道具屋の甚兵衛さんが仕入れてきた、古びてきたな〜い太鼓。 その音をききつけたお殿様が「太鼓をみたい」とあって、甚兵衛さんは、びくびくしながら、太鼓を持ってお城へ。 なんと、世にもまれな名品「火焔太鼓」と分かり、めでたくお買いあげ! となったものの、その値づけの高さに驚きのあまり…!?
★ひとこと秘話 落語「火焔太鼓」といえば、名人・5代目古今亭志ん生(ここんていしんしょう)の十八番!! 映画『しゃべれどもしゃべれども』では、主人公・国分太一が熱演していました。 オチの「おジャンになる」の語源である、“半鐘”はいまやあまり目にしなくなりました。 川端さんは絵で描き、現代の人にも分かりやすい表現にしています。
大人の私は楽しく読ませていただきましたが、小学生の娘には理解をすることが難しいお話だったようでした。このお話を理解するためには、江戸時代の火消しに関する知識や用語を知っている必要があるようでした。小学校低学年の子どもと読むためには、大人のフォローが必要です。 (さくらっこママさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子6歳)
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