話題
ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

  • かわいい
  • ためしよみ
話題
どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

『世界一受けたい授業』で紹介!京大の動物博士監修の「答えのない問いに向き合う力」を育てる新感覚の絵本

  • かわいい
  • 学べる
  • 全ページ
  • ためしよみ

TOP500

ジュンイチ

パパ・60代・東京都

  • Line

ジュンイチさんの声

1648件中 211 〜 220件目最初のページ 前の10件 20 21 22 23 24 ... 次の10件 最後のページ
あまりおすすめしない シンプルな絵は楽しい  投稿日:2011/09/17
365まいにちペンギン
365まいにちペンギン 作: ジャン・リュック・フロマンタル
絵: ジョエル・ジョリヴェ
訳: 石津 ちひろ

出版社: ブロンズ新社
「1月1日の朝、宅急便のお兄さんが 玄関のベルを押した」という書き出しで、物語は始まります。
届いたのは、ペンギン。
それが、毎日続いていくというストーリーでナンセンス物かと思いきや、途中で足し算、掛け算の考え方が展開します。
12月31日に、365羽になったところで、贈り主が登場するのですが、そこで勢い環境問題を語り始めます。

地球温暖化の影響で、南極の氷が融け始めているので、ペンギンの住むテリトリーが狭くなっている。
だから、北極に移動させたい。
でも、国際条例によって保護動物は輸出が禁じられている。
だから、目立たない方法として、君達の家に毎日、1羽づつ送ったというもの。

そもそも、南極は大陸だから、論理展開がおかしいです。
北極は氷しかないので、シロクマのテリトリーが狭まっているというのは、度々問題となっていますが、南極については初耳です。
しかも、国際条例って、ワシントン条約のことを指すと思われますが、絶滅危惧種に指定されているペンギンはいるものの、それは一部に過ぎません。
一番の問題は、法律に触れるから、目立たない方法で遂行したと、法を犯すことを是としている点。
絵本の世界とは言え、こんなことを良しとしてしまう表現に、非常に問題意識を持ちました。

ナンセンスの絵本なのか?数学の絵本なのか?環境問題の絵本なのか?そもそも視点がぼやけ過ぎ。
三色刷りの絵は、シンプルで好感は持てたのですが、絵と対象年齢のギャップが大き過ぎる感が否めません。
ストーリーの内容は、足し算あり掛け算ありですから、九九をかじる頃でないと楽しめない気がしました。

絵だけを楽しむのなら良いのですが、内容に難ありと思います。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 二人のやり取りが楽しい  投稿日:2011/09/13
おおきなおなべとちいさなおなべ
おおきなおなべとちいさなおなべ 作: 二宮 由紀子
絵: 石倉 ヒロユキ

出版社: 福音館書店
石黒 ヒロユキさんと言えば、奥様の真木 文絵さんとの「ポットくんシリーズ」がつとに有名。
二宮 由紀子さんは、「トゥートとパドル」シリーズの訳者として知られています。

物語は、大きな鍋と小さな鍋が、出会うシーンから始まります。
二人は、事あるごとにお互いをけなしあいます。
大きい鍋は、小さい鍋を見下ろして「小さいの」
と言えば
水をためるシーンでは、
小さい鍋が、大きい鍋を見上げて「遅いの」
と言ったりという具合です。
そんなやり取りが続くのですが、調理しているのはスパゲッティ。
それぞれが役割を担ってスパゲッティが完成すると、お互いが幸せになるのです。

とても短いストーリーなのですが、二人のやり取りがほのぼのしているので、とても惹き付けられました。
大きい、小さいということは関係なく、自らの役割を果たすことが大切ということを諭してくれるような側面もあって、良い感じのお話だと思います。
石倉さんの擬人化した絵は、いつもながらに魅力的なものなので、小さなお子さんでも楽しめると思いました。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 絵が楽しい作品  投稿日:2011/09/13
エルネスト たびするいぬのものがたり
エルネスト たびするいぬのものがたり 作・絵: ヨッヘン・シュトゥーアマン
訳: 関口 裕昭

出版社: フレーベル館
2006年のスイスの絵本。
久しぶりに絵で楽しめる、我家好みの作品でした。

主人公のエルネストは、耳の垂れた犬。
そして、登場する舞台は、動物だけの世界です。
みんな人間の世界と同じなのですが、動物しかおらず、それぞれが人間と同じように仕事をしているのです。

物語は、エルネストの家に手紙が届くシーンから展開が始まります。
その家というのは、勿論、犬小屋なんかではなく、大きな豪邸。
ソファと、エルネストの服やスリッパの柄が一緒というのが、とてもお洒落。
その手紙が読めなくて、エルネストの差出人を探す冒険が始まります。

