ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

  • かわいい
  • ギフト
話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

TOP500

10月

ママ・50代・東京都、男の子20歳

  • Line

10月さんの声

468件中 11 〜 20件目最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい 間合いが最高!  投稿日:2013/06/10
まだかんがえるカエルくん
まだかんがえるカエルくん 作・絵: いわむら かずお
出版社: 福音館書店
前にこのシリーズを1冊読んだ息子が「あの、カエルくんの絵本もっと読みたいんだけど・・」とリクエストしてきました。
だーいぶ前のことなのに、面白さがしっかり残ってたようで。
ちょっとびっくりしました。

今回も哲学だけどほっこりなカエルくんとネズミくんの会話は続きます。
一日中、どこまでも。
二匹は考えるのです。
答えが無いような深い問いを。
大人になると時間に追われて、考えないようなことばかり。

カエルくんとネズミくんが好きなものについて語り合うところがいいです。
稲穂につかまってゆーらりゆーらりしながら、照れながら、
ズズッとずり落ちるところがほんっとに可愛くて癒されますね。
息子もクスクス笑いながら読んでました。

大人の自分は日々視野が狭くなりがちなので、たまには
こういう絵本を開いて読むのもいいかもしれません。
大切なことを思い出させてくれる気がします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい エンデは天才!!  投稿日:2013/04/20
モモ / 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語
モモ / 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 作・絵: ミヒャエル・エンデ
訳: 大島 かおり

出版社: 岩波書店
小学生だったでしょうか、最初に読んだのは。
モモと時間泥棒との攻防のドキドキハラハラ、息もつかせぬストーリーの面白さに夢中になりました。
それから何度も読み返し、中学生くらいになると「時間とは?」「本当の豊かさとは?」
ここにこめられた哲学のような深い問いに気づき、また深く夢中になりました。
それからずーっと大人になり、本棚の片隅にモモは黙って居ました。

そして8歳の息子の誕生日の夜から一ヶ月以上かけて一緒に読みました。1章が長いので、喉を枯らしながら。
そしてこのスピード感を味わってもらうためには、自分で黙読させて
一気に夜更かししてもらったほうがいいのかな・・と迷いもありつつ。

読みながら、記憶に残っていた以上にエンデの描くイメージの豊かさ、
その描写力に驚きました。
立ち上ってくるイメージのなんて豊かなこと・・!!
息子には少々抽象的で難しかったであろうマイスター・ホラの話・・
時間の花が咲いていくところなんて本当に哲学的で宗教的ですらあります。
でも息子も面白くワクワクしながら楽しめました。
頭の中できっと灰色の男達やベッポやモモをたくさん描いたでしょう。
挿絵は少しあるものの、モモの顔は分からないし、ちゃんと描かれているのは亀のカシオペイアだけですものね。

最近何かで読んだことですが、エンデがこの物語にこめたのは
本当は「時間」ではなく「お金でまわる世の中への警鐘」とのこと。
そうなのかな・・。

最後のページを読み終わった晩、私自身が時間の花の夢を見ました。
幸せな、カラフルな夢でした。
モモに時間の花を貰ったのかもしれません。
ミヒャエル・エンデは天才だ・・!とあらためて強く思いました。
参考になりました。 4人

自信を持っておすすめしたい 心の振れ幅  投稿日:2013/02/01
あのときすきになったよ
あのときすきになったよ 作: 薫 くみこ
絵: 飯野 和好

出版社: 教育画劇
お友達との絶えないケンカの日々に悩んでいたら、こちらのサイトで
この絵本を知り、さっそく息子と読んでみました。

この絵本では女子同士のお話ですが、心の中で悪態をついたり
良くないあだ名で呼んだり・・・子どものリアルな心情が描かれていて
お話が始まるなりスッと入り込んでいる息子の姿がありました。
「心の中で思うのはばれないもんね」とつぶやく女の子。
でもそういうのって目に出ちゃうのですね。相手もムッ。
嫌な気持ちをぶつけると、同じように嫌な態度が返ってくる。

そんな主人公と「しっこさん」との関係が、幾つかの事件を通して
変化していきます。
いつしかお互いを思いやれる関係に・・。

息子、何か感じてくれたらいいな。
そう思いながら読んでいましたが、同時に私もいろいろ気づきました。
子どもにとって仲良しさんが一日学校に来ないことがこんなに淋しいんだ・・とか、ケンカしている最中の鬼のような顔の表現に心の中で
こんなマグマが爆発するのね・・とか。
子供の心の振れ幅の大きさを知りました。
昔は自分もそうだったのに。
子どものこのまっすぐなところが素晴らしくて、でもだからこそ
ぶつかってしまう・・子どもがひとつ成長する瞬間を描いた絵本だと
思いました。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい 7歳男子、はまってます!  投稿日:2012/12/04
はれときどきぶた
はれときどきぶた 作・絵: 矢玉 四郎
出版社: 岩崎書店
こどものころに読んで、豚だらけの空のお話が強烈に面白くて・・
そんなわけで小2の息子にお薦めしてみました。

