思います。

文章は、非常に抒情詩的なもの。
文章よりも、絵が物語る、そんな類いの絵本だと思います。
絵は、見開きを使用して、世界の広さを十二分に表現したもので、2009年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞を受賞理由が、誰しも分かる非常に魅惑的なものです。
そこに、全面に何気ない私達の日常の日々が描かれています。
それこそ、ありきたりの出来事なのですが、描かれている人たちは、その一瞬を満喫しているようです。
この世界いっぱい、生きとし生けるものが、幸せに生きる喜びを感じているのが伝わってくるのです。

著書の想いは、
「希望すること 平和であること 愛すること 信頼すること」
という一文に表現されているように思いました。

対象年齢は難しいところ。
大人向けではあるのですが、今生きていることの喜びを再認識させたいと思えたら、年齢を問わず読み聞かせさせてあげたい作品です。
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なかなかよいと思う 重いテーマを綴った絵本  投稿日:2011/08/24
くまとやまねこ
くまとやまねこ 作: 湯本 香樹実
絵: 酒井 駒子

出版社: 河出書房新社
絵は「よるくま」で知られる酒井駒子さん。
文の湯本香樹実さんは、映画になった小説『夏の庭 The Friends』がつとに有名です。

物語は、仲良しだった小鳥が死んで、悲しみに暮れる熊のシーンで始まります。
小鳥の死を現実のものとして受け止め切れない熊は、小鳥の亡骸を小箱に詰めて持ち歩くようになるのです。 
その行為に森の仲間は閉口し励ますのですが、とうとう熊は心を閉じ、家に引き篭もってしまうのです。
ある日、久しぶりに良いお天気に誘われて外に出ると、山猫と出会います。
この出会いから大きく舵を取り、最後は、熊は山猫と旅立つのです。

死という重いテーマを描いた作品です。
大切な人が亡くなった時、誰の慰めも届かないことがあるもの。
やはり、自分自身で立ち直るしかありません。
死というのは、終わりではなく、何かの始まりとは良く言ったもので、熊は山猫との旅立ちが始まったのです。
最後のページの二人の後姿に、明るい未来が期待できそうな感があり、余韻の残る終わり方が良かったと思います。

灰色の紙にモノクロームで描かれた絵は、死というテーマに相応しいものでしょう。
ところどころ、絵がないページがあったり、逆に文章のない絵があるのも、巧妙な仕掛けだと思いました。

子供の読み聞かせというよりは、自らが読んで考える類の絵本です。
対象年齢は難しいところですが、小学校高学年位からが適齢かと思います。
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