新刊
ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

箱のなかにはいっているのは?!

  • かわいい
  • 盛り上がる

TOP500

もゆら

その他の方・60代・神奈川県

  • Line
自己紹介
 自宅と図書館の本棚を行ったり来たり。街から本屋さんが引潮のように消えていく。悲しいなぁ。
好きなもの
 心躍る音、きらめく色、時を孕んだ文字、手にとって読む絵本。やっぱり、想像したり、創造することかなぁ。
ひとこと
 絵本に励まされ、教えられ、涙や笑いをたくさんもらって育てられ、しあわせなこと、しあわせなこと。

もゆら箱

公開

  • もうなかないよ、クリズラ
  • おおやまさん
  • つみき
  • ポッケのワンピース
  • あめのひのくまちゃん
  • でんしゃが きた
  • 福音館文庫 ミス・ヒッコリーと森のなかまたち
  • まめだぬき
  • 宮沢賢治の絵本 貝の火
  • 海をわたった折り鶴
  • むしのほん
  • おじいちゃん、戦争の話を聞かせてください。 五年一組 八木 湧太郎

もゆらさんの声

606件中 601 〜 606件目最初のページ 前の10件 57 58 59 60 61 次の10件 最後のページ
なかなかよいと思う 楽しい!  投稿日:2013/10/26
ね、ぼくのともだちになって!
ね、ぼくのともだちになって! 作: エリック・カール
出版社: 偕成社
 こどもはともだちおもいです。
この絵本に登場するねずみを心配して
いっしょにともだちさがしをしていました。
 いい返事をもらえなかったからといって
けっしてきらわれたのではなく、あ〜ちょっとやぶにらみね、とか
あー、ちょっと背がたかすぎるのか、とか
空でいっしょには、あそべないか・・、とか
ねずみのきもちを和らげるサポート役を演じながら
飽きもせずくりかえしくりかえし、見ていました。
 カールさんの素敵な切り絵の動物が、大好きです。感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい こどもの気持ち、すてきだなあ。  投稿日:2013/10/25
くまのコールテンくん
くまのコールテンくん 作: ドン・フリーマン
訳: 松岡 享子

出版社: 偕成社
 もうずいぶん前のことです。
やさしい赤いろの表紙に、くまさんの緑いろコーデュロイパンツのボタン、
ひとつとれたのがとても印象的で、手に取りました。
この本は、こどもと、もうひとりの分身がお話しできる、とてもすてきな絵本だと感じています。
 片方だけとれたボタンが気になって、大好きなデパートのおもちゃ売り場はもっと気になって、真っ暗な夜のデパートの冒険に、家具売り場でのハラハラドキドキ。こども自身が主人公になって、ひとごとではないと思えることがいっぱい詰まっているようです。ほら、衣服のボタンの掛け違い、よく注意されますからね。
 ストーリーを聞きながら、ひとりでブツブツこの絵本に向かって言ってました。
「あ、あぶない」「だめだよ」「うぁ」「ほらね」「やったね」・・・
白いスカーフの女の子が、主人公のコールテンくんを迎えにデパートへやって来て、ふたりで目を見つめ合っているシーンで、はたと無言になります。こどもと女の子とコールテンくんが、こころの中で見つめ合っているのでしょうか。
 大人はいつの間にか、現実の世界だけにしか身を置けなくなるのですが、
こどもはいつも、コミュニケーションの相手探しを楽しんでいるように思えます。
「ともだちって、きっときみのような ひとのことだね」・・・大人のこころに響きわたる一撃です。くまのぬいぐるみではなく、ひとりのともだちとして迎え入れるこどものこころに、敬服するばかりです。
 しあわせはいつも、目の前にあることを教えてくれたDon Freemanさんに感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 絵の本にあそぶ。  投稿日:2013/10/25
ゆきのひ
ゆきのひ 作・絵: エズラ・ジャック・キーツ
訳: 木島 始

出版社: 偕成社
 私の娘は、雪が大好きなこどもでした。雪がめったに降らないエリアでしたが、朝目覚めてたまの雪降りだと気づくと、窓をガーッと全開にするのです。白い雪には、小躍りしたくなるような妖精でも見えるかのようでした。
 この「ゆきのひ」キーツの絵本は、そんな気分を映し出していたのでしょう。大人の感覚でページを繰っても、「うぉ〜」『へぇ〜」と思わず感嘆するほど、絵の表現がすばらしいのですが、こどもはお構いなし。主人公ピーターの遊び方に興味津々でした。足あとをつけたり、ひきずってみたり、棒で線をひいたり、お決まりの雪だるまに挑戦したり・・・。絵の本を部屋の中で見て、読んでいるのですが、まるでこころ部屋にあらず。山となった雪のてっぺんから滑り降りるのを見るや、「えい!や〜!」とばかり布団の上から実践でした。
 キーツの絵の本の凄さは、こどもをその絵の中に招き入れて、いっしょにあそび(こどもにとってみれば仮想現実かもしれませんね)、もりあがるところでしょうか。それはエンディングで待っています。しっかり「朝ごはん」でエネルギーを蓄え、となりのともだちと二人で、山なりにつもった雪の向こうに見える青空の元へ、背を向けて出かけていくシーン。まるで冒険への旅立ちでしょ?
 絵の本の魔術師Jack Keatsさんに、脱帽です。感謝。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 深呼吸できる家が、いいね。  投稿日:2013/10/25
ちいさいおうち (岩波の子どもの本)
ちいさいおうち (岩波の子どもの本) 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子

