パンプキンさんのペットのガチョウ、ペチューニアは、ある日雪の中の散歩に出かけます。 そこで出会ったのは一羽の大きなガチョウ、チャールズ。 チャールズは言うのです。 「ぼくは、クリスマスのためにふとらされているんだ。もうすぐ食べられちゃうんじゃないかって、ひやひやしているよ。」 なんてこと! ペチューニアは、何とか金網で囲われた庭からチャールズを逃がす方法を考えます。
ペチューニアときたら、本当に器用! 自分の体にペイントして怪物に変装してみたり、 サンタの恰好をして町に立ち、寄付を集めてみたり。 リースやツリーの飾りまで作ってしまうんですよ。 それは全てチャールズのため。涙ぐましい努力です。
なかなか簡単にはいかない作戦でしたが、 果たして、ペチューニアの頑張りは報われたのでしょうか? 安心してください、読んだ後はとっても幸せな気持ちになって クリスマスの日を迎えることができますよ。
チャーミングなガチョウと農場の動物たちが活躍する「ペチューニア」シリーズは愛され続けて30年以上。人気のクリスマスのお話が新訳版で帰ってきました。美しいイラストと軽快なストーリー、ペチューニアの絵本はギフトにもぴったりですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
愛され続けて30年! 大人気“がちょうのぺチューニア”シリーズが復刊!
おっちょこちょいだけど、どこか憎めない“がちょうのぺチューニア”と、農場の動物たちがくりひろげる愉快な物語。 子どもたちに読みつがれてきた「ぺチューニア」シリーズのうち、ファン待望の2冊が新訳版で30年ぶりに帰ってきました。美しい色使いは昔のまま。子どもたちへのプレゼントにピッタリの素敵な絵本です。
◇『ペチューニアのクリスマス』あらすじ 散歩にでたぺチューニアは、近くの農場のオリの中でクリスマスのために太らされているハンサムながちょうのチャールズに一目ぼれ。チャールズを救うためにぺチューニアは知恵を絞ります。ぺチューニアはチャールズを救えるのでしょうか?
がちょうのペチューにアは、隣の農場のチャールズに恋をします。
チャールズは、クリスマスには食べられる運命。そこで、ペチューニアは、チャールズを逃がす方法を考えます。変装したり、寄付を募ったり。でも、どれも失敗。それでも、めげずにリースを作って売ったら大成功。お金を持って、チャールズの飼い主のところへ。
飼い主もペチューニアの熱意に打たれ、二人は楽しいクリスマスを過ごし、いつまでも幸せに暮らします。
何といっても、ペチューニアのちょっとおバカだけれど、すごく前向きで憎めない性格が、魅力的です。
そして、失敗してもめげずに、他の方法を試すところ、自分の思いに対してまっすぐに突き進む強さ。
見習いたいところがいっぱいです。
ペチューニアの絵本は、他にも4冊くらいあります。そちらも読めばきっとペチューニアがもっと好きになりますよ。
のびやかな線が特徴的な絵も、お話のイメージにぴったりです。
(ほかほかぱんさん 40代・ママ )
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