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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う キャラクターが魅力的  投稿日:2011/06/12
がんばれ!グレイビー
がんばれ!グレイビー 作・絵: キャロライン・ジェイン・チャーチ
訳: 木坂 涼

出版社: 小学館
表紙のキャラクターに惹かれて読んでみました。
2009年のイギリスの作品です。

物語の舞台は、2頭の牛と4匹の豚と6匹の羊とアヒル達が暮らす牧場で、犬のグレイビーがやってくるシーンから始まります。
グレイビーの最初の仕事は、6匹の羊を柵の中に入れること。
簡単と思ったものの、羊は全く言うことを聞きません。
グレイビーは、トレイラーや戦車を使ったり、ヘリコプターから怒鳴ったりと色々と試すのですが、羊達は全く動きません。

打ちひしがれているグレービーに、羊以外の牧場の動物達がヒントを与えてくれたのですが、そのヒントとは、「誰かに何かして欲しいとき、どうすれば良いかってこと」

肩透かしの感もありましたが、教訓めいたところもなく、納得できるストーリー展開だったと思います。
オチもあって、単純ではあるものの、すんなりと受け入れることが出来ました。
魅力的なのは、そのキャラクター。
我関せずという表情は、なかなかのものだと思います。
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なかなかよいと思う キャラクターが魅力的  投稿日:2011/06/12
ゴシーのあかいながぐつ
ゴシーのあかいながぐつ 作・絵: オリビア・ダンリー
訳: ゆづきかやこ

出版社: 小峰書店
2002年初版のアメリカの絵本。
主人公のゴシーは、ガチョウの雛。
何故か、赤い長靴が大好きで、いつも履いています。
日常の生活を描いているのですが、沢山の歩くシーンがあるので、否が応にも赤い長靴が印象づけられています。

そんなある日、赤い長靴が無くなってしまうのです。
その時ゴシーは涙するのですが、こっちも悲しくなってくるから不思議。
結末は、ほのぼのした良い感じで終わるので、安心して読み聞かせできると思います。
ストーリーに大きな展開はありませんが、キャラクターに、そんなことを払拭するに充分な魅力があります。
絵のサイズ、キャラクター、発色から、セカンドブックあたりに適した一冊としてオススメです。
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なかなかよいと思う パーティが楽しい  投稿日:2011/06/11
ジェフィのパーティー
ジェフィのパーティー 作: ジーン・ジオン
絵: マーガレット・ブロイ・グレアム
訳: わたなべ しげお

出版社: 新風舎
ジーン・ジオン/作、マーガレット・ブロイ・グレアム/絵の夫妻による1957年の作品です。
この夫妻の作品では、あまりにも「どろんこハリー」が日本では有名。
この作品は、2004年に邦訳されたものの、残念ながら今は絶版となっていました。

物語は、主人公の女の子のジェフが、パーティの招待状を友達に出状するシーンから始まります。
そのパーティが、仮装なのです。
今から50年も前の作品に、こんな発想のものがあるというのが、最初の驚きでした。
招待された8人の友達が、それぞれどんな仮装をするのか?思い思いに考えるさまを1ページを使って描いています。
楽しいのは、会場に到着した時に、みんなが考えた仮装の人物が、結局正しかったということ。
それぞれが、自分のイメージにあわせて仮装したということなのでしょう。

それにしても、パーティをする位ですから、ジェフの家は大きな屋敷というに相応しいもの。
ゲームをするにしても、芝生の上での競争をしたりするのですから、日本の住宅事情からすると、あまり想像できないかも知れません。

登場人物、文章量とも多いので、一回読んだだけでは、この絵本の面白さは理解出来ませんでしたが、繰り返し読みたくなる作品なので、その点は大丈夫だと思います。
十人十色ということを改めて認識することになる、そんな絵本で、実に楽しい作品でオススメします。
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なかなかよいと思う 精緻な絵が楽しめます  投稿日:2011/06/11
チョウの宝もの
チョウの宝もの 作・絵: シム・シメール
訳: 小梨 直

出版社: 小学館
作者はシム・シメール。
シム・シメールは、宇宙と地球、動物、人間の共存を リアルなタッチで描くアースアートの第1人者として、つとに知られています。
しかも、グリーンピース・WWFなどの環境保護団体に所属しながら創作活動を続けていることから分かるように、宇宙と地球と生命をテーマとし、かけがえのない地球への問いかけを発しています。