出版社: 岩波書店
 母と父と娘と、ミニマムな私の家族が選んだ一冊です。
小さくても緑ゆたかで、大きな空の下、ちょっと丘で、そばにリンゴの木、
時にブランコを作って遊んだり、そばの池で泳ぐ。
なんたって季節が目の前で変わるのが分かるって、すてきでしょ。
 なんどもなんども読んでいるうち、私たちの住む家の周りも、
少しずつ少しずつ変わってしまって、本の中と同じにならないよねと、
心配するこどもに質問されたものです。
 町は便利だけれど、くらしの尺度がなぜかしっくりこない。
土の匂い、花のにおい、緑の香り、空の広さ・・・。
う〜〜んと背伸びをして、深呼吸できる家が、どんなにちいさくても、
どんなにおんぼろでも、いいよねぇと、顔を見合わせて相づちをうったのです。
 バージニア・リー・バートンの、定点観測のような構成が、
ちいさな家をより際立たせます。
いつも画面の真ん中にあるちいさい家の表情が、画面の後奥からどんどんやってくる何かに翻弄されて、読む者のこころをザワつかせるのです。
 最後の夜のシーン。新しい田舎の丘に移ったちいさな家は、
やっと安堵してしずかに眠るのです。
人間が騒がしくして、ごめんなさい。
でも、すべての現代人に通用するかどうかは、自信はありません。
身の丈を知るバートンさんに、同情感謝です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 永遠の宿題  投稿日:2013/10/25
スーホの白い馬
スーホの白い馬 作: 大塚 勇三
絵: 赤羽 末吉

出版社: 福音館書店
 ハンカチがなくては、とても読めません、悲しいお話で。
涙ながらにこどもに質問されたこと
1)スーホは、お姫さまと結婚したかったの?
2)殿様はなんで、約束をやぶるの?
3)白い馬はなんで、死ななきゃいけなかったの?
4)スーホはなんで、はだしなの?

 残念ながらひとつもうまく答えられない私です。
貧乏が悪いわけじゃない、悪い殿様は他にもたくさんいる、
恨みをいだいて、馬頭琴を弾けるわけもない・・・。
 ページを開いた瞬間からこどもは、広い広い大草原の絵に息をのんでいました。
大きな虹、暗い闇、厳しい自然の音、
一等賞になる白い馬とスーホの、胸もスカッとするような草原の絵、
天に召される白い馬を薄墨の、風だけが包み込む部屋、
夜のとばりに、しずかに集まる人々とその天空・・・。
 それに比べると、人間の波風の強いストーリーが読む人、聴く人のこころに
いや〜な不協和音を持ち込むのです。
殿様のいじわるから生まれた、悲しい悔しい切ない馬頭琴なら、きっといつまでも耳をふさいで、聞きたくはないでしょう。でも、聞き入る人はたくさんいる。

 分からないことだらけで切ないです。
大きな大きな宿題を、こどもにもらった気がします。
ただひとつだけ、奥付の靴の絵は、赤羽さんの、スーホへの心づくしなのかな。
偉大な絵本に、感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 校長に読ませたい本  投稿日:2013/10/25
びゅんびゅんごまがまわったら
びゅんびゅんごまがまわったら 作: 宮川 ひろ
絵: 林 明子

出版社: 童心社
 校長は、生徒のボスであるべし。
勉強も、あそびも、生活態度も、友だち付き合いも。
でも何だか今の時代、校長のお面をかぶったような校長が多いような気もする。
 この本を娘が読んでゲラゲラ笑っていました。
それで言うことには、「お父さん、この本読みなさい」と。
そうです、是非に読めと勧められたのです、我が子にです。
 読むと、自分自身がこの校長に乗り移れるような気がしてがふしぎでした。
びゅんびゅんごまはこどもの頃、学校で飲む牛乳のふたで作っては遊びました。
校長はきさくに私たちのたわいもない遊びの輪に加わって、話しかけてきました。
腰なわ引きを教えてくれて、勝負をするのですが、なかなかみんな勝てずにいると、「校長は強いだろ?またあした相手になってやるぞ」と言い残して去っていくのです。こどもらと校長の垣根は、ずいぶん低かったことを思い出して、何となく懐かしくなった一冊です。
 勧めてくれたお返しに、カラスノエンドウのさや笛吹きをこどもに伝授しました。こどもの頃遊んだことは、ふしぎと忘れないものですね。
 林明子さんの絵は、細かなところまで気を配られてていねいに描かれていますから、隅々まで宝探しができて楽しめるんですよ。感謝です。
参考になりました。 0人

606件中 601 〜 606件目最初のページ 前の10件 57 58 59 60 61 次の10件 最後のページ

ディズニークリスマス特集 本の世界に踏み出そう

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット