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汐見台3丁目

ママ・50代・神奈川県、男の子20歳

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汐見台3丁目さんの声

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なかなかよいと思う よそもの  投稿日:2011/06/28
かえるくんとたびのねずみ
かえるくんとたびのねずみ 作・絵: マックス・ベルジュイス
訳: 清水 奈緒子

出版社: らんか社
オランダの誇る「かえるくんシリーズ」の1冊で、よそものに対する偏見を扱った絵本でした。
表紙を開いた題名の書いてあるページの反対側にこう書いてあります。
 
 同じ地球にくらす ありとあらゆる生きものたちに この物語を おくります。

この言葉がまさに作者がこの絵本にこめた思いを伝えていると思います。

ある日、かえるくんたちが住む所に、旅のねずみがやってきて、森にテントを張りました。
それを最初に見つけたこぶたさんが、かえるくんたち、仲間に警戒を促します。
ねずみが勝手にテントを張っている! ねずみだから汚いし、物を盗むわ!と。

ところが無垢なかえるくんには意味が分らず、よそもののねずみに興味津々。
自分の気持ちに正直になり、ねずみとの交友が始まります。それをよく思わない仲間。

でも、そんな時にこぶたさんの家が火事になり、火を消してくれたのがねずみでした。
また、別の日には川でおぼれるうさぎさんを助けてくれたのもねずみでした。
みんなはそれ以降、ねずみが大好きになりました。でも、ねずみくんは、また旅立って
行きました。という話です。

大人から見ると、いつだって、この世界のいたるところで起きていることを、そのまま、
ありがちな事例を踏んで描いてあるだけなので、新しいことでなく、むしろ、聞くと
耳が痛い話かもしれません。でも、かえるくんのようにまだ無垢で偏見のない子供には、
こういう話で啓発することは効果があるのかもしれませんね。
オランダは移民が多いから、作者マックス・ベルジュイスが杞憂し、冒頭の願いを込めて
この絵本を描いたのでしょうか? そんな気持ちが感じられる絵本でした。

下世話なことですが、自分の子供には、この登場人物の中でどれになって欲しい?と
聞かれたら、かえるくんのように偏見のない人になってもらいたい気持ちと、逆に、
旅のねずみのように、偏見やら困難を打開する自分自身を守れるスキルや経験、
気持ちを身に付けて欲しいと願います。

かえるくんシリーズって結構、社会的なテーマも扱っているんだなと改めて思いました。
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なかなかよいと思う 愛情豊かなかえるくん  投稿日:2011/06/28
かえるくんのあたらしいともだち
かえるくんのあたらしいともだち 作・絵: マックス・ベルジュイス
訳: 清水 奈緒子

出版社: らんか社
かえるくんシリーズの1冊で、のちに『かえるくんはかなしい』にも出てくるこぐまくんと
かえるくんの出会いが描いてある絵本です。

実は、こぐまくんは元々は、かえるくんが森に落ちていたものを拾ったぬいぐるみでした。
かわいそうにと思って自分の家に連れて帰り、ごはんをあげ、話すことを教えたのです。
すると、本当に、話すことが出来る、かえるくんにとって、かけがいのない友達に
なったのでした。

愛が成した業なのでしょうね。6歳の息子に、これってどう思う?と聞いたところ、
こんなことは起きないよね〜って... 遠慮がちに微笑んでいました。
でも、本当は彼にとっても、起きて欲しいことなのは私は知っています(笑) 
一人っ子なので、小さい時からお気に入りの(偶然の一致なのですが)かえるの
ぬいぐるみを遊び相手にしていますから!
まさに本当にこの絵本のように彼のかえるに生命が吹き込まれたら嬉しいでしょうに!

かえるくんによって命(愛情)を吹き込まれたこぐまくんの続きを読みたい方は
是非、『かえるくんはかなしい』を読んでみてください!
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なかなかよいと思う 助けあうこと “絆”  投稿日:2011/06/28
すごいぞかえるくん
すごいぞかえるくん 作・絵: マックス・ベルジュイス
訳: 清水 奈緒子

出版社: らんか社
偶然にも昨日、息子の小学校が代休で図書館に行って、「そうだ。かえるくんシリーズを
一気に借りてしまおう!」と思って、ごっそりシリーズを借りてきたのですが、何かの思し
召しなのでしょうか? この時期にこの話に巡り会うとは!

