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あなたのからだをだいじにするほん

あなたのからだをだいじにするほん(Gakken)

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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 絵が綺麗  投稿日:2011/09/03
ゆきのひのおくりもの
ゆきのひのおくりもの 作: ポール・フランソワ
絵: ゲルダ・ミューラー
訳: ふしみ みさを

出版社: パロル舎
絵柄なんかからすると、ロシアの作品かと思いきやさにあらず。
1959年の出版以来読まれ続けている、フランスのロングセラー絵本「ペール・カストール」シリーズの一冊でした。
中国民話の再話ということで、原作は、1955年に方 軼羣(ファン イー チュン)が中国で絵本『夢卜回来了』として発表したもののようです。

物語は、雪の中でにんじんを2本見つけたこうさぎが、お腹が一杯になったので、残りの1本をこうまくんに届けてあげるシーンから始まります。
こうまくんは、外出中。
くしくも、こうまくんは、その頃雪の中にかぶを見つけて食事中で、お腹一杯になって帰るとにんじんを見つけます。
その繰り返しが続くぐるぐる話で、友達への想いがリレーされていくという話は、実に分かり易いもの。
情けは人のためならずということが、分かってくれたら良いのではないかと思います。

ただ、綺麗な絵がストーリー自体を物語っているのに、文章が過多という気がします。
対象年齢も低いので、この文章量はいかにも多すぎな感は否めないと思いました。
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ふつうだと思う 「ロンドン橋落ちた」の絵本  投稿日:2011/09/03
ロンドン橋がおちまする!
ロンドン橋がおちまする! 訳: 渡辺 茂男
画: ピーター・スピア

出版社: 復刊ドットコム
題名が気になって読んだら、かの有名な「London Bridge is falling down」を元にして描かれた絵本でした。
この歌は、誰でも知っていると思いますが、マザー・グースの1つとのこと。
歌詞の中の”broken down”は、”falling down”とすることも多く、特にアメリカ合衆国では”falling down”が一般的だそうで、今回の作品は、アメリカなので”falling down”になっています。

London Bridge is broken down
Broken down bloken down.
London Bridge is bloken down
My fair lady.

Build it up with wood and clay
Wood and clay wood and clay
Build it up with wood and clay
My fair lady.

Wood and clay will wash away
Wash away wash away
Wood and clay will wash away
My fair lady.

Build it up with bricks and mortar
Bricks and mortar bricks and mortar
Build it up with bricks and mortar
My fair lady.

Bricks and mortar will not stay
Will not stay will not stay
Bricks and mortar will not stay
My fair lady.

Build it up with iron and steel
Iron and steel iron and steel
Build it up with iron and steel
My fair lady.

Iron and steel will bend and bow
Bend and bow bend and bow
Iron and steel will bend and bow
My fair lady.

Build it up with silver and gold
Silver and gold silver and gold
Build it up with silver and gold
My fair lady.

Silver and gold will be stolen away
Stolen away stolen away
Silver and gold will be stolen away
My fair lady.

Set a man to watch all night
Watch all night watch all night
Set a man to watch all night
My fair lady.

Suppose the man should fall asleep
Fall asleep fall asleep
Suppose the man should fall asleep?
My fair lady.

Give him a pipe to smoke all night
Smoke all night smoke all night
Give him a pipe to smoke all night
My fair lady.

