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のどかな子育て風景
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投稿日:2005/08/11 |
タイの昔ながらの家を舞台に、幼い自分の子供のお昼寝を邪魔する音を出すものたちに、いちいち注意してまわるお母さんの姿がほのぼのと描かれています。
注意することに夢中で、時間がたつのも、また、子供の様子を見るのも、まったく頭にない、ちょっとおとぼけなお母さんですが、そこがいい味をだしています。
お母さんの後ろで、子供が勝手にハンモックから降りて、ウロウロする姿に、読者だけが気がつく仕組み。だから、見ていてドキドキ。
「お母さん、後ろ、後ろ!」
と、思わず叫びたくなります。
なんとも、のどかな子育ての風景です。こんな風に、ちょっとのん気すぎるくらいの子育ての方が、幸せでいいのか、なんて感じました。
育児疲れのお母さんも、こんな絵本を読むと、ホッとできていいかもしれませんね。
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赤ちゃんの愛らしさがたまらない。
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投稿日:2005/08/11 |
まだ、小さな赤ちゃんを抱っこしながら、思いつくままに話しかけながらページをめくりたくなる絵本です。
ヘレン・オクセンバリーさんの描く、赤ちゃんの姿は、とてもやわらかく、優しい雰囲気で見ていてとても和めます。本当にかわいい赤ちゃんの姿が、大好きなシリーズです。
赤ちゃんのお仕事を堪能あれ。
また、赤ちゃん自身にとっても、小さくて持ちやすく、息子が赤ちゃんの時は、とても気に入って、一人でよく見ていました。
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最近、泣いていますか?
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投稿日:2005/08/10 |
子供の頃は、素直に自分の感情のままに泣けたのに、年を重ねるごとに、人前で泣くことは、恥ずかしいのだという感情が芽生え、やがて人前で泣かない大人になりました。
そう、子供の頃は、なんだかんだと毎日泣いていたので、お母さんは全然泣かないのだな、と幼心に感心していました。
しかし、ある時見てしまったのです。人知れず、静かに、その瞳から涙がウルウルと、溢れているのを・・・・
「何で泣いているの。」
と、聞いても、
「泣いてなんかいないわよ。」
と、ごまかしていたけれども、私にはわかった。理由はさっぱりわからないけれども、大人でも何かを思って泣くことがあるのだ。
今の私は、どうだろうか。時々、悲しい映画や、かわいそうなドラマを観て、思いっきり一人で泣くと、なんだか心がスーッとしたりする。
なんだか心の垢を洗い流してくれるみたいだ。
涙って、不思議な力があると思う。
「泣く」という、何気ないことを改めて考えさせられた一冊です。
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深い愛情を感じることのできる絵本です。
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投稿日:2005/07/11 |
この絵本に出てくるひつじくんは、私です。私の小学生の頃の姿そのものです。虚弱体質で体も弱く、体も小さい子供でした。そのせいか、自分では普通に話しているつもりなのに、すぐに「えっ?」と、聞き返されてしまうこともしばしばあったのです。
特に、授業中に指された時など、緊張もするので余計です。自分では、最大限声を出しているつもりなのに、聞き返されると、すごく落ち込んだものです。
健康優良児で、地声の大きな姉がとてもうらやましかった。同じ姉妹なのになんでこんなに声の大きさが違うか・・・。
だから、この絵本を読んだ時、すぐに惹き込まれてしまいました。
くま校長先生が、病院から学校に言っての帰り道、ひつじくんに、
「ひつじくん、おおきなこえをだそうねって、いっぱいいって、ほんとうにわるかったね」
と、謝る姿に、本当に涙がこぼれました。こんな、いい先生が世の中にいるのかしら。先生が、生徒に真剣に謝る姿を私は見たことがありません。こんな先生に一回でも授業をしてもらった子供たちは、本当に幸せ者ですね。
絵本の中では、ひつじくんが、くま校長先生を助けようと思ったときから大きな声がでるようになりましたが、私は、中学、高校と運動部に入って声を出していくうちに、腹から声を出せるようになり、今では、娘の小学校で読み聞かせをするまでになりました。今のところ、聞き返されたことがないので、人並みの声が出ているものと思われます。
最後に、いもとようこさんが、実在の校長先生をくまさんに例えて描かれたことに、大瀬先生に対する深い愛情を感じました。癌に蝕まれた姿は、テレビで拝見していても、痩せてしまわれて本当に痛々しかったのですが、絵本の校長先生は、最後までふっくらとしていて、誰からも愛される姿をしていたからです。
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読み聞かせで最高に盛り上がります!!
