父さんの東京への転勤が決まり、飼い犬のボンと別れることになったとしお。 父さんは、友だちの家にボンをあずけると嘘をつき、橋の向こうの島に、ボンをすてた。
とりのこされたボンは、2匹ののらいぬに助けられて、島で生き始める。
しかし、車にひかれてけがをし、農家の人に見つかり、3匹は愛護センターにとらえられてしまう。
一方、再転勤でもとの家に戻ってきたとしおの家族は、島で必死にボンをさがしはじめるが…。
絵本作家たじまゆきひこが、淡路島の野良犬や、動物保護に関わる人々への取材をもとに描いた、犬と人の関係を鋭く問いかける感動作。 商品スペック・詳細情報
健気な犬のボンと、そのボンを嘘をついて捨てたお父さん。
ボンの苦労を知っているのは読者だけです。
ペットを捨ててしまうのは、家族を捨てること。
ボンと再会できたのは奇跡です。
捨てられ、死ぬほどの体験をした犬のボンが、ひたすらにとしおの家族にしっぽを振ることに感動がありますが、お父さんはやっぱり悪いと思います。
東京で失敗した理由も、そんなところかもしれませんね。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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