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春・ハル・はる
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投稿日:2021/04/21 |
春の訪れを
素朴で飾り立てない文体でつづられています。
菜の花の黄色もきいて
明るい気持ちになります。
新見南吉は
自信が幼いころに母を亡くしたためか
母を恋しく思いつつも、わりと暗めのストーリーが多い気がしていましたが
このお話は、菜の花と
馬の親子が暖かく描かれ
ちょうちょまで登場します。
明るく前向きな気持ちになれる
さわやかな一冊です。
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あたたかく、美しいお話
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投稿日:2021/03/27 |
友達はいないし、欲しくもないというハリネズミのお話です。
思ったことを後先考えずストレートに口にすることから
背中のハリのように、身も心もチクチクしている印象。
そんなハリネズミが、もぐらに出会って
後ろ向きだった考え方に変化が起こります。
起こった出来事のひとつひとつを「○○しなければよかった」と後ろ向きに考えていたハリネズミに対して
モグラは「次の楽しみができた」と常に前向きなのが印象的でした。
また、その心の動きをあらわした文章が
平易でありながら、一言一言が心に沁みる、
美しい言葉でつづられていて
とても穏やかな気持ちになります。
コロナ禍。
一人で平気、一人の時間大好きで
誰かと会わないことも苦痛ではなかった私も、
ふと、数少ないけれどとても大切な友達に会いたくなるような・・。
読んでいる間、そんな、温かい時間を過ごすことができました。
文章量は、そう多くないので、短時間で読めます。
おすすめです。
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キリストの生誕
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投稿日:2021/02/23 |
キリストの生誕のお話です。
宗教チックなお話はあまり好きではないのですが
読み終えた後とても厳かで、凛とした気持ちになりました。
なにより美しい絵と美しい文章が、
数あるクリスマスのお話の中でも、群を抜いています。
日本のにぎやかなクリスマスとはまた違う
静謐な空気をまとわせた
厳かなお話。
本とは、その世界の中に読者を誘うものだと思いますが
この本は、その代表格のような気がします。
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お休み前に
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投稿日:2021/02/23 |
絵がかわいらしくてかわいらしくて
たまらず、手に取りました。
もともと、アーノルド・ローベルの作品が大好きです。
ネズミのお父さんが、7匹の子供たちに
お休み前のとっておきのお話をしてやる・・という設定で
7つの短いお話がつづられます。
どれもゆかいでほっこりするお話で
最後に全員眠ってしまうのが、信じられないくらい。
こんなお話聞いたら「もっと」と言いいたくなりそうです。
オフピンクががった彩色のイラストがとても可愛くて
それをずっと眺めているだけでも幸せな気分になります。
(特に「だいりょこう」の文章に挟み込まれたイラストは、悶絶ものでかわいい!!)
「ズボンつり」は、笑いすぎて、苦しくなっちゃいました。
ずっと手元においていたい一冊です。
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こんなにも名曲ぞろい
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投稿日:2021/02/11 |
童謡はあまりにも当たり前に聞きすぎていて
誰が作ったものか意識していませんでしたが
この野口雨情が、どれだけたくさんの名曲を作詞したか
本に列挙されている曲だけでも
すごい量です。
中には、題名がはっきりしないけれど
書いてある歌詞を読んでいるとメロディーが浮かんできて
「あ、この曲知ってるわ・・」となることも度々。
特に
娘が首が座る前から大好きだった「七つの子」も
野口雨情だったことを知り、
この本を手に取ったのはめぐりあわせかと驚きました。
資産家の跡取り息子だったのが
実家が没落し
苦労して物書きになった経緯には
才能もさることながら
続けていくことに、意味があるのだと感じます。
ついつい歌ってしまう、一冊でした。
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犬と少女の物語
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投稿日:2021/02/11 |
大阪・能勢に伝わる、歴史エンタメです。