物語は、オオカバマダラという蝶が世界を語るという形式をとっています。
オオカバマダラが、アメリカ合衆国北部からメキシコまで4〜5千キロを旅するということにヒントを得、この作品の制作に至ったとありました。
狙いは素晴らしいとは思うものの、事実と異なりアフリカ、北極、南極、アジアまで旅するかのように描くのは、彼の絵が精緻だけに、肯定し難い気がします。

勿論、その精緻な絵は、鮮やかな彩色と相まって見るものを圧倒し、惹き込まれるに違いありません。
ただ、ストーリーとしては、どうなのか?と一寸疑問が残りました。
むしろ、文字の無い絵本とした方が、見るものの心に響くような作品として完成度が高まったのではないでしょうか?

絵を楽しんで欲しい作品としてオススメします。
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なかなかよいと思う 奇想天外な物語  投稿日:2011/06/10
ふしぎなふしぎなプレゼント
ふしぎなふしぎなプレゼント 作・絵: マリオ・ラモ
訳: 原 光枝

出版社: 平凡社
赤に黄色のリボンの表紙が素敵だったので読んでみたのですが、作者は、マリオ・ラモでした。

物語は、主人公のトマがおじいちゃんの用意してくれた大きなプレゼントを開けるシーンから始まります。
何の変哲もないダンボールのようなのですが、ダンボールによじ登ると、トマは別の世界に入り込んでしまうのです。

トマは、星の王子様になったり、マンモスを倒したり、雪山でクマと戦ったり、宇宙船に乗ったりと奇想天外な冒険が続きます。
どうやら、それまでは、宇宙の旅のようです。
それからは地球に戻ってからの冒険で、大航海をしたり、飛行機や気球に乗ったり、人食い人種に追いかけられたりと、息つく暇もない位に、話が展開します。

おじいちゃんの声で、トマは現実に戻るのですが、こういう空想豊かな物語は子供は大好きでしょう。
ただ、一寸話が飛び過ぎ。
ページ毎に、シーンが脈絡がなく展開するので、筋を追おうとすると混乱するかも知れません。
しかも、難しいシーン、表現があるので、年少位だと理解が及ばない危険は若干あると思います。

自分が主人公になったつもりで、楽しめる作品としてオススメします。
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なかなかよいと思う 影という不思議な世界  投稿日:2011/06/10
かげ
かげ 絵: スージー・リー
出版社: 講談社
2008年に、アメリカで刊行されるや、たちまち世界各国から、出版の申し込みが殺到したと言われる作品「なみ」の次回作品で2010年刊行。
原題は、「Shadow」
日本でも2010年の初版です。

「なみ」は、横長の変則型の絵本を横に開くことで、海を目一杯表現していましたが、今回も同じサイズ。
ただし違うのは、縦に開くということ。
文字のない絵本ということは、全く同じです。

上に現実の世界、下に影の世界を対比して描いています。
女の子が、手で鳩を形作ったり、オオカミの姿を演じたりして、影を楽しんでいるのですが、影の世界が段々と不思議に変化していくのです。

影の世界の色は、黒と黄のみ。
影と光の暗示でしょうか?
次第に下の影の世界が、上の現実の世界にまで侵入してきて、ページ全体が影の世界となり、女の子も自由自在に影の世界を楽しみます。

オチも中々の出来栄えで、影という不思議な世界が堪能できることでしょう。
「なみ」に劣らず、お洒落な絵本だと思います。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 絵が物語る絵本  投稿日:2011/06/10
なみ
なみ 作・絵: スージー・リー
出版社: 講談社
2008年に、アメリカで刊行されるや、たちまち世界各国から、出版の申し込みが殺到したと言われる作品。
原題は、「Wave」
日本では2009年の初版です。

この絵本の何が凄いかって、文字がない絵本なのに各国から出版依頼があったということ。
だから、翻訳と言っても、題名しか異りません。
ですから、それだけ、絵が物語る作品だということなのです。
しかも、使用されている色は、青と黒だけ。

物語は、女の子が、ママに連れられて海にやってくるシーンから始まります。
横長の変則型の絵本が、海の広がりを上手く表現しています。

右側のページが海の領域、左側のページが女の子とカモメの領域になっていて、打ち寄せる波は、ページの境目までしか到達出来ません。
それを逆手に取って、女の子が波をからかう仕草が絶品です。

