ナンセンス食べ物絵本の名手・岡田よしたかさんの新刊は、どこかで見たことがある、ふしぎな「ぼく」が主人公。 銀色で細長くて、片一方はスプーンのようで、もう一方は二股に分かれている「ぼく」。 でも「ぼく」は、自分が誰だかわかりません。 唯一、覚えていることは「なにかを たべるときに つかうもんやったと おもうねんけど……」ということ。
悩んでいる「ぼく」の元に、「みみかき」や「くぎぬき」「あみぼう」がやってきて、「ぼく」のことを自分の仲間だと言ってくれます。 でも、やっぱり納得できない「ぼく」。 「ぼく」は、自分が何者なのかを知るために、旅に出ることにしました。
「自分探し」「自己のアイデンティティの確立」など、壮大な自己肯定の話につながるようにも思いますが、そこは「ちくわのわーさん」シリーズを生み出した岡田よしたかさんの作品。 「ぼく」の存在だけでも十分突飛なのに、ほかにもラーメンにお寿司、カレーライス、カブトムシやハサミムシまで登場し、おはなしはどんどん謎の方向に……。 はたして「ぼく」は何者なのか……。 衝撃の結末を、ぜひお楽しみください!
(木村春子 絵本ナビ編集部)
長いこと使われていなかったために、自分が一体なんだったかわすれてしまった、”ある道具”のお話。 悩んだ末に、思い切って自分探しの旅に出ますが、何をやってもうまくいかず、落ち込みます。
そんな矢先に、奇跡的な出会いが……。 果たして、答えは見つかるのか?! 岡田よしたか流、ユーモア絵本。
ぼくが だれだか わかりますか?
そこから 自分探しのたびに みみかき?くぎぬき? あみぼう?
この出会い 子ども達は しってるのかなあ?
近頃道具を使う生活が 変わってきましたから
旅で出会った ラーメン すし 餅 カレーライス ふんふん 食べるために 作られた道具は スプーンであったり はしであったり
これは 子ども達も日常に知っています
ラストは 「ぼく、カニを食べる カニフォークやったんやー!」
感動的だったのでしょうが けっこう カニホークはメジャーでないような気もするんです
だって カニを食べる頻度が少ないような気がしますから?
タイトルが魅力的だったのですがちょっと 感動が薄い絵本となりました (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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