新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

おおかみと七ひきのこやぎ
プラチナブックメダル

『 おおかみと七ひきのこやぎ 』 は
「絵本ナビ プラチナブック」です。

絵本ナビ人気ランキング上位の絵本として選ばれています。

おおかみと七ひきのこやぎ

  • 絵本
作: グリム童話
絵: フェリクス・ホフマン
訳: 瀬田 貞二
出版社: 福音館書店

税込価格: ¥1,540

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

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作品情報

発行日: 1967年4月1日
ISBN: 9784834000948

出版社のおすすめ年齢:4歳〜

4〜5歳 編集部おすすめ

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出版社からの紹介

有名なグリム昔話絵本の名作です。作者は巧みな構図と達者な描写、深みのある色で質の高い感動的な絵本に仕上げました。ドイツ児童書優秀賞受賞作品。

ベストレビュー

この本の素晴らしさを知ってほしい

グリム童話は残酷な内容を隠すことなく、伝えています。
この本も例外ではなく、悪いことをしたオオカミのお腹を切り裂き、石を詰め、最後は死んだオオカミを見て母子で「オオカミが死んだ!」と踊ります。

最初はこのお話の内容が怖かったです。
でも、どうしてそこまでオオカミに対して復讐をするのかを考えた時、とても納得がいきました。

この本にはお父さんヤギが出てきません。お母さんがたった一匹で七匹の子ヤギを育てています。
見ると、裏表紙に額にかざったお父さんの写真(?)が。
一説によると、このお父さんヤギも昔、オオカミに食べられて死んでしまったと言われています。

お父さんが死んでしまっても、お母さんは悲しんでなんかいられません。七匹も子供がいるんですから。この絵本のお母さんヤギはとてもたくましく描かれています。
お母さんは、本当は子供たちにお留守番なんてさせたくなかった。オオカミにいつ襲われるかわからないのですから。でも、自分が食料を調達しないと飢え死にしてしまう。仕方なく、子供たちに「オオカミに気をつけて」と言い聞かせ、出かけます。

帰ってくると・・・六匹の子供がオオカミに食べられてしまいました。
その時の母親の怒り。納得できます。
その後はご存知のとおり、寝ているオオカミのお腹を切り裂き子供たちを助け、石をつめて殺す。

死んだオオカミを見て子供たちが「死んだ!」と踊っているのは、自分たちの復讐というよりも、父親を殺されたその復讐なのでしょう。

他の「おおかみと七匹のこやぎ」を読んでいたら、ここまでのことは知りえなかったでしょう。
我が家の娘(3歳)も、「おおかみと七匹のこやぎ」を何冊か見せても必ずこの作品を持ってきます。

子供に「悪いことをした人間は死に値する」ということを教えることも大切な教育だと思っています。これからも、グリム童話は本物を読んでいきたいです。
(pumehanaさん 30代・ママ 女の子3歳)

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