洪水でかえるくんの家が浸水してしまい、仲間のあひるさん・こぶたさんの家へ次々と
行きますが、どこも浸水。のうさぎさんちだけが無事でした。のうさぎさんはみんなを
快く受け入れ、食物を提供します。何日かそこでみんなで仲良く暮らしていると、
食料が尽きてしまい... まだまだ水が引かない危険の中、かえるくんは自分が一番
泳ぎが上手いから助けを求めにいくと言い出し... という話です。

どうしても、この度の東北大震災を思い出さずにはいられない話でした。そして、
自分は直接、多大な被災を受けたわけでもないですが、新聞や報道で、沢山のこの話の
中に出てくるような、のうさぎさんやかえるくんのような存在の人々がいたことを
知らされ、ただただ脱帽するばかりです。自己犠牲してまで共(友)に生きるなんて、
私にはできるのかな....

この話で私が好きなところは、のうさぎくんやかえるくんの献身的な行動も勿論のこと
ですが、やはり、最後に希望があるところです。みなで掃除道具を持って、浸水した家の
掃除にでかけます。とても、東北の津波で震災された方々のことがかぶりますが、どうか、
その方々が、この絵本の話のように希望を持って再出発ができることを
祈ってやみません。
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ふつうだと思う ちょっと意外...  投稿日:2011/06/28
かえるくんどうしたの 改訂版
かえるくんどうしたの 改訂版 作・絵: マックス・ベルジュイス
訳: 清水 奈緒子

出版社: らんか社
今、息子と「かえるくんシリーズ」を一気に読んでいるのですが、読んでいるうちに、
発行順に読んでいるわけではないので、へ〜、この二人はこういう関係なんだとか、
人間関係が前後して分って楽しいです。特に、この本で、なんと、かえるくんの
初恋の相手があひるさんだったなんて、とてもビックリしました。

ドキドキする気持ちなんて、何年していないだろう.... そして、相棒の息子は、
逆にあと何年でこんな思いをするのだろう?と思うと、微笑ましい話でした。
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なかなかよいと思う こころ  投稿日:2011/06/20
かえるくんは かなしい
かえるくんは かなしい 作・絵: マックス・ベルジュイス
訳: 清水 奈緒子

出版社: らんか社
心って不思議ですよね。ちゃんとハッキリとした理由がなくても、とても落ち込んで
しまう時もあるし、なんだか全てが上手く感じる時もあり...
そのことを妙に簡潔に言い当てている絵本でした。

普段のかえる君は、どちらかというと幼い感じだったのに、かえる君もお年頃になった
のかな?! それでも、まわりには心配してくれる友人がいて、本当によかったね、かえる君。 
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なかなかよいと思う 大人の責任  投稿日:2011/06/20
ありがとう、フォルカーせんせい
ありがとう、フォルカーせんせい 作・絵: パトリシア・ポラッコ
訳: 香咲弥須子

出版社: 岩崎書店
この絵本を読んで、字が読めないことで、ここまで当の本人は追い詰められるのかと
改めて知らされました。そして、字が読めることの喜びも教えてもらったような気がします。

先日、モンテカルロ・テレビ祭で俳優:渡辺謙さんが出演の単発のTVドラマ「塀の中の
中学校」が賞を取りましたが、その中の渡辺謙さんの役が、LDではないけれど諸事情から
学校に行くことが出来ず、字が読めなくて周りからさんざん長年にわたって馬鹿にされた結果、
その馬鹿にした人を殺してしまったという役でした。

本当に、その当人の性格によって、自分自身を攻める人・相手に攻撃的になる人と分かれる
のでしょうね。トリシャがフォルカー先生に救われて本当によかったです。
少なくとも大人は、学習障害について早く気付いてあげないといけないと、しみじみと
思いました。
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ふつうだと思う 経緯が分ります。  投稿日:2011/06/14
スパゲッティがたべたいよう
スパゲッティがたべたいよう 作: 角野 栄子
絵: 佐々木 洋子

出版社: ポプラ社
我が家では、この本が角野栄子さんの小さなおばけシリーズ3冊目です。
今まで読んだ2冊ともどちらから読んでも、何の違和感もなく、スッと話しに入って
いけ、十分に楽しめていましたが、今回のこの『スパゲッティがたべたいよう』で、
登場人物の一人のエッちゃんと主人公アッチの出会いがどんなであったのかが分り、
へ〜、そうなんだ! と、ちょっとスッキリした気持ちです。