字がかなり大きめで、でも章に分かれているので絵本よりはちょっぴり背伸びで、そしてなにより面白い・・!!
小2男子のツボにぴったりなユーモアに溢れていて、息子はゲラゲラ笑いながら、
布団のなかで一晩一気に読んでしまったようです。

日記の字がちょっとよろけ気味で親近感沸きますし、日記にデタラメを書く・・・いや、正確には「明日の日記を書く」ということなんですけれども、そんな頭の柔らかい男の子が主人公です。
そしてその日記のあとには・・・・・。

我が子も作文などは苦手ですが、こんなふうに自分でお話を考えるのを楽しめたらいいなって思いました。
レビューの「読んであげた年齢」が「7歳」がトップにきていたので、
まさにビンゴ!な本なのだなぁと思いました。
息子は遊びに来た友達にまで「この本面白いんだよ〜」と
読み聞かせ押し売り?するくらい気に入ってしまい。笑
シリーズもたくさんあるのでまだまだ楽しみです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい すごい!  投稿日:2012/12/04
マウスマンション サムとユリア 大げきじょうへ
マウスマンション サムとユリア 大げきじょうへ 著: カリーナ・スカープマン
訳: ないとうりえこ

出版社: KADOKAWA
作者のオランダ人女性が3年かけて作った高さ3メートルのねずみのマンション(ドールハウス)。
可愛くて、細かく作りこまれていて、こういったものが好きな子供さん・・だけでなく大人にも、夢のような世界です。

おそらく作者の中で、どのお部屋にもしっかりと奥行きある物語がひとつひとつあるのでしょう。
ちゃんとねずみのお人形達がほんとにそこで暮らしているかのような
生活感やぬくもりがあります。

幾つもの短い章に分かれていて、お話もちゃんとあるのですが、
あまりに写真の中のおうちの様子が可愛らしくて見入ってしまい、
文章がなかなか目に入ってこないほどです。

でも読んでみるとおじいさんが亡くなって棺桶を作るというお話があったり、可愛い可愛いだけの本でもなくて。
工場や考古学のお部屋・・・男っぽさのあるお部屋も魅力的です。
ミニチュアの世界へようこそ・・♪
子どもと一緒に「すごいね〜」とか「ここ、ボタンでできてるね!」などと言いながら楽しく見入りました。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う モノをだいじに・・?  投稿日:2012/11/01
おじいちゃんのもうふ
おじいちゃんのもうふ 作: ミュリエル・ブロック
絵: ジョエル・ジョリヴェ

出版社: 光村教育図書
ユダヤに伝わるお話なのですね。
こちらのレビューで違う本も出ていることを知り、気になりました。

青い柄の毛布がどんどん小さなモノに変化していく様子が面白いし、
自分も気に入ったものに愛着を持つほうなので「わかるなぁ・・」なんて思いながら息子に読みきかせしました。
が、途中から少しツッコミを入れずには入られませんでした。
なぜか大事なはずのネクタイを食事のナフキン代わりにするジョセフ・・。大事ならもう少し丁寧に使えばいいのに・・・。

でも息子はお母さんが怒るところでいちいち大笑い。
「ママみたい〜」と・・・そこが一番面白かったみたいです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う  いろいろと考えさせられる  投稿日:2012/09/26
床下の小人たち 小人の冒険シリーズ1
床下の小人たち 小人の冒険シリーズ1 作: メアリー・ノートン
絵: ダイアナ・スタンレー
訳: 林 容吉

出版社: 岩波書店
「アリエッティ」の映画の本と知って、息子にせがまれ
2週間近くかけてじっくり読みました。(毎晩1章)

子供の頃って「こびと」の想像、大好きですよね。
だからこのお話もドキドキワクワク読めるかなぁと思っていましたが、
そんなふうにシンプルに気軽には読めませんでした。(大人の私は・・です)
小2の息子は楽しんでいたようでした。

微細にわたり描写される小人たちの暮らしぶり。
小人と人間の交流。
「借り(狩)」に行くときのスリルや、秘密のやりとりをするアリエッティと人間の男の子との会話。
小さくて工夫に満ちた住みか。

・・・そんなところが子供心には楽しいのでしょう。

読んでみての意外な感想は、
・アリエッティの偏った世界観・・・人間にとっても視野が狭かったり、無知なこと、偏ったことはあるのではないか?毒気を含んだような話。
・床下でずっと育ってきたアリエッティの孤独と閉塞感。
(映画ではここは省かれていたように思えました)
・ホミリー(小人の母)の物欲・・ここにも皮肉や風刺があるきがしました。

