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はんぶん×ずっこ

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はんぶん×ずっこさんの声

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なかなかよいと思う 主婦顔負けのうさこの手さばき  投稿日:2003/07/16
おばけのてんぷら
おばけのてんぷら 作・絵: せな けいこ
出版社: ポプラ社
おばけをてんぷらにしちゃう?
なんともユニークな発想ですね。結局は難を逃れたおばけですが、おばけのてんぷらちょっと味見してみたいようなぁ・・・。うさこは、とても目が悪いのか、おばけをてんぷらにしようとしたり、自分のめがねをてんぷらにしちゃったり。そのおとぼけぶりがとても可愛いキャラクターです。
女の子ならうさこがてんぷらを作るページは誰でも興味あるんじゃないでしょうか。いろいろなお野菜を切って、てんぷらの衣には、ちゃんと冷たい水を使って(ちゃんとコップの中には氷が浮いています)熱い油で「じゃーっ」と揚げる。主婦もびっくりのうさこの手さばきです。
揚げたてのてんぷらをその場でつまみ食いしているうさこは、まるで私そのもの。こういうところちゃーんと子どもは見ているものね。
和紙を切り絵したようなあたたかみのある絵が、てんぷらをとても美味しそうに見せてくれます。おばけもきっとつまみ食いのてんぷら美味しかったことでしょう。裏表紙におばけが山の上でお腹をかかえて寝ている絵がなんとも可笑しいです。
揚げ物は危ないけれど、娘と一緒にてんぷらを作るときがきたら、もう一度一緒に読みたいな。
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なかなかよいと思う 小犬の成長は子どもの成長と同じ  投稿日:2003/06/25
スナッフィーのあかちゃん
スナッフィーのあかちゃん 作: ディック・ブルーナ
訳: 角野 栄子

出版社: 講談社
ミッフィーでおなじみのスナッフィーがおかあさんになるというお話です。「スナッフィーって女の子だったのね。」この絵本を読んで、改めてそう思いました。
スナッフィーの3匹のあかちゃんが、すくすくと成長していく様子をおって描かれています。
まだ目の開かないあかちゃんが、おかあさんのおっぱいをたくさん飲んで、そのうち歩けるようになり、目がぱっちりと開くと、もう立派な小犬です。
うんちを決められた場所でしたり、自分のお皿をもらってご飯を食べたり。小犬の成長はまるで人間のあかちゃんの成長のようです。子どもたちはこの絵本を見ながら、あるときはスナッフィーのお母さんの気持ちになってみたり、あるときは3匹の小犬の気持ちになってみたりといろいろな感じ方をすることでしょう。

娘には、「スナッフィーの赤ちゃんも上手にご飯が食べれたね。同じように上手に出来るかな?」なんて言いながら読み聞かせをしています。場面・場面を重ねながら読み進めていくと、子どもも自分に重ねて絵本の世界に入り込んでいるみたいです。
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ふつうだと思う 命を持ったまるた  投稿日:2003/06/25
とらたとまるた
とらたとまるた 作: なかがわ りえこ
絵: 中川 宗弥

出版社: 福音館書店
「まるた」は「ま」にアクセントを置くんでしょうか。「た」にアクセントを置くんでしょうか。それによって随分絵本の印象が違います。
きっと、とらたがまるたを見つけて「あ、うまだ」と言った時から、「丸太」は「まるた」という人格を持つようになったのでしょう。そう、ただの一本の木の棒が生命をもって、とらたの友達のまるたになったのです。そこへとらこもやってきて、3人で冒険が始まります。

絵の具の筆タッチで描かれたちょっとヘタウマ??な絵がとらたとまるたを生き生きと描いています。最後にとらたととらこが手を振って、まるたに「さようなら」とお別れを言うシーン。
本当にまるたが手を振っているような錯覚さえ覚えるので不思議です。普通の一本の木の棒の絵なのにね。最後のページで1人取り残されたまるたは、またひとりぼっち。でも明日もとらたと一緒に遊ぶ約束をしたからさびしくなんてありません。裏表紙でとらたととらこが仲良く手をつないで歩いている後姿は、きっとまるたの視線から描かれているものなのですね。
「さようなら また、あしたあそぼう」そんなまるたの声が聞こえてきそうな気がします。
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自信を持っておすすめしたい ゆったりと流れている時間  投稿日:2003/06/25
14ひきのこもりうた
14ひきのこもりうた 作・絵: いわむら かずお
出版社: 童心社
なんとゆったりとした時間が流れている家族なのでしょう。時間に追われて生活している私たちには、とてもうらやましく思えてしまいます。夕暮れともに灯るろうそくの灯り。なんだかとても懐かしく温かく感じます。昔の日本の大家族は、きっとこうだったのでしょうね。まきを順番でたいて、お風呂にみんなで入って、一緒にゆうげの食卓を囲み、今日会ったことを一人一人話しながら、眠りにつく。テレビやゲームなんてないけれど、ある意味、とても豊かな生活だと思います。

