全5485件中 201 〜 210件目 | 最初のページ 前の10件 19 20 21 22 23 ... 次の10件 最後のページ |
アメリカ版伊能忠敬たち
|
投稿日:2013/11/30 |
伝記絵本を調べている時に、ある論文の中で紹介されていました。
訳を見た時に、川島誠、あああの『800』を書いた作家さんだと思いました。
地図というと日本では伊能忠敬を思い出しますが、アメリカにも地図を作ろうとした男性たちがいました。
ゴールドラッシュの頃、金を採掘するのに浮かれている人々の中で、彼らは地道に地図の測量をします。
食料事情、人材の確保、自然の厳しさ、インディアン、南北戦争などいろいろなことが彼らの前の困難として立ちふさがるのです。
一つのことをやり遂げることには時間と労力と多くの人の手が必要です。
その歴史の先に、今の私たちの生活があることを思うと、史実の重みを今更ながらに感じました。
絵本ですが、読物としての読み応えもあります。絵も素晴しかったです。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
一緒に体操!
|
投稿日:2013/11/28 |
この本を初めてお話会で使った時、黄色のバックに立つぺんぎんに子どもたちが吸い寄せられるように静かになりました。
そして体操が始まると乳児さんはおかあさんが体を動かしてやり、自分で動ける年齢の子たちは絵と言葉に合わせて体を動かすそんな光景が見られました。
どうしてもほしくて取り寄せて買い求め、以来いろいろなところで使っています。
ぺんぎんの動きを真似て一緒にできたという時の子どもたちの満足そうな顔を見るとこちらまで嬉しくなってしまいます。
【事務局注:このレビューは、「ぺんぎんたいそう」こどものとも0.1.2. 2013年10月号 に寄せられたものです。】
|
参考になりました。 |
|
1人
|
|
|
牧歌的
|
投稿日:2013/11/25 |
グランマア・モーゼスで知られるモーゼスおばあさんの自伝と絵。
20代の頃に知って画集を買い求めたり、東京に住む友だちと一緒に彼女の絵が所蔵されている美術館を訪ねたこともありました。
年をとり刺繍ができなくなったため、絵を描き出したと記憶しています。
農家の生活を描いた彼女の絵は、牧歌的で懐かしさを感じますし、その生活の中には宗教があり、神への感謝があります。
生活に根付いた絵、それゆえに懐かしく身近に感じるのかもしれません。
図書館の児童書コーナーを歩いていたら発見し、懐かしさで手にとりました。他の本も読み返してみたいと思います。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
北極探検にまつわるドラマ
|
投稿日:2013/11/25 |
伝記絵本を勉強している時に見つけました。今、絵本ナビで検索をかけていたら、探検家シリーズ以外にも発掘シリーズもあるようで、心が躍りました。
伝記絵本を読み始めて気づいたことの一つに、ノンフィクション好きということ、探検、発掘、冒険、先駆者の軌跡って本当に素晴しいです。
なぜ北極探検をしたのか?については航路を見つけるためと「未知な世界へのあこがれと冒険心」でした。
新しい大陸を見つけた次に来たものは、未踏の地への探検ということだったんですね。
氷に囲まれた地域を進むのは、決して容易なことではありませんでした。失敗や悲劇もあり、船だけでなく空から目指すという方法も取られ、技術の進歩と、探検に向ける情熱に頭が下がる思いがしました。
このシリーズ、絵本というより読物として楽しんだ方がよさそうです。本当に楽しめるのは中学生以上かしら?
このシリーズ、すべて読破してみたくなりました。
|
参考になりました。 |
|
3人
|
|
|
優しさと強さと明るさ
|
投稿日:2013/11/18 |
シゲゴは13歳の時に広島で被爆します。顔にはやけどの跡が残り、その当時の写真も掲載されています。笹森恵子(しげこ)さんの実話です。
「かくしとったら、一生かくさんといけんようになる」と人前に出る時にマスクを外します。
多感な時代に勇気のいる行動だったと思いますが、この苦しい中でも一歩前に踏み出して行こうとするその勇気が今日の彼女の人生を切り開いていったかのようにも思えました。
アメリカに渡ってのシゲコの行動や人となりも出てきますが、どのエピソードを読んでも優しさと強さとまた明るさを感じました。
「なにもほしがらなくても必要なものはちゃんとあたえられるのよ」というシゲコの言葉にも人柄が表れていると思います。
読んだ後に不思議と清々しい気持ちで終えることができたのも、その明るさゆえのように思いました。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
公民権運動いう名の闘い
|
投稿日:2013/11/18 |
バスの中の座席を白人と黒人と分けられている時代がありました。『ローザ』という絵本にその時のことが出てきます。
この本を読むまでローザが席を立たなかったことで、黒人のバスのボイコットが起こりキング牧師の動きがあったと思っていました。
ところが、ローザの前にも席を立たなかった少女たちがいたことを知りました。
その少女の1人がこの本のクローデットでした。ただ、未成年であったことなどから、運動の看板としてふさわしくないとして、一連の活動の歴史・人々の記憶の中から忘れ去られていったのです。