何て言ったって、登場する動物達が最高です。
郵便局の受付のカンガルーや、切手コレクターのセイウチ、隼のパイロットなんて、何度見直しても笑えます。
ストーリーも、エルネストが旅から戻ったときのサプライズが絶妙で、このエンディングも文句なし。

何度見直しても新しい発見のある、楽しい絵本なので、是非読み聞かせをオススメします。
特に、パパに読み聞かせして欲しい作品です。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい キャラクターが魅力的  投稿日:2011/09/11
やさい
やさい 作・絵: 三枝 三七子
出版社: ポプラ社
野菜の絵本というと、平山和子さんの「やさい」や、きうちかつさんの「やさいのおなか」「やさいのせなか」あたりが思い浮かびます。
何れも名作なので、あまり期待しないで読んだのですが、結構良いという印象でした。
この作品は、「これなあに?」と書かれて、野菜の断面が描かれているページから始まります。
答えはピーマンなのですが、全体像は、擬人化しており、実にキュートな印象です。
その繰り返しなのですが、縦切り・横切りと二つの断面から見ているので、この着眼はとても良いと思います。
馴染みの野菜達に混じって、ゴーヤがあるのが新しい感じがしました。

絵は可愛いだけでなく彩色が綺麗なので、とても魅力的。
「やさいのおなか」の二番煎じと思って読み始めたのですが、エンディングに続くストーリー展開もあって、かなり楽しめる作品だと思います。
最終頁には、登場した野菜の英語名も掲載しているのですが、ゴーヤが「Bitter melon」と言うのは一寸した驚きでした。

ファーストブックに是非オススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 子供の好奇心をくすぐる作品  投稿日:2011/09/07
地球のかたちを哲学する
地球のかたちを哲学する 文・絵: ギヨーム・デュプラ
訳: 博多かおる

出版社: 西村書店
小さい頃、丁度同じような内容の本を読んだ記憶あります。
鮮明に覚えているのが、第一章にあるヒンデゥー教徒の地球観。
大きなヘビの上にかめがのり、その上にゾウが東西南北の四隅におり、平らな島のような地球を支えているというもの。
他にも、島のような地球観が多く描かれていますが、当時読んだ本にもいろいろあって、貪り読んだものです。
地震の原因が、下で支えるものが動くからと考える人々が、世界各地に居たというのも、とても面白いと思います。

その本は何なのか?今だわかりませんが、子供との読み聞かせで、バージニア・リー・バートンの「せいめいのれきし」との再会が出来たように、いつかまた出会えることを期待しています。

それはさておき、よくもこれだけ世界各地の地球観を集めたものだと思います。
それぞれが、興味深く、仕掛け絵本になっている懲りようで、夢中になって読むお子さんもいることだと思います。
子供の好奇心をくすぐるのは、間違いのないところです。
読み聞かせには難しく、小学校低学年以上が自ら読む類の絵本だと思います。
価値ある作品だとは思いますが、2800円(税抜き)という定価は、やはり高価な感がありなかなか手を出せない価格帯なのが残念です。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 自分らしくありたいもの  投稿日:2011/09/07
っぽい
っぽい 作・絵: ピーター・レイノルズ
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 主婦の友社
ピーター・レイノルズと言えば、アリスン・マギーと組んだママが泣ける本の上位に位置する「ちいさなあなたへ」と、パパが泣ける本の上位に位置する「きみがいま」でつとに知られています。

原題は、Ish。
意味は「..らしい ..のような」
とか 「..がかった ..じみた」
と言ったところ。
それを、「っぽい」と邦訳したところに、訳者のセンスを感じます。

主人公のラモンは、絵を描くのが大好き。
何時でも何でも何処でも、絵を描きます。
ところが、ある日おにいちゃんに絵を笑われてしまってからは、絵が描けなくなってしまいます。
でも、妹のマリソルは、ラモンの絵が大好きで、ラモンがくしゃくしゃに捨てた絵を自分の部屋中に貼っていたのです。
マリソルは、ラモンの絵に気持ちがあると感じていたのです。
決して実物に似てはいない、それっぽい絵。
それは、自分らしく表現することの大切さを、諭してくれていると思います。

小さい頃は、それこそ自分らしくあるのですが、段々大人になるにつれて、そのらしさが失われていく気がします。
いつまでも、そのらしさを表現できるようにありたいもの。
そんな風に、子供を育てたいと改めて認識させられました。
どちらかと言うと、大人向きの絵本だと思います。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 親子で考えたい絵本  投稿日:2011/09/06
ぼくとママのたからもの
ぼくとママのたからもの 作: 斉藤 栄美
絵: 狩野 ふきこ

