|
津軽弁(青森県)のまろやかな語りが楽しい民話絵本。「せかいでおらほどでっけぇものはいねぇべな」と思い上がったおおわしが旅に出る。そこで出会ったのは、もっと大きいえびでした。そのえびよりもっと大きい亀・・・青森県の民話を題材に、思い上りを戒めるお話を大きなスケールで描きます。民話の語り口調が楽しめる作品です。
5歳の長男に読みました。
自分のことを世界一大きいと思っていたおおわしが、実はとってもちっぽけな存在であることに気づくという話。たとえ、自分の大きさを自慢するためではあれ、旅に出たのが世界を知るきっかけになったようです。旅に出なければ、自分が一番と思い続けていたのでしょうからね。
方言が少し難しいですが、慣れると迫力が伝わります。 (さみはさみさん 30代・ママ 男の子5歳)
|