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自信を持っておすすめしたい 猫の動きが絶妙  投稿日:2011/08/26
もしゃもしゃマクレリーねことおっかけっこ
もしゃもしゃマクレリーねことおっかけっこ 作・絵: リンリー・ドッド
訳: さとう あやこ

出版社: あづき
リンリー・ドッドは、ニュージーランドで最も著名な絵本作家。
1983年の「もしゃもしゃマクレリーおさんぽにゆく」の成功によって、国民的絵本作家となったとのこと。
この「マクレリー」シリーズは、英語圏で200万部を突破しているというから、凄いベストセラーと言えます。

この作品は2作目。
主人公のマクレリーは、オーストラリアン・テリア。
ある日、マクレリーは、家を抜け出します。
何をしようか?と思案して、おっかけっこをしようと思います。
おっかけっこは誰とするかといえば、出合った猫。
とは言え、おっかけっこと言っても、急に陰から飛び出して、単に追い駆けるだけですから、猫は逃げ出すしかありません。
今回は、
「ところが そこに マクレリー・・・・」
という、リズミカルな文章が、追い駆けるシーン毎に読むことになるのですが、この繰り返しが、子供にとってはたまらないはず。
猫にとってはいい迷惑ですが、猫の動きが自然なので、読者は惹き込まれること間違いないでしょう。

その結末は、1作と同じなのですが、やはり、この結末ってかなり笑えました。

1作目よりも、より自然体の文章になっていますが、韻を踏んだ原文は、もっと素晴らしいはずで、その点は仕方のないところです。
その分を差引いても、繰り返しの文がある文章は、読み聞かせし易いもの。
明るく愛嬌のある絵と相まって、水準の高い作品に仕上がっています。

読み聞かせのオススメ作品の1つに加えたいシリーズなので、続編を続けて読んでみたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 良質な科学の絵本  投稿日:2011/08/26
どうぶつ、いちばんは だあれ?
どうぶつ、いちばんは だあれ? 作・絵: スティーブ・ジェンキンズ
訳: 佐藤 見果夢

出版社: 評論社
スティーブ・ジェンキンズは、2004年に「こんなしっぽで なにするの」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
他にも、「これがほんとの大きさ!」「ほねほね絵本」等の科学の絵本で知られています。

原題は、「Biggest、Strongest、Fastest」
見開きで、一番の動物と、それに関わる簡単な説明があります。
単に大きい小さいというだけでなく、その観点がなかなか絶妙。
例えば、
「体の大きさにくらべて、
いちばんちからもちなのはアリ」
という具合。
さらに、説明では、
「アリはじぶんの体重の5倍の
重さまで持ち上げられる。
どんなに力持ちの人間でも、
持ち上げられるのは
じぶんの体重ぐらいまで」
とあって、1匹のアリが5匹のアリを持ち上げている絵が描かれています。

こんな感じで色んな動物の一番が紹介されており、興味を持って見ることができて、さり気無く学習しているそんな感じの絵本です。
しかも、一番の動物ですから、かなり常識を超える事例が目白押し。
一番大きいクモのオオツチグモなんて、30cmもあるというのですから、大人にとっても驚愕の事実でしょう。

また、貼り絵が実に見事。
良く目を凝らさないと見分けが出来ない位で、動物の特徴を上手く伝えていると思います。

1級の科学の絵本です。
見せ方に創意工夫があって、必ず満足できる一冊だと思います。
特に小学校低学年あたりで、こうした良質な絵本に出会うと、科学が好きになったりするのではないでしょうか。
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ふつうだと思う 本に意志を与える発想が良い  投稿日:2011/08/26
そらをとんだ本
そらをとんだ本 作: ピエール・ロリ
絵: レべッカ・ドートゥルメール
訳: 中井 珠子

出版社: 講談社
2003年のフランスの作品です。
最初にある作者の言葉が秀逸。
「本は窓に似ています。
本を開くと 心の窓が開いて、
知らない世界に飛び出せます」

