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もゆら

その他の方・60代・神奈川県

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自己紹介
 自宅と図書館の本棚を行ったり来たり。街から本屋さんが引潮のように消えていく。悲しいなぁ。
好きなもの
 心躍る音、きらめく色、時を孕んだ文字、手にとって読む絵本。やっぱり、想像したり、創造することかなぁ。
ひとこと
 絵本に励まされ、教えられ、涙や笑いをたくさんもらって育てられ、しあわせなこと、しあわせなこと。

もゆら箱

公開

  • もうなかないよ、クリズラ
  • おおやまさん
  • つみき
  • ポッケのワンピース
  • あめのひのくまちゃん
  • でんしゃが きた
  • 福音館文庫 ミス・ヒッコリーと森のなかまたち
  • まめだぬき
  • 宮沢賢治の絵本 貝の火
  • 海をわたった折り鶴
  • むしのほん
  • おじいちゃん、戦争の話を聞かせてください。 五年一組 八木 湧太郎

もゆらさんの声

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ふつうだと思う わたし、ぜったいみないもん!  投稿日:2013/10/27
みるなのくら
みるなのくら 絵: 赤羽 末吉
再話: 小澤 俊夫

出版社: 福音館書店
 蔵が12あります。1の蔵から11の蔵まで覗いて見てもかまいませんが、
12の蔵だけは決して見ないでください。
こどもは言いました、「わかった」と。
そしてそれを実行するのです、親ばかと言われようと信じます。
ところが民話はほぼ、その禁を破ることを見せます、その後のよくない結果も。
「園のすべての木の実を食べなさい。ただし善悪の木だけは決して食べないこと」
そう、聖書でも同じことが記されています。結果は周知のとおり。
それでも約束を守らない人間だ、ああなんて情けない、と念押しで蔑みます。
 「とうとう、見てしまったのですね」と、かなしげにうぐいすが言うのです。
かなしげに言うのです。頭の中をぐるぐる廻りました。
人はよわいなあ。でも信用しないことはもっとよわいことなのに・・・。
今回はこどもに、感謝です。
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自信を持っておすすめしたい 光よ、あれ!  投稿日:2013/10/27
クリスマスのものがたり
クリスマスのものがたり 作・絵: フェリクス・ホフマン
訳: 生野 幸吉

出版社: 福音館書店
 デザインチックな画面構成と奥深いデッサン、伸びやかなスケッチラインに時代を捉えた着色彩。光を感じるホフマンの名作です。
 こどもは「かみさま」「イエス」ということばを知っています。
お星様の中でも、クリスマスツリーのてっぺんにある星が
特別であることも知っています。しかしそれが、光だということを知りません。
 「クリスマスのものがたり」なのに、どうしてサンタさんはいないの?
そう聞かれて、そうだね、いないねえ、じゃあ捜してみようか?と中をウォーリーして見つけ出したのが、ツリーの星だったわけです。
マタイ1-18への興味も、ここから始まるかもしれません。
 ホフマンはたくさんのステンドグラス絵も作製しています。彼のデザインに光を感じるのも、そのせいかもしれませんね。
よい本に恵まれ、感謝。
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自信を持っておすすめしたい こうしてくれるわ!  投稿日:2013/10/27
したきりすずめ
したきりすずめ 作: 石井 桃子
絵: 赤羽 末吉

出版社: 福音館書店
 い〜けないんだ、い〜けないんだ
こどもが声をそろえて口ずさむ、日本の代表民話ですね。
欲張りを糺す、教科書のような絵本。
鳥獣戯画を思わせるこっけいな筆絵が、おはなしに寄りそって
聞いてるこどもの目を引き込みます。
 こうしてくれるわ! ちょきん!
すると、い〜けないんだ、いけないんだ、
こちょこちょ、と洗って、さあ洗った!
すると、い〜けないんだ、いけないんだ。
おおきなつづらのひもをほどいて、そうっとふたをあけて
い〜けないんだ、いけないんだ。
最後に大がまと大へびにからまれて、
こうしてくれるわ!
 和紙を思わせる質感づくり、絵と文章の切り分け、
ワンポイントで飛び出す白いキャラクター、よろこびの見開きづかい等々、
石井ー赤羽ー福音館書店の思いが伝わる、すばらしい仕上がりの絵本です。
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なかなかよいと思う よるはねるもの  投稿日:2013/10/27
夜にくちぶえふいたなら
夜にくちぶえふいたなら 作: たかどの ほうこ
絵: 長野 ヒデ子

出版社: 旺文社
 うそ吹くとバチがあたるから止しなさい
こどもの頃、祖父にそう言われ、もし夜だったらへびがやってくるからな、と釘を刺された記憶が鮮明によみがえります。
口笛とは言われなかったけれど、うその口の形が口笛と同じだからかなぁ?
 えんそくの前の夜は、もうドキドキわくわくでしょ、わかります、わかります。
そんなときふっと吹いた口笛で、ドロボーネコがやってくるなんて、面白い。
律儀なネコで、くるまざになってお団子たべて、近所の四方山話・・・。たかどのほうこさんの奇想天外なお話に、長野ヒデ子の絵ときたら、見ずにはいられない。
それでも、夜はちゃんとねましょうね。ドロネコに、感謝。
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なかなかよいと思う 絵の先生だぞ。  投稿日:2013/10/26
どうぶつ
どうぶつ 作・絵: ブライアン・ワイルドスミス
訳: わたなべ しげお

