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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う あっと驚く結末  投稿日:2011/07/03
めんどりペニー
めんどりペニー 作・絵: ポール・ガルドン
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 童話館出版
ポール・ガルドンは、1914年ハンガリー生まれ。
1928年14歳のとき、家族でアメリカ移住し美術学校に通った後、出版社の美術関係の仕事に就き絵本の世界へ足を踏み入れています。
民話やグリム童話などを再話し、挿絵を描き生涯にわたり300冊以上の作品を世に送り出したアメリカの人気絵本作家。
「ひよこのこんこんがとまらない」「ふくろのなかにはなにがある」辺りを読まれた方が多いのではないでしょうか。

今回の作品も再話っぽい話。
1968年の作品で、邦訳は1995年。

ある日、めんどりペニーが落葉をひっかいていると、
どんぐりが落ちて来て頭に当たりました。
「まあ大変! 空が落っこってくる!!」と、あわてんぽのペニーが空が落ちてくる事を王さまに知らせるため、お城へ向かうというシーンから始まります。
途中で出会った、おんどりロッキー、かものラッキー、がちょうのルーシー、しちめんちょうのラーキーもペニーと共にお城へ急ぎます。
最後に出会うのが、きつねのロキシー。
ロキシーはお城への近道を教えてくれるのですが、結末は、あっと驚くものです。

こんな結末ってあり?と一寸思ってしまうシュールな作品です。
賛否両論あるかも知れませんが、面白さが勝る物語だと思います。
狡猾なキツネをポール・ガルトンが描くと最高で、近道を教える時のキツネの表情は秀逸としか言いようがありません。

文章は長いのですが、リズミカルなのでさほど気にならないで読み聞かせできるとはず。
気になるのは結末を面白いと理解できるかどうか。
対象年齢が難しいところで、年長でもかわいそうという意見が多くなるかも知れません。
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自信を持っておすすめしたい 絵が絶品  投稿日:2011/07/03
るすばんジョージちいさくなる
るすばんジョージちいさくなる 作・絵: ウィリアム・ジョイス
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 徳間書店
ウィリアム・ジョイスが、文・絵とも手がけた初めての作品。
1985年初版で、邦訳は1995年。
他の作品では、「ロビンソン一家のゆかいな一日」「ローリー・ポーリー」シリーズ等があります。
因みに、「ローリー・ポーリー」シリーズは、早見優が邦訳しています。

物語は、主人公のジョージが小さくなった夢を見たシーンで始まります。
起きるとパパとママの置手紙があったのですが、ジョージは小さいまま。
夢の中の出来事と思いきや、さにあらず。
ジョージは、現実空間で小さくなっていたのですが、ジョージはそんなことを気にせず、パパとママの指示を難なくこなしていくのです。

この手の話って、子供なら大好きなはず。
特に、おもちゃの飛行機に乗るシーンなんて、誰しもが憧れるもの。
ねことの格闘もあって、ワクワクしながらあっという間に読み終えてしまう、そんな作品だと思います。

町並みや調度品から見ると、古き良きアメリカを描いているようなのですが、それが、この絵本のテイストに実に合っています。
しかも、実に丁寧に細かい所まで描き込んでいるので、何度見ても新しい発見があることでしょう。
文章が少しあるのですが、無くて十分。
絵が物語る絵本の範疇なので、年少位から楽しめる作品としてオススメします。
ただ、パパとママが、寝ている子供達を置いてお出かけというのは、日本人の認識からすると、違和感があるかも知れません。
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自信を持っておすすめしたい 小気味良い文と絵の相性が抜群  投稿日:2011/07/03
やさい
やさい 作・絵: 平山 和子
出版社: 福音館書店
平山和子さんと言えば、1981年初版で100万部を突破しているベストセラーの「くだもの」が、つとに有名です。
この作品は、1977年にこどものともに掲載され、1982年に初版されたものです。

「くだもの」と構成は違っていて、こちらは、畑のシーンがあって、次頁に八百屋さんで並んでいるシーンが続くというもの。
何と言っても、その小気味良いリズム感に溢れた文章が秀逸。
それに、本物かと見間違うばかりの平山さんの絵が添えられているのですから、言うことなしの出来栄えです。

都会では中々畑を目にすることはありませんが、散歩がてらに出くわしたらしめたもの。
きっと、会話が弾むことだと思います。
今ややさいは、八百屋さんというより、スーパーで出会う機会が多いと思いますが、やさいを見つけたら、子供の方からママに語りかけてくるに違いありません。

食育にぴったりの絵本として、是非オススメします。
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自信を持っておすすめしたい ハムスターとひまわりの最強コンビの物語  投稿日:2011/06/14
くりちゃんとひまわりのたね
くりちゃんとひまわりのたね 作・絵: どい かや
出版社: ポプラ社
どい かやさんと言えば「やまねのネンネ」「みけねこキャラコ」や、「チップとチョコ」シリーズ、「チリとチリリ」シリーズなど誰しも一度は目にしたことがあると思える位、多くの作品を輩出しています。
その暖かい絵がお気に入りの人は多いと思います。

この作品は、「くりちゃんの絵本」の第一弾。
くりちゃんとは、ハムスターの女の子。
そのくりちゃんとひまわりの種を巡る物語なのですが、この設定が◎。
元々、ハムスターは子供に人気の動物なのですが、どいさんにかかるとその魅力が倍増しています。
その可愛らしさは、反則と言える位のもの。

しかも、ストーリーも洒落ています。
くりちゃんが、山盛りのひまわりの種を食べたいという想いから、ひまわりを育てることにするのですが、その課程も秀逸。
お皿に残っていた6つのひまわりの種のうち、3つを庭に埋めるところから始まり、芽がでたのが1つ。
ここら辺の塩梅もなかなか。

ひまわりが大きくなると、くりちゃんが花が咲いているのかどうか分からなくなってしまい、登場するのがすずめのすずちゃん。
すると、すずちゃんが一飛して、ひまわりの様子を教えてくれるのです。

その後もエピソードが満載。
動物の仲間も多く登場して、収穫してのひまわりパーティがあったりして、実に楽しめるストーリーだと思います。

きっと、はまってしまうお子さんも多いことだと思えるオススメの作品です。
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ふつうだと思う 絵は良いけど話がホラー  投稿日:2011/06/13
ねんどぼうや
ねんどぼうや 作: ミラ・ギンズバーグ
絵: ジョス・A・スミス
訳: 覚 和歌子

出版社: 徳間書店
我家の絵本を選ぶ規準は、絵の美しさ。
この絵本は、その規準からすると優に及第点だったので読んでみました。
作のミラ・ギンズバーグは、ロシア出身でアメリカに渡り、ロシアの昔話の再話に取り組んでいるとのことで、この作品もロシアの昔話が元になっているようです。
絵は、確かにロシアという土地を想像させるものですが、アメリカンテイスト溢れるもの。
ジョン・A・スミスの絵は、なかなか迫力があって、良い味を醸し出していると思います。

お話は、老夫婦が子供の代わりにと、ねんどでぼうやをこしらえるシーンから始まります。
出来たぼうやは、一見可愛らしいのですが、食べること食べること。
そして、どんどん大きくなって、家畜は未だしも、何と、老夫婦まで食してしまうのです。
鶏を食べるシーンなんて、ムシャムシャという感じですから、一寸と勘弁して欲しいところ。
ここまでくると、完全にホラーの世界です。

村には誰もいなくなったというところで、想像できない動物が立ち向かうのですが、なかなかエンディングは良い感じだと思いました。

絵と題名からは想像し難い内容の絵本です。
ホラーのような話を、綺麗な絵が補っていると言う感じであり、物語としてはあまりオススメし兼ねるものだと思います。
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なかなかよいと思う 分かり易いクイズの絵本  投稿日:2011/06/12
ぶたにしましまあったっけ?
ぶたにしましまあったっけ? 作・絵: メラニー・ウォルシュ
訳: なぎ・ともこ

出版社: あすなろ書房
「おおきくて くろくて しめっている
そんな はなを しているのは
だれだっけ?
とりだっけ?」
という問いで物語は始まります。
その問いのページには、何かの動物のはなが描かれています。
次のページには答えがあって、この問いが続くという形式の絵本です。

この絵本の問いが良いのは、口語体で語りかけてくること。
きっと親しみを持って、答えを探すことができると思います。
ただ、アリクイはどうでしょうか?
あまねく知られているとは思えないので、説明が必要かも知れません。

良くあるパターンの絵本ですが、そのキャラクターとその色合いに、卓越したものが感じられました。
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自信を持っておすすめしたい ぼうやのひたむきな気持ちに心打たれます  投稿日:2011/06/12
かあさん まだかな
かあさん まだかな 作: イ・テジュン
絵: キム・ドンソン
訳: チョン・ミヘ

出版社: フレーベル館
イ・テジュンの1938年の作品に、キム・ドンソンが絵を描き2004年に発刊した韓国の絵本。
主人公のぼうやがてくてくやってきて、路面電車の停車場によじ登ります。
電車がやってくると、ぼうやは運転士に尋ねます。
「ぼくの かあさんは?」
運転士は答えます。
「知らないな」
その繰り返しなのですが、いつしか、ぼうやは「まちぼうけぼうや」として知られ、運転士に、じっと待っていなさいと言われるのです。

その町並みの風景が、古き日本を偲ばせるものです。
ぼうやの衣装がそれほど違わなければ、日本の古典的作品と言われても、おそらく納得してしまうような気がしました。

ぼうやは、じっと待ちます。
雪が降り、辺りが暗くなっても待ちつづけるのです。
かあさんを待ちわびる純粋な気持ちは、心の琴線に触れるもの。
その感情を暗示するような絵が、実に素晴らしい。

そして、何と言ってもラストのページが秀逸です。
雪が降り積もる町並みのまん中の細い階段を、かあさんと手を繋いだぼうやが、お互いを見つめ合いながら歩いているのです。
良かったという一言では言い尽くせない、やるせない思いが募ってしまうことでしょう。

この絵本は、間違いなく大人向きの絵本です。
子供のことで悩んだ時に、一寸読んでみると、視界が広がるようなそんな作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい かの有名なトイレの神様の絵本  投稿日:2011/06/12
トイレの神様
トイレの神様 作: 植村花菜
絵: とりごえ まり

出版社: 講談社
かの有名な「トイレの神様」の絵本で、2010年9月2日初版です。
文は勿論、植村花菜、絵はとりごえ まりさんが担当しています。
絵が、とりごえさんというのがミソ。
二色刷りの絵なのですが、実に文に合っています。

「トイレの神様」は、2010年3月10日に発売された5作目のミニアルバム『わたしのかけらたち』に収録されているリードナンバー。
2010年2月、TOKYO FMで1か月期間限定番組『TOKYO FM MONTHLY SPECIAL 植村花菜 トイレの神様』が4回にわたり放送され、この後も多くのラジオ組等で流され、11月24日にシングルカットされています。
12月30日の第52回日本レコード大賞で優秀作品賞および作詩賞を受賞し、翌12月31日には『第61回NHK紅白歌合戦』で披露されたので、多くの人が知るナンバーの一つだと思います。

文章は、歌詞に文言が少し加わった程度のもので、ほぼ同一と言って良いもの。
改めて読むと、トイレの神様という題は、あくまでも伏線であって、メインは孫とおばあちゃんの繋がりにあることが分かります。
「なんにも恩返しできなかった」ってあるけれど、そんなことは決してなく、おばあちゃんは、きっと感謝しているに違いないと思える、そんな心暖まる物語です。

この本は、やはり、思春期を過ぎてから読んで欲しい、大人向けの絵本と言えると思います。
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自信を持っておすすめしたい オススメの韓国の絵本  投稿日:2011/06/12
かわべのトンイとスニ
かわべのトンイとスニ 作: キム・ジェホン
絵: キム・ジェホン
訳: 星あキラ キム・ヨンジョン

出版社: 小学館
韓国の2000年の刊行の作品で、日本では2007年初版。
舞台になっている東江は、韓国の中西部に位置し山間の渓谷を流れる27kmの川。
カヌーが盛んで、四万十川のような清流のようです。

物語は、町へ豆を売りに出かけたお母さんの帰りを待ちきれなくなったお兄ちゃんのトンイと妹のスニが、お母さんを迎えに行くことにするシーンから始まります。
川沿いに歩くのですが、それが東江です。
川辺にある岩が、いろいろな物に見えてくるのですが、幼い二人の心情を上手く表現しています。
その隠し絵は、物語に登場するものもあれば、単に潜んでいるものもあり、風景に溶け込んでいる、素晴らしいもの。
キム・ジェホンは、「絵の中にかくされた絵」という絵画展で、多くの人に新鮮な驚きと深い感銘を与えてとありましたが、その感動が、この絵本で享受できること間違いありません。

兄弟愛、自然との触れ合い、人と自然の共存など、今の日本で忘れかけられそうなことを、充分に感じることができるでしょう。
ラストシーンも微笑ましく、心の琴線に触れる作品としてオススメします。

キム・ジェホンの絵は、光と影を巧みに駆使し、自然と人の融和を見るものに訴えてくる、一見の価値あるものだと思います。
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なかなかよいと思う 子供と隠し絵を探す楽しみがある絵本  投稿日:2011/06/12
もりのえほん
もりのえほん 作・絵: 安野 光雅
出版社: 福音館書店
1926年島根県津和野町で生まれた安野光雄さんは、「旅の絵本」で知られています。
この作品は、1977年の初版。

緑と黒の色だけの二色刷りの文字のない絵本なので、直ぐ見終わって、何?というのが第一印象。
最後のページに、森にかくされた動物たちとあり、これも隠し絵だということに気づいて、再度、読み返したら、時間のかかることかかること。

この手の絵って、小さい頃、夢中になったものですが、それが、一冊の絵本になっているのですから、たまりません。
それも、小さいものもあれば、ページ全体が隠し絵になっているものもあったり、逆さまに描かれたものもあったりと、手が込んでいるので、飽きることがありません。

きっと、お子さんと一緒になって、動物探しに夢中になれる作品だと思います。
全部で133の絵が隠されいるようなのですが、見つからないものも数多くあり、当分この絵本にはまりそうな予感がしています。
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