本は、私達を知らない世界へと誘ってくれます。
ただ、それは、私達が本の世界に飛び込んでこそ。
本には意志がなく、自らが門戸を開く訳ではないのです。

この絵本は、その本が意志を持っているという話。
物語は、主人公の女の子のマリオンのかばんから、本が落ちるシーンから始まります。
本の表紙には、きらきら光る太陽が描かれていたのですが、光るものが好きなカササギが、巣に持って帰るのです。
巣に持ち帰ると、4羽の雛が餌と思って突付くのですが、本は
「痛いよう!」と叫びます。
そして、本は雛に本を読んであげるのです。(イカロス少年の物語)
その内容に合わせるように、意志を持つ本は飛び立つのですが、雛にも飛び立つよう促し、物語は大きく展開します。

本が意志を持つという発想は、なかなかのもの。
ただ、身近な存在の本が意志を持つと、こんなに凄いことになる位の展開を期待したのですが、ちょっと肩透かしを喰らった感じです。
絵は、最初は暗めだったのですが、後半は実に色鮮やかな絵となり、好感が持てるものだと思います。
また、本から文字が零れ落ちるといった小技も随所にあり、見るだけでも楽しめました。

本に意志を与えるという点で、ちょっと半端な感が否めなかったので、厳しい評価となりました。
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なかなかよいと思う とにかく楽しむ絵本  投稿日:2011/08/26
せかいいちおいしいスープ
せかいいちおいしいスープ 作・絵: マーシャ・ブラウン
訳: こみや ゆう

出版社: 岩波書店
マーシャ・ブラウンは、1918年アメリカニューヨーク州ロチェスター生まれ。
1954年に「シンデレラ」、1962年「むかしねずみが」、1983年「影ぼっこ」と3度のコールデコット賞を受賞。
また、コールデコット賞オナー賞も4度受賞しているアメリカを代表する絵本作家。

スープと言えば、「しあわせの石のスープ」や「オオカミと石のスープ」を読みましたが、この作品は1947年作の古典的作品です。
実は、石のスープというのは、ポルトガルに伝わる民話だそう。
似た民話はヨーロッパ各地にあり、北ヨーロッパでは石の代わりに釘、東ヨーロッパでは斧が使われているようです。

物語は、3人の兵士が、ある村にやってくるシーンから始まります。
3人は、
「こんばんこそ おいしい めしが くいたいなぁ」
「それから ベッドで ぐっすり ねむりたい」
と口にするのですが、それを聞いていた村の男が先回りして、村中の人達に伝えます。
村中の人達は、やつらに恵んでやるものはないと、食料をあちこちに隠してしまうのです。
断られた3人の兵士は、石のスープを作ると言い出します。
言葉巧みに食材を村人から拠出させることで、石のスープは最高のスープになっていきます。
最後は、皆で楽しく晩餐会を催すのです。

冷静に考えると、3人はペテン師そのもの。
騙される村人を見て、少しは気持ちは晴れるのの、ちょっと納得できない部分もあるのも事実。
楽しく読める作品ではありますが、少しは教訓めいた側面もあって良いのではないかと思いました。

小学生低学年あたりのお子さんが、自分で楽しみながら読む類の作品としてオススメします。
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なかなかよいと思う 鳴き声の質問がGood!  投稿日:2011/08/26
ピィピィなくのはさるだっけ?
ピィピィなくのはさるだっけ? 作: メラニー・ウォルシュ
訳: なぎ・ともこ

出版社: あすなろ書房
「うまって、ほえる?
ワン ワン ワンって」
という問いで物語は始まります。
その問いのページには、馬が骨を咥えてワンワンと鳴いている姿が描かれています。
次のページには答えがあって、この問いが続くという形式の絵本です。

この絵本の問いが良いのは、口語体で語りかけてくること。
きっと親しみを持って、答えを探すことができると思います。
それにしても、問題と回答がこんなにもかけ離れているというのも珍しいと思います。
羊が登場する問題の答えはハチだし、蝶の登場する問題の答えはトラ。
とても聞いただけでは、想像できないはずです。