私はこの絵本が、ちょっと上から見たような感じで描かれているのが大好き。
まるで14ひきのかぞくのおうちを覗き見しているような気持ちになれるんだもの。表紙裏の木の根っこのおうちの間取り図を見ながら1ページ1ページ想像を膨らませながら読むのでした。女の子は大好きな絵本かもしれませんね。だってまるでおもちゃ箱をのぞいているかのようなんだもの・・・。文章も子守唄が緩やかに流れてとても安らかな気持ちになれます。もう少し娘が大きくなったら、お休み前の1冊として読んであげようかなぁ。
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自信を持っておすすめしたい 想像力を膨らませて冒険しよう  投稿日:2003/06/25
巨人(ジャイアント)にきをつけろ!
巨人(ジャイアント)にきをつけろ! 作・絵: エリック・カール
訳: もり ひさし

出版社: 偕成社
2人の子どもの冒険を描いた絵本です。表紙では、窓からジャイアントがのぞいているのですが、このジャイアント、不思議に全然怖くないのです。とっても愛嬌があるジャイアントなのです。
2人が家のゲートをくぐるとそこは、なんとすべてのものが大きいジャイアントの世界。大きな魚がいたり、大きなバックが落ちていたり。2人は興味津々で夢中になって遊んでいますが、森の中にひそんで、2人を狙っているジャイアントには、気付きません。
結局、2人はジャイアントに捕まえられて、洞穴の中へ閉じ込められてしまいます。

洞穴の中は、魔物がいっぱい。この間にもエリック・カールのしかけはいっぱい。お風呂の横にある鏡には、ジャイアントのセリフまで鏡写しになっていたり、ジャイアントが「はらぺこあおむし」の絵本を読んでいたり。なんだかエリック・カールの遊び心が伺えます。
でも2人は、一生懸命逃げるものの、結局ジャイアントにつかまってしまいました。ジャイアントに食べられてしまったかと思ったら、そこはもとの自分の家の前。お母さんとお父さんが温かい笑顔で迎えてくれるのでした。2人の行方をずっと見守っているお日さまも「よかったねえ。」と声をかけてくれます。

このお話は2人の夢だったのでしょうか。お父さんが釣ってきた魚は、あのジャイアントの家の庭にいたものにそっくりだし。おとうさんの下げているかばんも庭に落ちていたおおきなかばんにそっくり。その答えは、みんなが寝静まった家の傍らで、りんごを加えてにやりと笑っている黒猫だけが知っているのでしょうか。
文章は、会話のみなので、とても短く小さな子どもでも楽しむことが出来るでしょう。文章が短いからこそ、年齢が大きくなるにつれて、それぞれ自分の想像力を膨らませて、この絵本の中で冒険ができるはずです。幅広い年齢層で楽しめる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 言葉を覚えたてのあかちゃんにぴったり  投稿日:2003/06/24
うしろにいるのはだあれ
うしろにいるのはだあれ 作・絵: まつい のりこ
出版社: 童心社
まついさんの新作が出たというので、早速購入したもの。言葉を覚えたてのあかちゃんにびったりの絵本という宣伝でしたが、1歳の娘にはまさにぴったり。
あかちゃんに馴染みの深い動物と鳴き声が描かれていて、いないいないばぁをしています。
ありがはっぱに隠れていたり、にわとりとひよこがうばぐるまに隠れていたり。
ちゃんとはっぱからありの触覚が出ていたり、うばぐるまからにわとりとひよこの足が出ていたり。あかちゃんだけでなくても楽しめそうな要素がもりだくさん。一緒に隠れている動物たちをあてっこしても楽しそうですね。
まついさんの柔らかな色彩と暖かみのあるイラストもまた、効果的。最後のページでは隠れていた動物たちがいっせいに集合します。動物たちが隠れていたはっぱやうばぐるまなどがページの上段に、隠れていた動物たちが下段に描かれていて、見比べることができるのも娘にとっては、面白いみたい。ひとつひとつ指でなぞりながら確認しています。
幅広い年代層にいろんな楽しみ方が出来る絵本です。
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なかなかよいと思う かばくんのお昼寝にかける情熱に脱帽!  投稿日:2003/06/24
かばくんこっくりかっくり
かばくんこっくりかっくり 作・絵: マイケル・グレイニエツ
訳: 杉浦 範茂