出版社: らくだ出版
 あまりの画力に、こどもがそっぽを向きました。
ふしぎですね、大人の私は一目でそこに釘づけになったのに。
ワイルドスミスの絵の素晴らしさは、すでにアートであるがゆえに、
こどもにとっては絵本を読む/見るというよりむしろ、
からだ・感覚ごと揺さぶられて、
どうぶつの絵そのものを描きたくなる衝動を起こさせることです。
目に見えないパワーを、こどものこころに届ける絵本でしょう。
 ワイルドスミス画伯の魔術に、感謝。
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自信を持っておすすめしたい なかまがさいこう!  投稿日:2013/10/26
どうぶつブック
どうぶつブック 作: おーなり由子
絵: はた こうしろう

出版社: フレーベル館
 どうぶつ好きの娘が、自ら進んで「これいい!」とおっしゃった一冊。
12ヶ月、12種の季節舞台に12種類のどうぶつくんがスターで登場。
はたこうしろう描くユニークであどけないどうぶつくんたちが
個性豊かにスウィング&ダンス!
つられて季節の花や木の実に虫たちもスプラッシュ!
おーなり由子つづる詩がまた歌のように軽やかグッド&スウィート!
そして何よりハッピーなのは、どうぶつたちのコミュニケーションレターが
読み手のこころをくすぐるのです。
なかまっていいな〜、そう思える絵本に、感謝、感謝。
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自信を持っておすすめしたい ぶんなげ、わらわら、ばりばり、ひぇ〜。  投稿日:2013/10/26
うまかたやまんば
うまかたやまんば 絵: 赤羽 末吉
再話: おざわ としお

出版社: 福音館書店
 こわいですねえ、こわいですねえ、ドキドキしますねえ。
こどもが好きそうなこわ〜い昔話を、家内が選びました。
石巻生まれの彼女にしみついた方言が「うまかたやまんば」に響いたのかと。
 読み聞かせをすると、ますますこわさが広がります。
やまんばが「ぬうっ」とでてきて、しわがれた声でいう、とか
うまかたが怖くなって「ぶんなげて」「わらわらと」逃げていった、とか、
やまんばが魚を「ばりばり」くう、とか馬の足まで「ばりばり」くっちゃう!
方言の迫力に圧倒されながら、赤羽先生の筆書き絵に吸い込まれてゆくのです。
聞いてるこどもは「ひぇ〜〜」とももらさず、耳はもうロバの耳。
 それでも最後はしっかり現実にもどしてくれるおまじない
「こんで えんつこもんつこ さけた」で、安堵がさ〜っと広がります。
民話絵本は、こうでなきゃあ、いいですねえ。
かの口承文芸学者小沢としおさんー赤羽末吉画伯コンビに感謝。
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自信を持っておすすめしたい 田舎に帰りたくなるえほんです  投稿日:2013/10/26
やこうれっしゃ
やこうれっしゃ 作・絵: 西村 繁男
出版社: 福音館書店
 乗り物絵本はいっぱいあるけれど、
旅する人々それぞれの心情に焦点をあてたものは、他にないかもしれません。
 文は一行もありません。
絵の本で、上野駅から金沢駅まで、夜行列車に乗って旅をするのです。
どこか懐かしくて、家族みんなで語り合って楽しめるページの構成に、
どうしても手放せない宝物のような価値を見いだしました。
 時代はスピード、先進技術、スマート、デジタル。
夜行列車で一晩中揺られて、寝るにも手狭で窮屈で、朝なんて
ゆっくり歯も磨けない、こどもは走りまわるし、年寄りには棺桶同然。
それでも、見知らぬ人と話をしたり、食べ物を交換したり、
田舎の話を聞き合ったり・・・時間の濃さは、格別のものがありました。
 家族が想像して、それぞれ文章を紡いで、ワイワイ楽しめるなんて、
西村繁男さんのすばらしい絵の本に、乾杯です。感謝。
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なかなかよいと思う 家族がステキだ。  投稿日:2013/10/26
おとうさんの庭
おとうさんの庭 作: ポール・フライシュマン
絵: バグラム・イバトゥリーン
訳: 藤本 朝巳

出版社: 岩波書店
 邦題「おとうさんの庭」ということばに、家族の見えない絆を感じる。ポール・フライシュマン原作は「The Animal Hedge」動物の生け垣である。
 しあわせは儚い、天は厳しい。目に見えるつまずきがなくとも、人生は先が見えないもの。暮らしの中で、おとうさんと呼ばれる者の落ち込む気持ちは、家族ですら癒すことができない。それは我が身をもって感じることである。
 何かを失って、どうすればよいか迷ったとき、その答えの欠片が、この絵本の中に隠れている気がする。夢のない人なんていない。でも、しあわせって何だろう?と、いつも考えさせられる。自律するって、本当は身の丈を知る旅に出ることではないかと、作中の息子三人の「でかけていく」という訳語に助けられた思いだ。
 訳者の藤本朝巳さんに感謝。
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自信を持っておすすめしたい ケンカ中のあなた、読みなさい!  投稿日:2013/10/26
まつげの海のひこうせん
まつげの海のひこうせん 作: 山下 明生
絵: 杉浦 範茂

出版社: 偕成社
 ケンカしてムシャクシャしていたとき、
本屋さんで見つけて思わずクスッと笑ってしまった絵本です。
 ケンカは後がいけない。イヤなやつだと余計に後を引く。
考えたくもないのに、ず〜と頭にうかんできやがる。
そう、それがケンカなのです。
 仕返しを想像するくだり、おおいに笑えます。
できもしないのに、おおきなおおきな想像を廻らせて、一人で勝つ。
いや〜、むなしいけど、わっかるなあ。
 尊敬すべき杉浦範茂のデザインが大胆で秀逸です。
さあ、ケンカできるのも、ともだちあってのこと。
ともだちに感謝して。謝る賢さを教えてくれる一冊です。
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