出版社: 金の星社
1999年の作品ですが、何処か懐かしい絵です。
掃除機をかけているママが、けんちゃんの部屋にやってきます。
ママは、
「けんちゃん。
おもちゃばこの なかおかたずけしたら?
いらないものが たくさんありそうよ」
と言うのですが、
けんちゃんは、
「いらないものなんて ないもん」
と答えます。
でも、けんちゃんのおもちゃばこには、石や小さく切った色紙やミカンの皮やキャラメルの箱など、およそ傍から見たら価値のないものが沢山。
でも、それには、けんちゃんの思い出が一杯つまっているのです。
それを、ママとけんちゃんが語るのですが、そのほのぼの感が何とも言えません。

最後は、ママの思い出の品が登場するのですが、やはり捨てられないものってあって、それは掛け替えのないもの。
誰しもが納得のお話ではないでしょうか?
こんな風に子供のことを聞いてあげる心を大切にしていきたいものだと、再度認識させられた絵本で、読み聞かせにオススメします。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う イソップ物語の入門編  投稿日:2011/09/06
いそっぷのおはなし
いそっぷのおはなし 絵: 降矢 なな
再話: 木坂 涼

出版社: グランまま社
イソップ物語は、ヘロドトスの『歴史』に、紀元前6世紀に奴隷のアイソーポス(英語読みがイソップ)が作ったとされています。
今から2500年以上も前の作品と知ると、驚かざるを得ません。

木坂涼さんの再話で、絵は、降矢ななさん。
降矢ななさんと言えば、「ともだちや」シリーズや、「きょだいなきょだいな」あたりで知られています。
今回の作品に登場するきつねは、やはり馴染のものでした。

9つの作品が収録されていますが、どれも馴染み深いもの。
しかも、絵が日本人離れしたスケールで描かれているので、必ずや惹き込まれることでしょう。
それぞれが、4ページで完結しているので、イソップ物語の入門編といった作品として捉え、気にいった作品については、本格的な作品を読んでみるといった読み進めが良いと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 歴史の入門書  投稿日:2011/09/05
時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで
時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで 作・絵: 香川 元太郎
出版社: PHP研究所
以前、迷路シリーズの他の作品は読んだことがあるのですが、あまりピンときませんでした。
でも、この作品はとても良いです。
恐竜時代から江戸時代に焦点を当てた時に関する迷路で、時代の様子が実に分かりやすく描写しています。
難しいことは抜きにして、歴史というものに接する絶好の入門書だと思いました。

それも、ゲーム感覚で取り組めるのですから、子供にとって病み付きになること受けあいです。
しかも、この作品が良いのは、単に迷路だけに留まらないということ。
迷路にも、難易度が異なる2つのルートがあり、隠し絵やクイズがそれぞれの時代毎にあるので、色んな側面から取り組めるのです。
隠し絵は、かなり良く出来ていて、答えを見ないと分からないものもあり、ゲーム世代であっても、充分に楽しめる水準だと思います。

しかも、1300円(税別)という定価は、お値打ち品。
プレゼントにもオススメします。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい ストーリー、絵とも文句なし  投稿日:2011/09/04
ぼくのかえりみち
ぼくのかえりみち 作: ひがし ちから
出版社: BL出版
主人公のそらくんが、小学校の校門を出た角でつぶやくシーンで物語は始まります。
「今日は、この白い線を歩いて帰ろう」

これって、懐かしい。
誰しもが、やったことのある行為ではないでしょうか?

途中には、楽しそうな誘惑が一杯。
最初の難関は、横断歩道。
そらくんは、横断歩道を飛んでわたるのですが、その絵が最高です。
次の難関は、ロードコーン。
もう、見た目は駄目だと思いきや、そらくんは、ロードコーンの頂点が白だから白につかまれば大丈夫と、渡り切ります。
この時の絵も、こう来たかと言えるもの。

自分にも経験がありますが、子供の頃って、何かしら理由をつけては、大丈夫だと言ってルールを変更することは良くありました。
この展開って、まさに子供の目線そのもの。
親にとっては懐かしく、子供にとっては共感を呼ぶそんな展開だと思います。
最後の難関は、それこそ絶体絶命なのですが、お決まりの展開で成功です。

ストーリーも身近なものなので親しみ易かったのですが、それ以上に絵が素晴らしい。
子供の目線で描いたり、上からも下からも描いていて、惹き込まれてしまう人も多いことだと思います。
読み聞かせより、小学校低学年のお子さんが自分で読んで欲しい作品として、オススメします。
参考になりました。 2人

1648件中 211 〜 220件目最初のページ 前の10件 20 21 22 23 24 ... 次の10件 最後のページ

年齢別で絵本を探す いくつのえほん

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…

全ページためしよみ
年齢別絵本セット