公園のベンチがお気にいりの白い犬。今日はベンチに見知らぬ一羽の小鳥が来ていました。迷子になった小鳥の話をきいた白い犬は、いっしょに仲間を探すことに……。 のんびり、おっとり、お世話好きな白い犬のジェイクと迷子の小鳥のちいさな出会いと別れのお話は、単純だけれど、あたたかい。緑いっぱいの世界で、いっしょにお散歩しながら、ほっとひと息ついてはいかがでしょうか。
今回、新装改訂版として原画から新たに印刷。あたたかさはそのままに、一層さわやかな色調になりました。手に馴染むしっとりとしたカバー付き。カバーの袖には、絵本には出てこないジェイクという名前の由来が書かれています。帯にもジェイクが隠れていますよ。
以前のレビュー企画で「ジェイク」のことを知り、その優しい世界観に癒されました。こちらがジェイクの始まりなんですね。
日常の何気ない一コマが、愛おしいものと感じられる素敵な描写でした。
「ゆうらりゆうらり」「もぐもぐぱくぱく」「ちちち」など、オノマトペが多用されていて、耳にも心地よい絵本でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子9歳、男の子6歳)
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