出版社: 講談社
かばくんがお昼寝にかける情熱は、きっとすごいものなのですね。自分の鼻に刺した1匹の蚊を追いまわす様子がなんとも可笑しくてたまりません。
天井に蚊が止まった時は、イスを積んで捕まえようとしたり、昆虫網で捕まえようとしたり。最後には、食器を蚊に向かって、投げまわす始末。ものすごい執念です(笑)
途中、かばくんが「べそかくなーっ!」と叫ぶシーンがあるのですが、蚊も追いまわされてちょっとへこたれちゃったのかしら。結局蚊に振り回されて、体中から汗をかいて「ぜーぜー」。風を入れようと窓を開けたら、蚊は窓の外へ飛んで行ってしまいました。今度も追いかけるのかと思いきや、さすがにかばくんも疲れたんでしょうね。またもとのソファーで寝っころがって、お昼寝です。
これがまた、なんとも気持ちよさそう。
これって、だれでも経験のある一コマですよね。それがかえってわかりやすくてよかったみたい。
色鮮やかな絵とかばくんの表情が、娘には面白くうつったようで、かばくんのセリフも抑揚をつけて読むと、おおはしゃぎ。文章も少なくわかりやすいので、小さい子でも読み聞かせが容易にできる絵本です。
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なかなかよいと思う 小学生にも読んでほしいな。  投稿日:2003/06/24
さる・るるる
さる・るるる 作: 五味 太郎
出版社: 絵本館
第一印象は、淡い色彩が印象的なファンタジックな絵本なのかと思いました。ところがどっこい、言葉遊びを使ったとてもユニークな絵本だったのでびっくり。「さる・くる」「さる・みる」など、さるの動作を、「る」で終わる2つの文字を上手に言葉遊びにして表現されています。
この絵本の魅力はなんと言っても、さるのなんとも言えない表情ではないでしょうか。
「さる・とる」では、一所懸命、歯をむき出してりんごを取ってみたり、
「さる・える」では、竹馬をもらってとてもうれしそうだったり、
「さる・せる」では、ダチョウとかけっこをしている様子が、とても真剣だったり。
さるがとても生き生きと描かれています。

文章が短いので小さい子でも楽しめますが、私は是非、小学生にも読んでほしい。
その時は、主語と述語を理解し、ちゃんと「得る」や「競る」など、漢字をあてて読んであげてほしいと思います。そうすれば、さるの動作と一緒に漢字の本当の意味まで理解できるはずですから・・・。
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自信を持っておすすめしたい ほしさんの靴が素敵です  投稿日:2003/06/24
とっとこ とっとこ
とっとこ とっとこ 作: まつい のりこ
出版社: 童心社
まついさんの新作が出たというので、早速購入したもの。言葉を覚えたてのあかちゃんにびったりの絵本という宣伝でしたが、1歳の娘にはまさにぴったり。
いろんな動物たちが靴をはいて、「とっとこ とっとこ」リズムよくお散歩をしています。
「とっとこ とっとこ」というリズムがとても耳に心地よく絵本は進んでいきます。でもへびさんのお散歩のシーンでは「とーとこ とーとこ」だったり、ぞうさんのお散歩のシーンでは大きな字の「とっとこ とっとこ」だったり。読み聞かせをするときに、変化と抑揚ををつけて読むと娘は、大喜びです。

娘が一番好きなページはほしさんがお散歩するシーンです。なんとほしさんの靴は、ぴっかぴか。ほしさんに手と足があるのにもびっくりなのですが、そのぴかぴか光る靴の可愛らしい靴といったら・・・。お散歩のシーンも「とっとこ ぴかぴか とっとこ ぴかぴか」なのです。
娘はこのページで必ず、手をきらきらして私にほしさんのお散歩の様子を再現してくれます。

最後にみんなが集合して、行進したあとは、靴を脱いでどこかへ行ってしまいます。
「また あしたね」という言葉のとおり、みんな夜になったのでおうちに帰ったのかしら。

はらっぱにきちんと並べて置かれたみんなの靴が、とても印象的。やっぱりほしさんの靴は、ぴかぴか光って一番素敵です。夜空に浮かんだ星が一つだけ描かれています。みんなおうちに帰ったけど、ほしさんのおうちは、夜空だったもんね。そう娘に話しながらこの絵本を読んでいます。
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なかなかよいと思う 音楽の世界を走るシャベルカー  投稿日:2003/06/24
どどどどど
どどどどど 作・絵: 五味 太郎
出版社: 偕成社
「ど」をメインに「ドレミファソラシド」という音階を使って描かれた絵本です。まずは見落としてならないのが最初のページ。タイトルの下にシャベルカーと、シャベルカーがこれから走る黒い道路が描かれています。うーん。よく見るとト音記号と五線譜が・・・。そうこれって楽譜の上をシャベルカーが走っていくんですね。
楽譜の上を走っていくシャベルカーが出す音は、「どれみ」だったり「どれどれ しどしど」だったり。またこの一見、音階のように聞こえる文章も、ショベルカーの意気込みや焦りを表しているのです。また音が流れるように絵本が進んでいくので、あっというまに娘をとりこにしてしまいました。

もうひとつ五味さんのユニークなしかけが・・・。
シャベルカーのアンテナに注目してみるととても面白いことに気が付きます。そう、アンテナがシャベルカーの表情を豊かに表しているんですね。壁にぶつかった時は、アンテナがギザギザに曲がったり、穴を掘って突き進んでいる時は、アンテナが天井の高さに合わせて、ふにゃりと曲がっていたり。
同じ五味さんの音の絵本の「るるるるる」では、飛行機の黒い窓が同じように、表情や気持ちを表していたのですが、飛行機やシャベルカーなど、生き物ではないものも不思議と五味さんの手にかかれば、まるで生き物のように生き生きとしてくるので不思議ですね。

最後は、「どしらそふぁみれどじえんど」でシャベルカーが車庫に無事に帰っていきます。ラストもすっきりしていてよかった。たくさん冒険してきたのだからたっぷりご飯(燃料)もらってね。
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