山で男と暮らしていた白犬「シロ」が
少女と出会い、虎のえさになるところを
持ち前の賢さでかいくぐり
再び少女のもとに帰るまでのお話です。
出会いからドラマチックで
数々の問題が降りかかるのを
ハラハラしながら読みました。
描かれる大阪北部地域の景色が目に浮かぶ描写
活き活きとした関西弁のセリフ回しもテンポがよく
あっという間に読み終わり
また、新しい出会い(縁)を予感させるラストも読後感がよいです。
大阪を堪能できる一冊です。
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命への感謝を伝える
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投稿日:2021/02/11 |
「納棺夫日記」の青木新門さん原作の絵本です。
つららが擬人化され、お話が紡がれます。
この世の生きとし生けるものすべてが
命のサイクルの中で育まれる尊いものだというメッセージが
田舎の冬の自然な風景の中に読み取れます。
途中出てくる、トチの木のおじいさんの
「ありのまま生きているだけでみんなのためになっている」
「お前がそこにいるだけで、じいちゃんはうれしい」というセリフに
ジーンとしました。
命の大切さとともに
自己肯定感の大切さにも気づく
とてもいいセリフだと思いました。
一度は読んでおいて損のない本だと思います。
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日常の退屈さ、日常の大切さ
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投稿日:2021/02/05 |
街の牛乳屋さんが
繰返す日常にうんざりしてエスケープしてしまうお話。
エスケープ先ののんびりした描写が続き
「この先どういうオチが待っているのか」と思っていると
ある時、ふと我に返ったように
牛乳屋さんの日常に戻っていくのです。
また
戻ってきた牛乳屋さんを
街の人たちが、変わらずに受け入れることに驚き・・。
そんな大胆な決断をしても
また受け入れてもらえるんだ・・と・・。
毎日毎日にうんざりして
発作的に全部頬りだしたくなる気持ち、とても理解できます。
でも
本人にはうんざりして日常でも
それを当てにして待っている人がいるのに
それを放棄した行為は
日本人の常識では、許されないことのような気がするけれど
それでも理解をしめして
やり直しができる世の中のほうが
得てきた何かを生かし
お互いもっと高みに行けるのではないかと・・そんな気がしました。
きっと戻ってきた牛乳屋さんは
お天気の話しかしない奥様方に
ただのイエスマンじゃなくて
もっと気の利いた、広がりのある話題を振ることができてるはず。
それは、繰り返す日常を
もっと豊かなものに変えたはずだと思います。
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声に出して読む系の本
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投稿日:2021/02/05 |
絵のタッチが翻訳本かと思ったら違いました。
表紙の、タイツ姿の謎の動物から目が離れず
期待と怪しさ倍増・・・。
で
中身はクネクネさんとそのお友達とで繰り広げる
謎のパーティー・・。
マラカスを振りながら「チャッチャッ、ウーッ!!」等の擬音が続きます。
これは、音にして楽しむ絵本だと思いました。
練習したのにうまくいかなかったクネクネさんを慰めて
再度トライ!!
今度は見事成功!!
なんかこの緩さに中毒性さえ感じます。
表紙裏にあるたくさんのタイツのイラスト。
クネクネさんのタイツはどれだけあるんだろうと
これまた興味がわきました。
乳幼児期から単純に楽しめる
心躍る一冊です。
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たのしい!!
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投稿日:2021/02/03 |
民話が大好きです。
あとがきによると
「たまごからうま」という言葉は
インドのことわざだそうで
「うそだろー。そんなことありえない!!」の意味だそう。
このシリーズは、あとがきも読ませます!!
馬を買う(飼うではない。ひらがなで書いてあるからややこしい)
つもりで市場に出かけ
安い馬(それは卵だから)だと言われて
かぼちゃをつかまされる男。
帰り着くまで地べたに置くなと言われた巨大かぼちゃ(うまのたまご)を、
地べたに置いちゃって、その上寝てしまって・・さぁ大変!!
動物がどんどん入れ替わり
最後には追いかける動物が虎になって、それに飛び乗っちゃう!!
ジェットコースター的に、スリル満点!!
私はどこかで、本当の馬になっちゃうのかなーと思ったのだけれど
そーではなかった・・。
最後に、まだ卵を買うことをあきらめてない主人公がとっても愉快!!
最初から最後まで、とっても楽しめます(#^.^#)
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