新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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のはらなずな

ママ・40代・東京都、男11歳 男6歳

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ひとこと
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のはらなずなさんの声

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自信を持っておすすめしたい 抱きしめるシーンに、ジーン。  投稿日:2007/12/11
くまのコールテンくん
くまのコールテンくん 作: ドン・フリーマン
訳: 松岡 享子

出版社: 偕成社
この絵本には「ぼく、ずっとまえから〜って おもってたんだ。」
というフレーズが何回か出てきます。
家具売り場を“ごてん”だと思いこみ、
・・・ぼく、ずっとまえから ごてんに すんでみたいなあって おもってたんだ。・・・
ベッドを見れば、
・・・ぼく、ずっとまえから ベッドにねてみたいなあって おもってたんだ。・・・
コールテンくん、喜び上手な(?!)ぬいぐるみさん、なのです(笑)。

でもなんといっても、「うち」で暮らすことになって「ともだち」が出来た時の
言葉がいいです。…よかったね、コールテンくん!

コールテンくんを買った女の子にとっても、唯一無二の出会いだったのです。
コールテンくんのボタンをつけ、抱きしめるシーンにはジーンとしてしまいます。
決して経済的には豊かとはいえないですが、心の豊かさが伝わってきて、
読み終わった後は、心が表紙の絵の温かな色に染まるようでした。

手に入るまでのストーリーもあって、手に入った後のヒストリーがある、
そんなおもちゃと人との出会いを、羨ましく思いました。
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自信を持っておすすめしたい “ぼく”を温かく見守るような絵  投稿日:2007/12/10
おとうさんをまって
おとうさんをまって 作: 片山 令子
絵: スズキ コージ

出版社: 福音館書店
汽車の模型をながめながら想うのは、汽車に乗って仕事に
行ったおとうさんのこと…。静かなストーリーに関わらず
次男は何度もこの絵本を読みたがりました。

スズキコージさんの絵に魅せられます。例えば、
おもちゃやのショーウィンドーの移り変わりが時の流れを伝えている所。
犬の“ワンダ”と一緒にショーウィンドーに鼻を押し付けて
汽車を一心に見つめる所。
りくばしの上からおとうさんを乗せた汽車を見送るところなんかは、
せつなくなります…。
でも感傷的になりすぎず、おとうさんの帰りを待つ“ぼく”を温かく見守るような、
そんな描き方をされています。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
おとうさんの オーバーって いいな、とおくから 
かえってきたときは、きしゃの けむりの 
においがするんだよ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

この一文と、そのページの後ろ姿の絵も大好きです。
スズキコージさん自身世界各国を旅していらっしゃるようで。
やっぱりこのおとうさんみたいに、汽車の煙のにおいがするオーバーを
お持ちなのかな、と思ってしまいました。
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なかなかよいと思う 「あたまの柔軟体操」絵本  投稿日:2007/12/07
ごろごろ にゃーん
ごろごろ にゃーん 作・画: 長 新太
出版社: 福音館書店
ねこたちがひこうきに乗り込み、あとはひたすら、ごろごろにゃーん…のフレーズ。
途中ひこうきにのったまま魚をつったり、はたまた、UFOと遭遇したりします。

最初この絵本を見た時は、面食らいました。
でも、(他の長新太さんの作品もそうですが)オトナもコドモもなく、
それぞれが、それぞれの感じ方で読む絵本!だと思います。
「あたまの柔軟体操」絵本、といえるのでは(?!)。
コドモの方が発想が柔軟なので、いろいろ教えられたりもしました。

私は、この絵本から「すなあらし」を連想しました。
深夜にテレビがザー、となる、アレです。
もし深夜「すなあらし」かと思って見ていたら、
「ごろごろ にゃーん ごろごろ にゃーん 」と場面展開していったら相当コワイかも(笑・・・)
「ごろごろ にゃーん」も心なしか呪文のようだったりして。
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なかなかよいと思う ダイナミックな絵が魅力  投稿日:2007/12/07
エンソくん きしゃにのる
エンソくん きしゃにのる 作: スズキ コージ
出版社: 福音館書店
雑踏の音や汽笛まで聞こえてきそうな、スズキコージさん独特の
ダイナミックな絵が魅力の絵本です。

