ジルベルトは風と友だちです。ふうせんや凧やおもちゃの船や、風車やシャボン玉を使って 風と遊びます。でも、時には風のせいで困ったこともおこります。子どもたちの心にしみ通る、 味わいの深い絵本です。
息子が3歳の頃読みました。
さすが、エッツ!と思った作品です。
風をこのように捉え、表現する作品は初めてでした。
子どもの視線から見た風が、見事に文と絵により表されています。
読んでいて、そう私も幼い頃こんな風に感じた事があるように、懐かしく思いました。
風は子どもにとっては、ともだち。
でも、時々加減を知らないようないたずらも。
なかなか子どもの思うようには、動いてくれない気難し屋さんだったりもします。
かと思うと、上手に相手してくれる事も。
外に駆け出して行く子どもにとって、自然の動きもまた素敵な遊び仲間なんだって言うことが伝わってきます。
ラストが何とも言えぬ魅力的なページでした。
エッツの描く、風を堪能してください。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子12歳)
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