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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

『世界一受けたい授業』で紹介!京大の動物博士監修の「答えのない問いに向き合う力」を育てる新感覚の絵本

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 古典的な名作  投稿日:2011/07/08
まほうつかいバーバ・ヤガー
まほうつかいバーバ・ヤガー 作: 松谷 さやか
絵: ナタリー・バラン

出版社: 福音館書店
バーバ・ヤガーという名称に惹かれて、読んでみました。
バーバ・ヤガーとは、スラヴ民話に登場する妖婆。
各種の民話で語られるほか、芸術分野ではムソルグスキー作曲の組曲『展覧会の絵』の1曲「バーバ・ヤーガの小屋(鶏の足の上に建つ小屋)」で知られるとのこと。
日本語では魔女、山姥、鬼婆、妖婆というところでしょう。

原作は1941年で、邦訳は1987年。
ロシア民話の再話という形をとっています。
何と言っても、ナタリー・パランの切紙細工のような絵が、民話というに相応しいもの。
とても味わい深い絵だと思います。

物語は、主人公の娘の父が、母がなくなった後に、新しい母を迎えるシーンから始まります。
その新しい母のお姉さんが、バーバ・ヤガーで、娘はお遣いに行かされるのです。
その時に、娘は自分のおばさんに相談していくのですが、その時のアドバイスが秀逸。
このアドバイスに基づいて、話は大きく展開するので内容については読んでのお楽しみとしたいのですが、実に良く出来たお話だと関心してしまいました。

古典的な名作として、オススメしたい作品です。
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なかなかよいと思う シンプルな絵が魅力的  投稿日:2011/07/07
おやすみ、かけす
おやすみ、かけす 作・絵: マリー・ホール・エッツ
訳: まさき るりこ

出版社: 大日本図書
マリー・ホール・エッツは、1895年アメリカ ウィスコンシン州生まれ。
1944年の作品で日本では1963年に訳された「もりのなか」で、つとに知られています。

「もりのなか」は、モノクロームの世界でしたが、この作品は濃紺一色のもの。
「かけすが いちわ、きのえだに とまって
ないています。
ジェー、ジェー、ジェー」
という一文で始まるのですが、鳥の鳴き声がジェー、ジェー、ジェーとは驚きです。
シンプルな絵が挿入された擬音をともなった文章が、繰り返されるのですが、実に穏やかな絵本です。
派手な絵本が多い中、異質ではありますが、心に染み入る、そんな感じを持ちました。

我家では、絵本といえば奇麗な色彩のものという認識があって、このシンプルな絵は子供には受けませんでした。
しかしながら、セカンドブックあたりとして考えると、シンプル故に受け入れ易い作品ではないでしょうか?
お休み前にオススメです。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 絵本らしい作品  投稿日:2011/07/06
あるげつようびのあさ
あるげつようびのあさ 作: ユリ・シュルヴィッツ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 徳間書店
作者のユリ・シュルヴィッツ は、1935年ポーランド ワルシャワ生まれ。
1959年アメリカに渡り創作活動を始めます。
1969年に「空とぶ船と世界1のバカ」でコルデコット賞、1980年の「たからもの」、1999年の「ゆき」、2009年の「おとうさんのちず」で、コルデコット賞オナー賞を受賞しています。
初版は1967年で、邦訳は1994年の作品。
原題は、One Monday Morning。

物語は、ぼくが窓越しに雨の降る外を眺めるシーンから始まります。
そんな雨降る月曜日の朝、王様と女王様と王子様が、ぼくを訪ねてくるのです。
でも、ぼくは不在。
王子様言います。
「そんなら火曜日に来よう」

火曜日には、三人に騎士も加わってぼくを訪ねてくるのですが不在。
この繰り返しが、日曜日まで続くのです。
毎日、お供が増えていくのですが、リズミカルな文章と相まって、なかなか楽しい展開です。
谷川俊太郎さんの訳も絶妙です。
何と言っても登場するキャラクターが幻想的。
最後に、何のキャラクターかが分かるのですが、誰しも納得することでしょう。

ぼくの空想の世界を見事に描ききった作品で、おそらく時間的には数時間の夢物語といったところ。
何とも言えない余韻が楽しめるオススメの作品です。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う おばあちゃんは偉大  投稿日:2011/07/05
やんちゃっ子の絵本 (3) だれのおばあちゃん?
やんちゃっ子の絵本 (3) だれのおばあちゃん? 作・絵: スティーナ・ヴィルセン
訳: ヘレンハルメ美穂