ピーター・スピアの絵が、詳細に描写しているので、なかなか見応えのある作品です。
実際に見る機会があれば最高なのですが、それでも、雰囲気は充分伝わると思います。
ただ、邦訳があまりリズミカルでないので、原文の魅力が半減している気がしました。
マザー・グースの入門編にオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい アイデアが最高  投稿日:2011/09/03
あけて・あけてえほん れいぞうこ
あけて・あけてえほん  れいぞうこ 作: 新井 洋行
出版社: 偕成社
読後感は、ファーストブックに新たな名作誕生という思いです。

あけて・あけてえほんという名のとおり、絵本自体が冷蔵庫を模しています。
このアイデアが最高。
扉を開けて、
「ぎゅうにゅうさーん」
と声をかけると、牛乳が登場してきてコップに注ぎます。
そんな朝食のメニュー達が呼ばれて、次々に朝食が完成に近づいていきます。
最後は、ぼくの
「いただきまーす」

みんな冷蔵庫の中にいるときは、目を閉じているのですが、呼ばれると「はーい」と言って目覚めて登場します。
その表情が、実に魅力的なもの。
ボードブックのサイズも、持ち運びできる丁度良いもので、超オススメの作品です。
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自信を持っておすすめしたい ファーストブックの新たな名作  投稿日:2011/09/03
あけて・あけてえほん おしいれ
あけて・あけてえほん おしいれ 作・絵: 新井 洋行
出版社: 偕成社
「あけて・あけてえほん」シリーズで、れいぞうこが良かったので、続けて読んでみました。
絵本自体がおしいれを模しているのですが、この目の付けどころが最高です。
冷蔵庫は、何となく出てくるアイデアかと思ったのですが、おしいれは、直ぐには思い浮かびません。
これは凄い発想ではないでしょうか?

扉を開けて、
「しきぶとんさーん」
と声をかけると、「はーい」と応えて
「どすん ばさり」
と畳に横たわります。
しきぶとん→まくら→もうふ→かけぶとん
と続き、最後は、ぼくの
「おやすみなさい」

おしいれの光景が、まさにそうと頷きたくなるもの。
ふとん一式達の表情が、実に魅力的なものです。
ボードブックのサイズも、持ち運びできる丁度良いもので、超オススメの作品です。
ふとんをひくのが、楽しくなること受けあいです。
ファーストブックに新たな名作誕生と言いたくなりました。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う イソップ物語の入門編  投稿日:2011/09/02
イソップ12の物語
イソップ12の物語 作: イソップ
絵: リスベート・ツヴェルガー
訳: 吉田 新一

出版社: 太平社
イソップ物語は、ヘロドトスの『歴史』に、紀元前6世紀に奴隷のアイソーポス(英語読みがイソップ)が作ったとされています。
今から2500年以上も前の作品と知ると、驚かざるを得ません。

構成は、左側に文章と下にその教訓、右側に絵。
12話あるのですが、
「町のネズミといなかのネズミ」
「羊飼いの少年とオオカミ」
「ウサギとカメ」
「キツネとカラス」
の4話以外は知らない作品ばかりでした。
「ウサギとカメ」は、日本の昔話と捉えている人がいる位、浸透していますが、動物の寓話というのは、万国共通に受け入れられるものなのでしょう。

絵を描いたリスベート・ツヴェンガーは、世界的名作を、繊細で独特の画風で描き、国際的に評価を得ており、この作品も、思う存分に彼女の描く絵の魅力が溢れているもの。
物語が短いので、イソップ物語の入門編といった作品として捉え、気にいった作品については、本格的な作品を読んでみるといった読み進めが良いと思います。
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自信を持っておすすめしたい 幻想的な絵が美しい  投稿日:2011/09/01
ごんぎつね
ごんぎつね 作: 新美 南吉
絵: 黒井 健

出版社: 偕成社
言わずと知れた新見南吉さんの名作。
誰しもが読んだ懐かしい作品です。
世に出たのは、1932年1月の赤い鳥に掲載された時ですが、何とまだ17歳だったのですから驚きです。
南吉さんは、1943年に結核で亡くなるのですが、29歳という若さだったので、作品が少ないというのも頷けます。
亡くなった後に発表された童話集に収められていたのが、「てぶくろをかいに」
そんな背景を知ると、この作品の凄さが実感できることと思います。
また、宮澤賢治と作風が好対照で、「北の賢治、南の南吉」と呼ばれています。