HOGETAからHOIZAまでひとりで汽車旅をするエンソくん。
途中のHONTOという高原の駅からはたくさんのひつじたちが乗り込んできます。
おまけに、ひつじかいは汽車の通路にドサッとひつじのえさをぶちまけます。
もしもこんな汽車に居合わせたら目がテンになるだろうな〜(笑)。
一斉に食べて一斉に眠る、ひつじたちの絵が圧巻です。

文も少ないので、エンソくんと一緒に汽車旅するつもりで、じっくり絵を見ながら
読むことができます。すると、途中までエンソくんの向かいに座っているおばさんは、
ココにも描かれているな、など読むたびに発見があります。

息子が好きな絵本ですが、これを読んでいると
私も一人旅していた時のことをふと思い出したりしました。
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自信を持っておすすめしたい 心を芯から暖めてくれる素敵な絵本  投稿日:2007/12/07
急行「北極号」
急行「北極号」 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: あすなろ書房
クリスマス・イブの夜、家の前に停車したのは急行「北極号」。
サンタクロースとこびと達のもとに、ぼくをいざないます。
…しんしんと凍えるような空気まで伝えるような絵でありながら、
心を芯から暖めてくれる、素敵な絵本です。
読む役ばかりでなく、時には誰かに読んでもらって、じっくり絵の中に浸ってみたい。
そんな風に思ってしまいました。

“ぼく”は、クリスマスのプレゼント第一号をもらうこどもに選ばれ、サンタクロースから
銀の鈴をもらいます。
でも、その鈴の音は「おとな」になった人には聞こえない。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ぼくはすっかりおとなになってしまったけれど、
鈴の音はまだ耳に届く。
心から信じていれば、
その音はちゃんと聞こえるんだよ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

この物語はこのように結ばれています。このメッセージを子どもに伝えるため、
それと自分の心に刻むため、毎年この絵本を読んでいきたいです…。
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自信を持っておすすめしたい 「へなそうるに会いたいんだもん。」  投稿日:2007/12/06
もりのへなそうる
もりのへなそうる 作: わたなべ しげお
絵: やまわき ゆりこ

出版社: 福音館書店
‘てつた’と‘みつや’が森で出会った“へなそうる”は、とても
くいしんぼうで、人なつっこくて、ちょっぴりこわがり。
二人とすぐに仲良しになって遊び始めます。…
子どもらしい言い間違いや勘違いに大笑いするうちに
どんどん物語にひきこまていきます。

長男が4歳の時、この本を毎日読んで〜と持ってきていました。
今、次男がその歳になり、やっぱり夢中です。
絵本から「そろそろ読み物も」、という子どもにぴったり。
すっかりこの物語のとりこになった次男はしょっちゅう「ねえ、読んで〜」と持ってきます。
「寝る前にね。」と言っても納得せず…
そして、ひと言、「だって、へなそうるに会いたいんだもん。」

次男にとってへなそうるは(物語の登場人物というよりも)ともだちのような存在
として息づいているようです。
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自信を持っておすすめしたい 細部の絵にもご注目〜  投稿日:2007/12/06
しゅっぱつ しんこう!
しゅっぱつ しんこう! 作・絵: 山本 忠敬
出版社: 福音館書店
この絵本、長男も次男も、「電車だいすき」時代に
何度も何度も読みました。

この絵本に登場する特急はつかり、今はもう名称が変更されていますが、
東京・上野〜青森間を走っていました。息子に読んでいたところ、
鉄道好きの夫が絵本をみながらこんなこと言い出しました。

「特急はつかりは東北新幹線が開業するために上野発ではなくなっているはず、
東北新幹線と特急はつかりは並行して走っていなかったはずだ」と。

調べてみると、しばらく並行していた時期があったことがわかりました。
(その後盛岡〜青森間の列車へと区間が短縮。)
山本忠敬さんがこの絵本を書かれた当時は、
まだ東北新幹線は開通していなかったのですが、
取材しているときに試験運転があったそうです。
そして、新幹線を書き加えたらのりもの好きの子が、気づいて喜んでくれるかも、
という山本さんの思いがあった、とのこともわかりました。