良くあるパターンの絵本ですが、そのキャラクターとその色合いに、卓越したものが感じられると思います。
鳴き声中心の絵本なので、セカンドブックあたりに丁度良いのではないでしょうか?
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なかなかよいと思う 分かり易い昔話  投稿日:2011/08/26
ダチョウのくびはなぜながい? アフリカのむかしばなし
ダチョウのくびはなぜながい? アフリカのむかしばなし 作: ヴァーナ・アーダマ
絵: マーシャ・ブラウン
訳: 松岡 享子

出版社: 冨山房
ケニアの語源については諸説ありますが、カンバ語の「キーニヤ」(ダチョウの山の意:雪を頂 に被ったこの山は、ダチョウの頭のように見える)からきたというものが有力だそうです。
そのカンバ族の話を伝え聞いて、ヴァーナ・アーダマが文を書き、それにマーシャ・ブラウンが絵を描いた1995年の作品です。

物語は、至極単純。
ダチョウは短い首だったという書き出しで始まります。
首が短いというのは不自由なものとありますが、確かに、地面の虫を取るにも高い木に成る実を取るにも、不自由この上ないことは間違いありません。
そこに登場するのは、虫歯になったワニ。
痛くて仕方ないので、動物達に虫歯をほじって欲しいと懇願するのですが、誰も信用してくれません。
ダチョウは、やはり逃げようとしたものの、可愛そうになって、ワニの口に頭を突っ込んで、歯を一本づつ突付いてあげるのです。
ところが、悲しい性というやつか、ワニは、朝から何も食していないことを思い出し、ダチョウの頭を咥えてしまうのです。
それから、ダチョウとワニの綱引きが始まるのですが、皆さんご想像の通り、そんな訳でダチョウの首は伸びてしまったというお話です。

これって、「ぞうの鼻は何故長い」と全く一緒の展開なので、こうした話というのは、各地に伝承されているのだと思いました。
マーシャ・ブラウンの絵は、かなり荒っぽいものなのですが、それが、この内容に相応しく、良い感じで仕上がっています。

いろんな国の昔話の絵本が、昨今邦訳されるようになりました。
伝承される話には、魅力があるものが多いので、多くの昔話が読めるようになることを期待したいと思っています。
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なかなかよいと思う トイレのトレーニングに役立つ絵本  投稿日:2011/08/25
うんこ
うんこ 作・絵: 宮西 達也
出版社: 鈴木出版
1994年初版の我家で人気の宮西達也さんの作品。
「こどものくに」に掲載されたの時期は分からなかったのですが、初期の作品には違いありません。

まず、題名が〇。
この題名だけ見て、食いつくお子さんは多いことでしょう。
何故か、子供って、このうんこの響きに惹かれてしまうからです。

最初は、お馴染のキンギョのうんこ。
次はからすと、色んな動物のうんこが登場しますが、やはり、ぞうのうんこは外せませんね。
最後は、ぼくのうんこで終わるのですが、
「げんげん 元気なうんこ」というセリフも良いです。

トイレのトレーニングの際のバイブルになりそうな絵本として、その頃のお子さんにオススメします。
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自信を持っておすすめしたい マンガチックな絵が最高  投稿日:2011/08/25
やんちゃもののおでましだい
やんちゃもののおでましだい 作・絵: デイヴィッド・メリング
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
作者のデイヴィッド・メリングは、イギリスの絵本作家。
ユーモラスで、大胆なイラストが、広く人気を博していると但し書にありましたが、まさにその通りの内容です。
久しぶりに、強烈な個性のある作家との邂逅があった思いです。

やんちゃものとは、オオカミ一族。
9匹と赤ん坊という構成ですが、それぞれのキャラクターが、全くと言って良いほど異なります。
オオカミって言うと、大抵同じような体型で描かれていることが多いのですが、それが、全くの別物として描かれています。

最初は、満月なので動物達が揃って写真を撮ることになっているのに、やんちゃものだけが来ないというシーンから始まります。
やんちゃもの以外での撮影をしようとした時に、やんちゃものが乱入して、結局、写真に写っていたのは、やんちゃものだけ。
これに、腹を立てた動物達は、やんちゃものを朝ご飯に呼ばないことにするのです。