物語の主人公は、ごんぎつね。
兵十という村人が、川で魚を取っているのに出くわしました。
兵十がいなくなった時に、ごんぎつねは、いたずらがしたくなり、びくの中のうなぎや魚を川に投げ込んでしまうのです。
兵十に見つかったのですが、ごんぎつねは逃げ切ります。
十日ほど経ち、ごんぎつねは、兵十のおっ母が亡くなったと知り、うなぎを食したかったに違いなかったのに、本当に悪いことをしたと悔いるのです。

その後の展開も良く知られたところですが、特に有名なのは、
「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは。」
という兵十の言葉でしょう。

物語の終わりの言葉は、何とも切ないもの。
心に染みるというのは、こういうことを言うのだと思います。
この作品は、旧仮名遣いを新仮名遣いに改めた他は、原文のままだそうです。
その南吉さんの文章に、黒井健さんの淡い幻想的な絵が、見事なまでにマッチしていて、見るものの心を揺り動かすことでしょう。

小学校の教科書にも登場しますが、こうした名作は、是非、自ら読んで感じて欲しいと思います。
数多い「ごんぎつね」ですが、やはり、この作品が特にオススメです。
参考になりました。 1人

ふつうだと思う ほのぼの感が良い  投稿日:2011/09/01
かずちゃんのおつかい
かずちゃんのおつかい 作: 石井 桃子
絵: 中谷 千代子

出版社: 福音館書店
作の石井桃子さんは、「ノンちゃん雲にのる」で、つとに知られています。
私の最初の出会いは、バージニア・リー・バートンの「 ちいさいおうち」「せいめいのれきし」の訳者としてでした。
多くの海外の名作の邦訳に携わり、先駆者としての位置付けは揺ぎ無いものです。
また、絵の中谷千代子さんの大ベストセラーの「かばくん」は、読まれた方も多いことでしょう。

物語は、かずちゃんとおかあさんが買物に行くシーンで始まります。
かずちゃんは、いつも先に行ってしまいますが、以外なところから現れます。
垣根の隙間から、じゃりの山のてっぺんから、穴の中からと、今の舗装された道路からは考えられません。
1979年の作品ですから、止むを得ないのですが、確かにそんな風景だったなと懐かしく思いました。
店並も、昭和の時代を感じさせるもの。
今のスーパー全盛時代と比すると、こうした八百屋さん、魚屋さんというのは、おかあさんと子供が歩いて出かける距離にあったからこそ、途中の出来事が貴重な体験となったことは間違いありません。

買物に出かけて帰ってくる、ただそれだけの話なのですが、かずちゃんとおかあさんのやり取りが、ほのぼのとした気持ちにさせてくれることでしょう。
かずちゃんの行為に、自らを重ね合わせることに楽しみを見出すことが出来る作品だと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 自然の摂理について考えさせられる絵本  投稿日:2011/08/31
フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人
フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人 作: ジョセフ・ダグニーズ
絵: ジョン・オブライエン
訳: 渋谷 弘子

出版社: さ・え・ら書房
フィボナッチの本名は、レオナルド・ダ・ピサ(ピサのレオナルド)といい、フィボナッチは「ボナッチの息子」を意味する愛称。
中世で最も才能があったと評価されるイタリアの数学者です。
フィボッチ数列という名称を、一度は聞いたことがある方も多いことでしょう。
そんなフィボッチの生い立ちを記した、2010年のアメリカの作品。

フィボナッチは、小さい頃から数字が大好き。
数を数えるのが好きで、算数の問題も直ぐ解いてしまうのです。
でも、そろばんを使って計算する他の子供達や先生から、手を使わないフィボナッチは、のうなしと呼ばれてしまうのです。

のうなしというあだ名が町中に広がったことに腹を立てた父が、彼を商人にすべくアフリカに行くことにするのです。
その時、意気消沈したフィボナッチに、好きな事に打ち込むことを諭したのが父の助言者アルフレード。
フィボナッチは、その助言に基づいて、どんな場所・時においても数学の求道者となり、フィボナッチ数列の発見、アラビア数字の伝播等の功績を残すことになるのです。