この本の作者は実際にクローデットにインタビューを試み当時を浮き彫りにします。
公民権運動に対する白人の側の抵抗・いやがらせ、そして時には運動の当事者であるべきの黒人からの偏見の中にあった少女。
ローザ・パークスが看板となり得てこの少女がそうでなかったのか?運動の光と影の面を見る思いがしました。
そして、公民権運動が運動という名の闘いであったことをこの話から感じました。
15歳の少女が背負うにはあまりにも大きな闘い、その事実の重みにたじろぎました。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
言葉は人なり
|
投稿日:2013/11/14 |
伝記絵本について調べていくうちにわかったことの一つに、この絵本の絵を描いているカディア・ネルソンが『ワンガリ・マータイさんとケニアの木々』『わたしには夢がある』も描いていたこと。
この人の描く人物にはとても力強さがあり、この表紙に描かれているリンカーンのまっすぐとしたまなざしからも強い意志が感じられます。
リンカーンの生涯を描くと共にリンカーンの残した言葉についても付記されており、その言葉からも感銘を受けました。
正に言葉は人なり。
「さまざまな人の語る さまざまなことばを心にたくわえ、リンカーンは、かれ自信のことばを つむいでいった」という言葉がリンカーンの人となりを作っていったのだなあと思いました。
リンカーンの残したどの言葉も心を打つものがありました。子どもの頃に読んだ伝記のリンカーンでは「正直者エイブ」が記憶に残っています。
正直で誠実、政治家としては珍しい気質を持った人であると同時にそれまでの奴隷制度を変えた人物であり、今も尚語り継がれる人である人物的な魅力を再認識しました。
|
参考になりました。 |
|
1人
|
|
|
ガリレオと言ったらこの本
|
投稿日:2013/11/14 |
ピーター・シスが伝記も描く絵本作家であるということを知ったのは伝記絵本について調べ始めた時からです。
この絵本はガリレオについてですが、この他にダーウィンやコロンブスについても描いています。
どの本にも共通するのが、果敢に新しいことを発見・発明していく先駆者であったこと。
先駆者というのは、人よりも進んだ考えを持ち周りから理解されず苦難の道を歩んできたという要素も強く、このガリレオもそう。
ガリレオを扱った伝記絵本には他に『わたしガリレオ』があり、この本と併せて読むとガリレオの生涯がよくわかります。
ガリレオの生涯と共にガリレオの残した言葉も同時に描かれていて、読み聞かせ向きという観点からは少し外れてしまうので、手に取る機会が少なそうなのが残念ですが、絵が美しくて読み応え充分。
ガリレオと言ったらこの本と思いだしていただきたい一冊です。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
若き日のミケランジェロ
|
投稿日:2013/11/14 |
ここ数カ月、伝記絵本を中心に読んで来ました。で新刊として出る本で実話もの伝記的要素のあるものも同時にチェックを入れておりました。
伝記で芸術家を扱ったものは意外に多く、ダビンチについてはよく知られているもののミケランジェロについてはまだ私も読んだことがなく読む前から期待大の絵本でした。
ダビンチ側から書かれている本にはミケランジェロってあまりよく書かれていない印象もありましたが、このダビデ像と向き合うミケランジェロは素敵でした。
ダビデ像は有名ですが、ダビデ像が作られる前にいろんな彫刻家が手をつけて放置状態の石のまま置かれていたことは知りませんでした。
若きミケランジェロが真摯に石像と向かい合っていく様子がとてもよく伝わってきました。
絵もきれいで見ごたえがありました。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
実話の持つ力
|
投稿日:2013/11/14 |
小学校6年生に読み聞かせをしました。読み聞かせの途中で思ったのですが、この子たちは貧しくて食事が月に一度になることや学校へ行けない子どもたちがいるという状況とは無縁なんだなあと。という私もなのですが。
今年の9月にさくまゆみこさんの講演会で日本は島国だから外国で起っていることを身近にとらえにくい状況にあることをおっしゃっていて、さくまさんがこのようにアフリカの国・人についての本をたくさん翻訳して下さっていることで、私たちも今まで知らなかったことに出会えるんだなあとしみじみ感じました。
アフリカのマラウィで飢饉で学校を辞めざるを得なくなったウィリアムが図書館の本で勉強して、風力発電につなげていくという実話を元に描かれています。
この本を紹介した方からは「日本だとこうやって子どもの時から一つのことをやり遂げるってことがないね」と言う意見もあり、なるほどと。
読み聞かせした子どもたちからこの本について感想を聞く機会はありませんが、自分たちと同じぐらいの年齢の少年が物を作り上げていく姿に固唾をのんで聞きいっている様子が感じられました。
絵本の持つ力、伝える力をまた一つ発見できた絵本でした。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
全5485件中 201 〜 210件目 | 最初のページ 前の10件 19 20 21 22 23 ... 次の10件 最後のページ |