出版社: クレヨンハウス
スウェーデンで大人気のイラストレーターであるスティーナ・ヴィルセンさんの作。
やんちゃっ子シリーズは、本国では10作も出ている絵本シリーズですが、日本で3冊同時発売されたもの。
出版社は、落合恵子さんのクレヨンハウス。

この作品は、その2にあたります。
1作目で登場した、ぶたくまさん、うさぎさん、とりさんは登場せず。
2作目で登場したこぐまさんが再登場し、今回は、そのおばあちゃんといとこが登場です。

こぐまさんは、おばあちゃんを独り占めにしたいのだけど、いとこがいて嫉妬してしまいます。
この気持ちって、子供なら誰しも経験することではないでしょうか?
お話は、それでは終わらず、いとこの泣くところを見て、こぐまさんも同情し最後は仲良く三人で本を読むシーンで終わります。
何とも良い余韻の残るエンディングなので、最後のシーンが一番気にいりました。

2作目とは異なりますが、あるあると共感できるお話だと思います。
やはり、おばあちゃんは偉大だと思わざるを得ない作品です。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ママが共感できる作品  投稿日:2011/07/05
やんちゃっ子の絵本 (2) だれがきめるの?
やんちゃっ子の絵本 (2) だれがきめるの? 作・絵: スティーナ・ヴィルセン
訳: ヘレンハルメ美穂

出版社: クレヨンハウス
スウェーデンで大人気のイラストレーターであるスティーナ・ヴィルセンさんの作。
やんちゃっ子シリーズは、本国では10作も出ている絵本シリーズですが、日本で3冊同時発売されたもの。
出版社は、落合恵子さんのクレヨンハウス。

この作品は、その2にあたります。
ところが、1冊目に登場した、ぶたくまさん、うさぎさん、とりさんは登場せず。
こぐまさんとママぐまさんが登場するのですが、ぶたくまさんとは繋がりません。
シリーズなのですから、連続性を持って欲しいと思いました。

物語は、こぐまさんとママぐまの、ちょっとした日常生活を描いたもの。
小さいお子さんをお持ちのママなら、あるあると思い当たる節のある内容でしょう。
もしかすると、子供よりもママの方が共感してしまう作品と言えるかも知れません。

1作目に比すると、キャラクターがそれほど魅力的でないので、四つ星としました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 手紙形式の文体が良い  投稿日:2011/07/05
おとうさん、お元気ですか…
おとうさん、お元気ですか… 作・絵: フィリップ・デュパスキエ
訳: 見城美枝子

出版社: 文化出版局
1985年のイギリスの作品です。
訳を見城美枝子さんが担当しています。
船乗りのパパと留守家族の様子を描いた絵本です。

物語は、主人公の女の子のソフィーがパパに宛てて書いた手紙の文章にそって進行していきます。
パパは、世界各地に積荷を降ろす船に乗船しているようです。
絵は、上段にパパの海の世界、下段には、ソフィーの日常生活が描かれていますが、その対比が秀逸。
違った場所、季節を生きているのですが、ソフィーが綴る手紙には、パパを思う気持ちに溢れています。
「海は荒れていませんか?」という手紙で、パパがシケの荒海を航海していたり、「真っ青の絵ハガキ、どうもありがとう」という手紙で、パパは、避暑地に居たりして、見るだけで楽しい絵です。

夏秋冬春と1年が過ぎ、また夏が来たころ、パパが戻ってきます。
待ちに待った再開で、ソフィーは、パパに抱きつくのですが、その時、全体の絵が再開のシーンで一杯になっていて、その暖かさに心打たれました。

絵が少しマンガチックではありますが、明るい絵で見やすい作品です。
手紙形式という文体も理解し易いので、年少位から楽しめる作品としてオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい キャラクターが魅力的  投稿日:2011/07/04
やんちゃっ子の絵本 (1) だれのズボン?
やんちゃっ子の絵本 (1) だれのズボン? 作・絵: スティーナ・ヴィルセン
訳: ヘレンハルメ美穂

出版社: クレヨンハウス
スウェーデンで大人気のイラストレーターであるスティーナ・ヴィルセンさんの作。
やんちゃっ子シリーズは、本国では10作も出ている絵本シリーズですが、日本で3冊同時発売されたもの。
出版社は、落合恵子さんのクレヨンハウス。