フィボナッチ数列の話が、とにかく面白い。
フィボナッチ数列とは、3項目以降のそれぞれの数は手前の2つの項の数の和になっているもの。
その数列は、0、1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233・・・と続くのですが、それは自然の摂理そのものなのです。
具体例が沢山登場するので、とてもイメージし易いと思います。

最後に、「見つかりますか?」とその数列の説明もあり、きっとその魅力に惹かれるお子さんもいることだと思います。
対象年齢は、小学校高学年位からといったところでしょうか。
算数というより、数学に接する年齢に合う作品として、オススメします。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 父と子の関係を考えるに最適  投稿日:2011/08/30
大きな大きな船
大きな大きな船 作・絵: 長谷川 集平
出版社: ポプラ社
長谷川集平さんと言えば、「はせがわくん きらいや」で1976年に鮮烈デビューを飾ったことで知られています。

この作品は、2009年の作品ですが、絵の感じがかなり異なります。
以前の強烈な印象がないのですが、今回の絵は青・赤・黄の三色の水彩絵具で描いたからのようです。
この作風が、今回の話の内容には実に合っている気がしました。

物語は、
「父さん、ぼく父さんに母さん役までやってほしいと思わないよ。
父さんは父さんをやっててくれたらいい。
・・…うまく言えないけどさ」
というぼくの言葉で始まります。
理由は分からないのですが、父子家庭になったという設定です。
大人のぼくの発言に戸惑う父。
父は、海外勤務が多く、母子で日本にいたようで、そんな昔話をするのですが、父に比べぼくの発言が的を得ており、正直、身につまされる話が展開します。

父と子、特に男の子との会話は、微妙に難しい側面があります。
そんな雰囲気を、長谷川さんが実に巧妙に描いており、多くのパパは惹き込まれてしまうのではないでしょうか?

最後に船を見に行くという父の提案に賛成するぼく。
ぼくが見たとてつもなく大きな船の幻影は、時代という船の暗示なのか?
父とぼくのこれからの船出の暗示なのか?
色んな捉え方があると思いますが、とても余韻に浸ることのできるエンディングだと思いました。

大人向け、しかも、パパ向けの絵本です。
是非、多くのパパに読んでいただいて、息子との対話を深めて欲しいものだと思います。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う 「アンジェリーナ」シリーズの第1弾  投稿日:2011/08/29
アンジェリーナはバレリーナ
アンジェリーナはバレリーナ 作: キャサリン・ホラバード
絵: ヘレン・クレイグ
訳: おかだよしえ

出版社: 講談社
長く読み続けられているアンジェリーナシリーズの記念すべき第1弾。
1983年の初版。

主人公のねずみのアンジェリーナは、バレエが大好きな女の子。
踊りだしたら、無我夢中の状態。
踊っていると、用事や約束もみんな忘れてしまい、家だけでなく、ご近所や学校でもまわりに迷惑をかけっぱなしになってしまうのです。
見かねたおかあさんがおとうさんに相談します。
おとうさんは、すこし 考えてから、
「私に良い考えがある」と言うのですが、こんな夫婦関係って良いですよね。

その解決方法とは、アンジェリーナをバレエ学校に通わせて、思う存分踊らせること。
思いっきり踊れるものだから、日常生活にメリハリがついて、優等生になるから不思議なものです。
それにしても、解せないのは、エンディング。
これで、シリーズが延々と続くと思えないのですが、2作目以降も読んでから投稿したいと思いました。

どちらかと言えば、女の子向きの話で、きっと共感できることでしょう。
小さい頃に、自分の夢に出会えたアンジェリーナは幸せもので、そんな出会いを子供に見つけてあげたくなる、そんな絵本だと思います。
参考になりました。 2人

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