困ったやんちゃたちが取った行動とは、動物達の日常生活をつぶさに観察して、他の動物達と同じ行動が出来るようにすること。
他の動物の家を、秘密裏に観察するシーンが爆笑もの。
詳細に描かれていて、絵がマンガチックなので、なおさら楽しめると思います。
観察後は、その練習。
要は、マナー全般について徹底して遵守するということ。
ものの使い方を覚えたやんちゃたちは、準備万端、動物達の朝ご飯に参加して、快く受け入れられます。
今度は、逆にやんちゃたちのマナー水準が高くなり過ぎ、動物たちに疎まれてしまいます。
でも、月が出るや、状況は一変。
非常に良く練られた展開だと思います。

繰り返しになりますが、マンガチックな絵なのですが、とても魅力的な絵だと思います。
ヘラジカが腕組みをして思案している姿なんて、爆笑間違いなしではないでしょうか?
細かい部分まで丁寧に描き込んでいるので、何度見ても新しい発見がある、そんな絵本に仕上がっています。
ただ、文章量も多いので、しっかりと流れが理解出来ないと、絵本の楽しみが半減してしまうので、対象年齢はちょっと高めかも知れません。
他の作品も読んでみたい作家に加えたい1人です。
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自信を持っておすすめしたい 話の展開、絵とも満喫できる作品  投稿日:2011/08/25
教会ねずみと のんきなねこ
教会ねずみと のんきなねこ 作・絵: グレアム・オークリー
訳: 三原 泉

出版社: 徳間書店
1972年初版のイギリスの絵本。
30年以上にわたって読み続けられていると但し書にありましたが、その理由が充分に窺える内容の濃い作品でした。

主人公は、ねずみのアーサー。
ねこのサムソンと教会に住んでいますが、サムスンは、牧師さんの「みんな なかよく」という話を聞いているから、ねずみをいじめないのです。
ただ、サムスンは、いつも寝てばかりなので、アーサーはちょっと心細く退屈。
そこで牧師さんに相談のうえ、町に出て、たくさんのねずみ仲間を連れてきます。
みんな教会での暮らしが気に入って、楽しくやっていたのだけれど、ある事件によって追い出されることになり、大きく展開していきます。
泥棒との対決シーンは、手に汗握るもので、大いに楽しめる作品だと思います。

物語自体は、何処かで読んだことのあるような展開なのですが、何と言っても絵の水準が秀逸。
色の発色が、ちょっと日本ではお目にかからない感があり、それも斬新に写ることだと思います。
文章はかなり多いので、読み聞かせは厳しい作品です。
やはり、小学生低学年位の子供が、自ら読む類の作品と言えそうです。
シリーズの邦訳が待ち遠しいところです。
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なかなかよいと思う 回文を子供と楽しみたい  投稿日:2011/08/25
サカサかぞくの だんなしぶいぶしなんだ
サカサかぞくの だんなしぶいぶしなんだ 作・絵: 宮西 達也
出版社: ほるぷ出版
大好きな宮西達也さんの回文絵本の第3弾。
第1弾が原始時代。
第2弾が宇宙時代。
ときて、今回は時代劇なのですが、ラストのようです。

全文章が回文なので、文章自体を子供と楽しめる作品です。
今回も回文を募集して創作されているのですが、流石に3回目となると、これが回文というようなものもあり、ちょっと苦しい展開かなと思わざるを得ませんでした。
ただ、回文って、自分も小さい頃はまった経験がありますが、これだけ沢山あると夢中になる子も多いことだと思います。
「かつらがらっか」
「たいふうびうびうふいた」
「たつまきまった」
あたりは、回文の新しいスタンダードを感じさせるものだと思いました。

物語は、しぶいぶしの家の主が、イカの恰好をした忍者にさらわれるシーンから始まります。
8人も子供がいて、捜索開始。
見つかったものの、竜巻が舞い、武士と忍者の戦いが展開するというものです。
武士がかつらというのが、宮西さんらしい発想だと思います。

絵も楽しいし、回文を子供と言い合うという楽しみもある、オススメの絵本です。
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