表紙の絵だけ見ると、一寸と思ったのですが、眺めていると中々魅力的に思えてくるから不思議です。
登場するのは、ぶたくまさん、うさぎさん、とりさん。
3匹が、ズボン、靴、帽子と身につけて出かけようとするお話なのですが、いつも間違ってばかり。
その間違え方が、憎らしいばかりに子供の心を掴むはず。
考えてみると、この3匹のキャラクターの特徴が、とても極端なのでこういうストーリーには、ピッタリなのです。
特に、靴の大きさの意外性といったら、あっと驚くものでしょう。

最後のオチも納得できるもので、絵だけでなく、ストーリー展開も充分に楽しめるものだと思います。
18cm×18cmというサイズも良いし、セカンドブック以降にオススメの作品です。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 宮西ワールドが堪能できます  投稿日:2011/07/03
かぶと四十郎 お昼の決闘の巻
かぶと四十郎 お昼の決闘の巻 作・絵: 宮西 達也
出版社: 教育画劇
かぶと三十郎は2作目で死んでしまいました。
最後に土の中に元気に育っている子供達というくだりがあったことから次回作を期待していたところ、かぶと四十郎が発刊され、この作品はかぶと四十郎の2作目です。

今回の敵は、カミキリムシのカミゾウ親分。
コガネムシから蜜を巻上げているシーンから始まります。

かぶと四十郎は、カミゾウ親分に戦いを挑み、勝った時にこう尋ねるのです。
「せっしゃは
あなたが ほんとうに
わるいひととは 
おもえません。
きのう あたたは、
こどもたちには 
やさしかったでござる」
そのカミゾウの話は、いつもの宮西ワールドそのもの。
ワンパターンとは言え、やはり引き込まれてしまいます。

最後の急展開で、四十郎が川に流されてしまいます。
三十郎は2作で終了しましたが、四十郎は長く続きそうな予感がしたのですが、果たして四十郎はどうなったのか?
カミゾウが、四十郎のさんどがさを受け継ぐシーンで終わっているので、新シリーズが始まるのか、この余韻がたまりません。

いつもながらの宮西ワールドが展開しますが、泣けるまでには至らなかったので、四つ星としましたが、充分に楽しめるオススメの作品です。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 自然の摂理について考えさせられる絵本  投稿日:2011/07/03
ぼくとサンショウウオのへや
ぼくとサンショウウオのへや 作: アン・メイザー
絵: スティーブ・ジョンソン
訳: にしかわ かんと

出版社: 福音館書店
1991年のアメリカの作品で、邦訳は2011年。
原題は、The Salamander Room。

物語は、主人公のぼくが、サンショウウオを見つけて家に持ち帰るシーンから始まります。
それから、お母さんと飼い方についての問答が続くのですが、その度に部屋が変化していくのです。

普通、何かを飼うと言ったら、飼育用のガラスケースを使用すると思いますが、この話では、ぼくの家がそのまま飼育する場所になっています。
サンショウウオとは言え、自然界で暮らしていくには、様々な環境が必要であって、お母さんとの問答を繰り返す内に、家という存在が不要という結論となってしまうのです。

人は、自然と共存というよりは、破壊することで生活をしてきている側面があります。
サンショウウオという小さな存在ですら、これだけの環境がないと生活することが出来ないということに思いをはせると、自然との共存を真剣に考えないと我が身に振りかかる、そんな気持ちにさせられる絵本だと思います。

自然の摂理、環境問題について、自ずから考えさせられる絵本としてオススメします。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 恐竜のCGが良い  投稿日:2011/07/03
おはようきょうりゅう
おはようきょうりゅう 作: 木坂 涼
絵: 福岡昭二

出版社: 教育画劇
2008年初版の作品。
表紙の恐竜の絵に惹かれて読んでみました。

物語は、かつて地球に恐竜が住んでいた時代の、1日を描いたもの。
地球が描かれ、次に木立があり、その次から恐竜達の登場です。
全部で11種の恐竜が登場するのですが、群れの戯れとか、家族での触れ合いのある姿が新鮮。
このほのぼの感というのは、子供にとって受け入れ易いものだと思います。
文章に、恐竜の名前に因んだ駄洒落があるのも、きっと楽しいに違いありません。

ただ、CGによる恐竜の絵は、少し中途半端な感がありました。
あまりに、背景から浮き上がってしまっているので、最近の優れたCGを見慣れてしまうと、違和感を感じずにはいられないでしょう。
折角、文章に遊びがあるのですから、絵にも少し遊びを持たせる位の方が良かったのではないでしょうか?

恐竜好きには、たまらない作品ではあると思います。
参考になりました。 0人

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