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投稿日:2005/07/11 |
よかったことと、ついていないことが、繰り返される楽しいお話。絶対にありえないことの連続が、子供心をそそります。
この絵本は、読み聞かせの会で、先輩が読んでくださったのですが、大変盛り上がって、子供達からアンコールの声が聞こえてくるほどでした。
というのも、この絵本は参加型の絵本として読むことができるからなのです。始めに、子供達によかったページでは、親指を立てて、「そいつは、よかった!」と言い、ついてないページでは、親指を下に向けて「なーんてこった!」と言ってね、とお願いしてから読むのです。
カラフルな色彩で描かれたネッド君の奇想天外のジェットコースター的な旅の行方に、一緒になって、喜んだり、がっかりしたり、まるで自分たちがネッド君になったかのようにドキドキしながら楽しめることうけあいです!
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シンプルで美しい夏の絵本
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投稿日:2005/07/09 |
とにかく鮮やかな色使いが目を惹きます。そして、どのページも暑い夏休みの美しい風景で溢れています。また、絵を描くアングルが、ちょっと変わっていて、インパクトがあります。
少年の夏の一日を言葉少なく、シンプルすぎるほどシンプルに、解説ぬきに描いています。ただ、クワガタ捕りにいくだけなのですが、クワガタは、カブトムシよりも数が少ないし、少年の挑戦意欲をそそるのでしょう。その意欲、エネルギーがみなぎっています。しかし、そう簡単には捕れないのが、クワガタなのです。
だからこそ、最後に捕まえた時の喜びもひとしおで、ひどい夕立も気にならずに、ただひたすら突っ走って帰るのでしょう。
なんだか小学生の頃、田舎に預けられて過ごした楽しい夏休みを思い出して、とても懐かしい気持ちになりました。
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はかなくも一途な愛
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投稿日:2005/07/09 |
言わずと知れたアンデルセンの名作である。
マーシャ・ブラウンの描いたこの絵本は、アンデルセンの世界観を忠実に描いていておすすめです。
出来損なって一本足のスズの兵隊が、紙でできた美しいバレエの踊り子に恋をします。娘がバレエのポーズで片足を後ろに伸ばしていたのが見えずに、自分と同じ一本足なのだと思い込みます。その後、兵隊は、アクシデントから外に落ちてしまい、巡り巡って元の家に戻るのですが、その流浪の民の間も娘のことを思い続けるのです。
小さな人形が、広い世界に飛び出してしまい、不安で一杯になります。不運続きの哀れな兵隊が気の毒でなりません。
ラストは、悲しいとも、よかったともとれるのですが、私は、一緒に燃え尽きて幸せになったと思います。
おもちゃの世界の美しい恋愛。何度読んでも悲しく、それでいて素敵なお話です。
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純粋な夫婦愛は、感動もの!!
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投稿日:2005/07/09 |
私が子供の頃から愛してやまない民話である。
面白おかしい話でありながらも、その奥には、純粋に愛し合い、相手を思い続ける夫婦の愛に感動すらしてしまうのだ。だから、読後が、実に気持ちがよい。
この絵姿女房の話は、とても有名であるためか、あにさんの職業が絵本によっていろいろあり、門松売りであったり、桃売りであったり、他にも色々あるらしい。しかし、私は、幼い頃に繰り返し聞いた、この絵本の栗売りが、一番大好きなのだ。あにさんが、栗を売って歩く売り声が、一番様になって声に出して読みやすいからだ。
前半は、あにさんの、あねさまを思う一途で純粋な心に胸が打たれるし、後半は、美しいがために、殿様の城に連れて来られてしまったあねさまも、実はとてもあにさんを深く愛していたことがわかって感動してしまう。そして、その機転のよさで、見事殿様とあにさんを入れ替えてしまい、してやったりというしたたかさにも頭が下がります。
本当に羨ましいくらい愛し合っている夫婦の姿に、読み終わってこちらも ほっ と笑ってしまうのである。
これからも、もっともっと子供達に読みついでもらいたい民話だ。
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みんなが大好きな自慢のお弁当
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投稿日:2005/05/25 |
いろいろな動物たちの、個性的なお弁当が、仕掛け絵本で楽しめます。
すごくかわいらしいので、幼稚園生ぐらいの子にぴったりですね。
春の遠足前に、読んであげたら、遠足に行くワクワクドキドキ感を、一層楽しめそうです。
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楽しい落語絵本!
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投稿日:2005/05/25 |
桂文我さんのリズミカルで面白い文章と、梶山俊夫さんのひょうひょうとした作風の絵がマッチして、とても楽しい落語絵本になっています。
よく受験生がいると、「すべる」「おちる」などという言葉が縁起が悪く嫌われたりして、その時期言葉に異常なまでに神経質になる人がいますが、このお話のだんなさんも、異常なまでに縁起を担ぐのです。だから「うえ」や「あがる」、「した」や「さがる」といった言葉に、敏感で、一々、一喜一憂して大騒ぎ。このだんなさんのまわりにいる人間は、振り回されて大変な目にあいます。
とにかく笑える楽しい絵本です。言葉の使い方の難しさがあるので、子供に読んであげる前には、必ず練習しましょう。我が家では、爆笑でした。
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