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欲かいたらダメ
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投稿日:2021/02/03 |
素直で心優しいおじいさんと
欲深いおばあさんのお話。
この設定の昔話は、日本にもたくさんありますね。
金のさかなを助けたおじいさんが、お礼をもらってこなかったことから
おばあさんが、欲深く、無理難題をおしつけます。
そのたびに、おじいさんは、自分でいさめることもなく
子供の使いのように海に行き
金のさかなにかなえてもらう・・。
エスカレートするばあさんもばあさんだけど
じいさんも、いいなりってどうなのよっっと・・。
きっと、もともとの夫婦関係が破綻しかかってて
じいさんは、尻に敷かれるどこじゃなく冷遇されてたんだろうなぁ・・。
などと、想像が膨らむ・・。
とてもスタンダードな昔話でした。
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マスクの大事さを伝えます
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投稿日:2021/02/02 |
コロナ禍です。
マスクは必須。
だけど、大人でもうっとおしいのに
子供はもっと感じていることでしょう。
この本は、マスクを擬人化して
「マスクをしている子も、そしてまわりの子も、ばい菌から守るんだよー」
ということを、
優しく教えてくれます。
小さい子に、ただ「マスクしようね」っていうだけじゃなく
「どうしてしないといけないか」を教える・・。
とてもとても大事なことだと思います。
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こたつ+うし
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投稿日:2021/01/26 |
もう表紙がかわいすぎて(#^.^#)
今年は丑年
なにか牛の本をと思い、手に取りました。
牛とこたつが一体化した「こたつうし」
こたつって出たくなくなるし、
設置していると周辺の掃除も大変なので
我が家にはないのですが
こたつの周りに生活用品をすべて集めて生活していた
昔を思い出しました。
最後はお決まりの「こたつで寝てしまう」オチ。
こたつを知らない今世代には
表紙見返しのこたつの解説から入ることをお勧めします。
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犬好きにはたまらない
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投稿日:2021/01/25 |
人間よりも寿命が短いペットとの
家族としての、出会いと別れが描かれています。
夫婦と犬の生活から6年して
主人公の「ぼく」が生まれます。
このお話はその「ぼく」目線で進みます。
私は断然犬派なので
犬が「ぼく」の「おねえちゃん」として
いろいろお世話してくれる様子は、とてもうなづけます。
それくらい犬って、やさしさにあふれてるんですよね。
そんな「4人家族」としての幸せな日々も
犬の寿命で、幕を閉じます。
でも
心では生き続けてる・・。
私にも思い出深い犬が何頭かいます。
いまでも時々思い出します。
なんだか見守ってくれているような気もしています。
犬の温かさって
心にも体にも染み入っていくものだと
この物語を読んで感じました。
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あぁ飲んでみたい
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投稿日:2021/01/24 |
母が昔
「牛を飼っているおうちに遊びに行ったときに、
おやつで出してもらった牛乳の味が忘れられない」と
言っていたことがありました。
この本を読んで、その話を思い出しました。
この本の主人公、中洞正さんは
山地酪農を実践してきた人で
その困難さは、児童書としてさらりと書かれていた以上に
色んな事があったと思います。
現代は、効率を重んじて
あるがままの自然なことを、自然なままで流通させることの
なんと難しいことか・・。
アレルギーの持病があり
長いこと牛乳を飲んでいない私も
自然なままのこの牛乳なら
飲んでも痒くならないんじゃないかという気がしました。
疫病が流行るこのご時世、
人間に本当に有益なものを見極めることが必要かもしれません。
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ことばは生き物
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投稿日:2021/01/24 |
国語辞典の編纂者が
辞典に載る言葉を町に「狩り」に行くことをたとえて
「ことばハンター」!!!
辞書編纂にまつわるいろいろな苦労話オモシロ話が満載です。
著者の新書なども読んだことがありますが
同様の内容が
児童書の体裁で
子供でもわかるように書かれています。
この本から
言葉にもっともっと興味を持つ子供たちが増えたらいいのになーと思います。
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絵の迫力!!!
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投稿日:2021/01/14 |
表紙を見ただけで
ぞわっとするくらい
見た目は直球の「怖い絵本」です。
ただ内容は、じわじわくるタイプの怖い絵本。
間違って乗った電車の乗客達の、
人の姿の下は
異形の姿が隠されていて・・。
その異形ぶりに(画力に)
電車に乗るたびに思い出して
嫌な想像をしそうです・・。
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マスクをとっても素敵
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投稿日:2021/01/14 |
読み聞かせ用に
コロナ禍のご時世、
「マスクはエチケットだよ」と啓蒙しようと
タイトルで選んだら
ちょっと肩透かしでした。
発行年月日を見たら、コロナ前の本。
そりゃそうだよね。
ブタ鼻がコンプレックスのブタ君が
それを隠すためマスクを着用。
でも、その鼻は個性。
マスクをとっても素敵だよ・・というような
自信をもって自分らしく生きるという趣旨のお話でした。
これはこれでアリです。
コロナ前ならいいんだけど
お話の最後は、マスクを外してしまうので
いまはちよっと読み聞かせはできないかな・・。
残念・・。
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ほっこりと笑顔になれる(#^.^#)
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投稿日:2021/01/10 |
たいくつなキリンの書く手紙を
たいくつなペリカンが配達し
みんなが幸せになるお話。
キリンが書いた手紙の届け先が
「地平線のむこうで最初に会った動物」
読み始めて
ええ?!大丈夫?!っと思ったけれど
うまくペンギンに届けることができたところから
物語が転がりだします。
アザラシ配達員や、クジラの先生など
魅力的なキャラたちは
みんな心優しく、相手を思いやる心を持っていて
読んでいて本当に、温かい気持ちになりました。
会ったこともないペンギンの真似をするキリンの様子に
ほほえましさも感じ
またその姿でペンギンに会いに行った際の
気まずい長い沈黙の後の
キリンの照れたしぐさが、手に取るように浮かび
キリンたちと同じく、くすくすと笑いがこみ上げます。
かわいくて暖かい、とてもいいお話です(#^.^#)
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みんなに読んでもらいたい
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投稿日:2021/01/06 |
著者角野栄子さんの自伝的小説なんだと思います。
物語は、太平洋戦争がはじまり、終戦するまでの、
そう長くない期間のお話なのですが
そこに会った日常がどんどん変わっていくさまが
淡々とつづられています。
5歳で母を亡くした、主人公のイコ。
仕立て屋の祖母タカとの暮らし。
父の再婚相手(継母)の光子さんとの、
どこか他人行儀なもどかしい関係。
戦争に行ったが、体を壊して帰ってきた父セイゾウさん。
疎開先の友達で、同じ東京からの疎開っ子のカズちゃん。
森に潜んでいるのではないかという脱走兵。
戦争がなければこうはならなかったろうということが次々と起こり
それぞれの人生がゆがめられていく。
歯がゆい思いが伝わってくる。
主人公のイコ目線で書かれているが
私は、後妻の光子さんの気持ちを想像し、それがとても切なかった。
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