女の子は、その境界を越えて波と戯れるようになるのですが、波に逆襲されてずぶ濡れになってしまいます。
でも、波はその代わりに貝殻のプレゼントを残してくれたりして、波との対話が実に小気味良いものとなっています。

波の打ち寄せる音、カモメのざわめき、女の子の声さえもが、正に聞こえんばかりの臨場感で迫ってくる絵は、計算し尽された構図と相まって、見るものを圧倒します。
類稀な表現力のある絵は、5歳位から上の年齢であれば、対象を選ばない素敵なもの。
お洒落という一言がピッタリの絵本です。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う オチが秀逸  投稿日:2011/06/10
いちばんつよいのはオレだ
いちばんつよいのはオレだ 作・絵: マリオ・ラモ
訳: 原 光枝

出版社: 平凡社
マリオ・ラモと言えば「ママ」「さかさま さかさま」を初めとして、一発ギャク的なオチが秀逸がフランスの人気絵本。
「いちばんうつくしいのはオレだ」を先に読んでいたので、待ち焦がれていた一冊です。

オオカミが森の中を、出会う動物や人に、誰が一番強いか尋ねて散歩します。
赤頭巾ちゃん、三匹のコブタ、七人の小人とか、オオカミが一番と答えるので、オオカミはどんどん好い気になっていきます。

ここまで来るとオチが見えてきてしまうのですが、そのオチの動物が何とも言えません。
こう来たかという感じですが、パパでなくママが一番強いというのが、大きなポイントでしょう。
世のママは、強い者ということを暗示しているようで、読み手のパパとしては一寸やりきれないかも知れません。
とは言え、オチとしては、なかなかの作品で、子供に大受け間違いのないところだと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 学べる絵本  投稿日:2011/05/29
ちいさなしろいさかなのたんじょうび
ちいさなしろいさかなのたんじょうび 作・絵: ヒド・ファン・ヘネヒテン
訳: ひしき あきらこ

出版社: フレーベル館
ヒド・ファン・ヘネヒテンは、ベルギーの絵本作家。
幼児・低学年向けの絵本を次々と執筆しており、世界的な人気絵本作家で、彼の本は世界30カ国以上で翻訳されているそうです。
彼の作品では、「ずっとママといっしょがいいの」が、印象に残っています。

物語は、ちいさい白いさかなが、2歳の誕生日を迎えて、パーティに誰を誘うか思案しているシーンから始まります。
最初は、ウニ。
小さなウニと大きなと出会い、
「ぼくのバーティに来ませんか?」と誘います。
それから次々に海の仲間を誘うのですが、太い細い、長い短い、真っ直ぐと曲がったなど、誘う対象がいつも対になって登場します。
その対というのが、なかなか分かり易く、学ぶという観点からも考えられている作品です。

ちいさい白いさかなは、誰が来るかと気が気でないのですが、全員参加というエンディングは、とても好ましいもの。
単純なストーリー展開ではありますが、色々な要素があって、このシリーズの中では、特にオススメできると思います。
特に、2歳の誕生日を迎えるころに読み聞かせすると、タイムリー作品と言えそうです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ありの生態が良く分かります  投稿日:2011/05/29
ありの ごちそう なーに?
ありの ごちそう なーに? 作・絵: 得田 之久
出版社: 童心社
得田之久さんの作品は、2010年6月に新版として5冊発刊された「こんちゅうの一生」シリーズが最初の出会いでした。
1970年頃に出版した昆虫絵本の新版なのですが、その精緻な絵と2〜3年観察を続けてから、何とか1冊の本に纏めたという逸話に感銘したものです。

その得田さんの2004年5月の作品で、「てんとうむしどーこ?」と同時発刊となっています。
両作品の共通点は、てんとうむしが登場すること。
細かいことですが、こうしたことって、シリーズ物では大切なことだと思います。

物語は、ありのチッチがおおきなカステラを見つけるシーンから始まります。
仲間を呼んできて、みんなで運ぼうとするのですが、大きすぎて運べません。
それからは、みんなで細かくして列を作って運ぶという良く見るシーンが展開します。
他のシリーズと同じように、穴の仕掛けが登場します。
ありの巣の穴というと、捻った仕掛けではないのですが、逆にそれがとても効果的で、ありの生態をとても分かり易く伝えていると思います。

至極単純なストーリーですが、子供に関心を持って読み聞かせ出来る作品としてオススメします。
参考になりました。 0人

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