ただ、私個人としては、前に読んだ『カレーライスはこわいぞ』の方が、とても笑え、
そして、そのお陰でシリーズにハマったので、正直、ちょっと物足りなさを感じました。
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なかなかよいと思う 美しい言葉の宝庫  投稿日:2011/06/08
てのひらむかしばなし うろこだま
てのひらむかしばなし うろこだま 作: 長谷川 摂子
絵: 下田昌克

出版社: 岩波書店
絵本ナビからのメルマガの特集をきっかけに、全ページ立ち読み企画で読まさせて
もらいました。昔話というと、個人的には何かこう暗いイメージのものが多い気がして、
知っていて当たり前というくらい有名な昔話以外の読み聞かせは、正直なところ、
これまで消極的でした。でも、この話は違いました!

まず、その語り口に、美しい言葉や表現がちりばめられていて、すっと胸に入ってきます。
なかでも、おじいさんがうろこだまを見つけた時の「ギンカ シャンガひかるもの」、こんな
表現は、今まで聞いたことがありませんでした。でも、そのひかりかたが自分のイメージで
簡単に浮かび上がってきました。

「きんのうろこが “はらり ほらり”と まいにち たまから はがれおちてきた」
「“ずらっ”と にげてしまった」... 他にも沢山ありました。
更に、「めからはなへぬけるりこうもの」という表現の仕方も、この話で教えてもらいました!

そして何よりも、話の展開が面白いです。日本昔話にも、こんなにドタバタな展開をする
ものがあるんですね! この話なら、子供達も飽きずに釘付けで聞くことと思います。

また、心優しいおじいさんのイメージにぴったりな下田昌克さんの絵が、この話を
とても明るく楽しいものにしてくれていて、その気持ちのまま、お決まりの結語の
「どんとはれ」を迎えさせてくれているなと思います。

私みたいに昔話をちょっと敬遠している人に是非、お奨めです。
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ふつうだと思う パディントンを初めて知る人に最適  投稿日:2011/06/08
クマのパディントン
クマのパディントン 作: マイケル・ボンド
絵: ニック・ワード
訳: 岡松 きぬ子

出版社: 大日本絵画
パディントンってペルー出身の密航グマだったんですね、知りませんでした。
この絵本からは、どうして出身地に“まっくろくろな”ペルーと修飾語がつくのか、
そこまでは書かれていないのでよく分かりませんが、それはちゃんと原作を読めば
分るのかな? 

とにかく、どうしてパディントンという名前がついたのか、どういう風に
ブラウンさんの家に住むことになったのか、クマのパディントンについての
初歩が分り、本文の中のいくつかの単語が絵のついた“めくり窓”みたいに
なっていて、そこをめくりながら読むので、言葉探しみたいな楽しさも味わえます。
実は、息子が週1回の図書の日に図書室から、「おかあさん、(しかけが)面白い
本をみつけたから、借りてきた」と...

ところで、やっぱりイギリスやアメリカってティディベアの世界なんだなと、
『クマのプーさん』をはじめ、このパディントン、そして『くまのコールテンくん』
などの名作を鑑みても実感します。よし、パディントンにちょっとはまってみようかな?!
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ふつうだと思う おじいちゃん・おばあちゃんの思い  投稿日:2011/06/05
カイくんのランドセル
カイくんのランドセル 作: おか しゅうぞう
絵: ふじた ひおこ

出版社: 佼成出版社
息子に父(息子にとっての祖父)が小学校の入学のお祝いとしてプレゼントしてくれた本の中
の1冊でした。

今の世の中は、少子化もあって、本当に子供関連商品はとても白熱していて、幼稚園も
年長になるとすぐにランドセルの広告を貰ってきたり、親も随分とその商戦にのっかって
ものすごく高いランドセルを購入したりするけれど、この日本にもランドセルが買えない
時代があったことを、忘れてはいけないと思います。

でも、この話のおじいちゃん・おばあちゃんにあたる人達ですら、もうきっと現実には
あと5・6年もしたら、その時代を直接知らないおじいちゃん・おばあちゃんになって
しまうことでしょう。

純粋に、入学前の子供の嬉しい気持ちを描いた本とも読めますし、一種の平和教育としても
読める本かなと思いました。きっと私の父も両方の気持ちを込めて、息子にプレゼントして
くれたんだろうと思います。
恵まれている生活に感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。
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