疑問に思って調べてみて、息子だけでなく家族でこの絵本への愛着が
増したのは、いうまでもありません。

絵本の中の時計も乗車案内板にも、ウソがないんです。
だから、この絵本を読む子どもたちは、絵本を見る、というより
列車に乗っておでかけしているような気持ちになれるんでしょうね…
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自信を持っておすすめしたい 心細さを包むような詩と絵です。  投稿日:2007/12/04
かぜのこもりうた
かぜのこもりうた 作: くどう なおこ
絵: あべ 弘士

出版社: 童話屋
この絵本は、ぞうのぼうやみたいに「あっちこっち とっとこ」期の
お子さんとお母さんに、特におすすめです!!迷子の経験がある子なら
共感すること間違いなし!!

ぞうのぼうやはハリネズミを夢中になって遊んでいるうちに
お母さんとはぐれてしまいます。
文章にはありませんが、ハリネズミの方も、親とはぐれてしまったよう。
(幸い、すぐハリネズミは親らしいのと再会していますが。)
そのせいかしら、迷子のぞうのぼうやのそばでハリネズミ達が寝ているのは。
こころなしか、心配そう。

詩ですので、そんな風に読み手もゆっくり絵を見ながら読み進められます。
絵が語りかけるものを感じながら、ネ!
夕暮れ時はそうでなくても寂しいのに、おかあさんとはぐれた夕暮れは
なんと心細いことでしょう・・・それにしても切なくなるほどの、
美しい夕焼けが描かれています。
工藤直子さんの短くも温かなことばと
あべ 弘士さんのしっとりと、しかし力強い絵は、
迷子のぞうのぼうやの心細さをそっと包むかのようです。
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自信を持っておすすめしたい ラララン ロロロン と軽やかに♪  投稿日:2007/12/02
わたしのワンピース
わたしのワンピース 絵・文: にしまき かやこ
出版社: こぐま社
軽やかなことばと、シンプルで親しみやすい絵が、大好きです。
わたしに にあうかしらというところを読むと子どもは必ず「似合う」とか答えようとするんです(笑)。時には、なにか照れかくしするように「似合わない〜」って言ってみたり…。

ワンピースの模様、その時々似合ってますよね。
そして、次々に模様を変えていくワンピースは、“出会い”によって
影響を受けたり成長したりする「わたし」の比喩のように
読めなくもないですよね。
そんなわけで、時々ふと私自身のためにこの絵本を開いています。

このうさぎさんのように、変化を楽しみながら ラララン ロロロン 
と軽やかに進んでいけるといいな。夢中になれるものに導かれるようにして
道がひらける、ってこともあるし、ね。
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自信を持っておすすめしたい 図書館にライオンがやってきた!  投稿日:2007/11/29
としょかんライオン
としょかんライオン 作: ミシェル・ヌードセン
絵: ケビン・ホークス
訳: 福本 友美子

出版社: 岩崎書店
ある日、図書館にライオンがやってきた!きまりに厳しい
メリウェザー館長は“おおきな声を出さない”なら
来てもいい、と言います。いつしかライオンは図書館を
訪れる人々にとって、かけがえのない存在に。

この絵本に登場するライオンは、おはなしが好きな
「気立てのいいライオン」です。でもライオンはライオン、
最初に受け入れる時って、なかなかドキドキものですよね。
ところが、メリウェザー館長は、きまりを守るなら誰でも
受け入れるというスタンス。たとえ、猛獣でも、というのは
ファンタジーの世界のことではありますが、
「異端児」を受け入れることで、その集団が変わるという
比喩のようにも思えました。

ケビン・ホークスさんは、『ウエズレーの国』で絵を
描いている方です。最初、この本とタッチが違うので、
同じ描き手さんと気づきませんでした。
『ウエズレーの国』は、まばゆい陽の光が描かれ、大好き
なのですが、『としょかんライオン』では、図書館の静寂が
淡い色彩で表現されていていて、とても素敵です。

この絵本を読むと、ライオンに寄りかかって本を読みたく
なること、間違いナシです!
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