・・・ただの「可愛らしいこびと」ではなくて、文句を言ったり
愚痴を言ったり、人間と変わらないのです。優越をつけたがったり、見栄をはったり・・。
大人には潜んだメッセージがたくさん隠されていそうなお話でした。

続きを読みたいと息子は言っていますが、読むのはなかなかに大変なので、少しづつ読破したいと思っています。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい こどもの夢と、風刺もチクリ。  投稿日:2012/09/03
チョコレート工場の秘密
チョコレート工場の秘密 作: ロアルド・ダール
絵: ジョセフ・シンデルマン
訳: 田村 隆一

出版社: 評論社
毎晩毎晩、この絵本を読んでは盛り上がったこの夏でした。

貧乏でいつもお腹をすかせたチャーリーが主人公。
そんなチャーリーの町には、世界で一番有名なお菓子の工場があって・・。
さぁ、次はどうなるのかな?何が起こるのかな?どんな夢のお菓子がでてくるのかな?

ページをめくるごとにドキドキワクワク。
すっかり物語に引き込まれて、隣で目をキラキラさせながら聞いている
息子がいました。

だって、「チョコレートの川」や「魔法のようなガム」や
「もの凄いエレベーター」・・ですよ!!
おっと・・どんなエレベーターなのかは物語終盤なので
読んでのお楽しみです。

前半のチャーリー一家の辛さがじっくり描かれるだけに、その後の展開によけいドキドキです。
そのほかの「お子様たち」にはかなりシニカルでビターですが。
ロアルド・ダールの考え方を、小さな小人たちが代弁しているのですね。

映画もそのうち見せたいです。(映画はさらにシニカルですが・・)
読むのは大変でしたが、とても楽しい読書でした。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 凄すぎる・・ピッピ。  投稿日:2012/08/28
岩波少年文庫 長くつ下のピッピ
岩波少年文庫 長くつ下のピッピ 作: アストリッド・リンドグレーン
訳: 大塚 勇三

出版社: 岩波書店
子供の頃は最高に愉快な本でした。
大人になって読んでみたら・・大人になってしまった自分を感じました。ピッピがおこす騒動の数々のあまりの凄さに「あわわわ・・」と
引きつってしまう自分がいました。
こんなに感じ方が変わるなんて。
とくに、小学校とお茶会のエピソードは周りの大人たちが気の毒になりました。
ピッピ・・凄すぎる・・こんな子だったっけ。

でもそんな破天荒な常識破りなところが子どもにはたまらないみたいです。息子は大笑い。
普通なら怒られちゃうようなことをぜーんぶやってしまうんですもの。
それは憧れますよね。
おまわりさん達を困らせたり、先生に「あんた・・!」言い返したり(ここは特に息子大笑いでした!)一人で一日中好きに暮らしたり・・。

でも一人ぼっちのピッピに少ししんみりさせられたり、ほんとは仲良くしたいのに波乱を起こして怒らせてしまうピッピがちょっと気の毒に
なるときも・・。
大人になって気づいたピッピです。

生き生きのびのびと魅力あるスーパー女の子ピッピ。
不滅ですね。
でも近くにいたらちょっと大変かも・・・。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい インパクト・・・・!  投稿日:2012/08/10
アッホ夫婦
アッホ夫婦 作: ロアルド・ダール
絵: クェンティン・ブレイク
訳: 柳瀬尚紀

出版社: 評論社
改題されていたのですね。これまたインパクトある題で・・笑。
このお話、こどものころの自分に強烈なインパクトを残していました。
ひげだらけの男とみみずのスパゲッティ・・・うぅ。

いじわるな夫婦がお互いにあの手この手でいじわるをしあう姿は、
ちょっとゆがんでる仲良しにも思えて笑ってしまいます。
しかしサルや鳥たちへの仕打ちは・・・それに反撃する動物たち。
天井に家具を貼り付けちゃうところなんて、子どももクスクス笑ってます。
さいごに「ちぢみ病」で居なくなっちゃうところも、徹底して
皮肉で残酷です。
これには息子も「ちょっとこわい・・」と云ってました。

ロアルド・ダールさんは、「チョコレート工場の秘密」でも
よくばりな子どもが酷い目にあったりしてますよね。
この残酷さをきっちり描く感じはグリム童話などにも似てるように感じました。

かなりインパクトある1冊です。
怖いものみたさで、どうぞ・・♪
参考になりました。 0人

468件中 11 〜 20件目最初のページ 前の10件 1 2 3 4 5 ... 次の10件 最後のページ

【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット