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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!

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わさんぼん

その他の方・60代・東京都

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わさんぼんさんの声

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自信を持っておすすめしたい 心がポカポカ  投稿日:2021/10/31
さくら村は大さわぎ
さくら村は大さわぎ 著: 朽木 祥
絵: 大社 玲子

出版社: 小学館
時間がゆったりと流れていて、さくら村の人達が温かくて、包容力のある作品だなと思いました。
朽木祥さんの『引き出しの中の家』や『オン・ザ・ライン』などは読んだことがありました。
今回の作品は、人間関係に疲れてしまったり、自然の中でのんびり過ごしたいなと感じている時の、大人の心の再生にも大いに力になってくれました。
お話の頁の前にさくら村の地図が描いてあります。地図を時々見返しながら、さくら村で一緒に過ごしているような気持ちになってきます。この村ではどこのうちでも子どもが生まれたら、桜の苗木を一本、植える約束があるそうです。
小学校三年生のハナちゃん、五年生のお兄ちゃんタロウくん。ハナちゃんの同級生のサッちゃん、双子のヨリトモくんとキヨモリくん。サッちゃんの弟の一年生のケンちゃん達の春夏秋冬のさくら村での日々の出来事。
お話はいくつかあり、最初のお話は、タロウくんの自転車用の前かごに入れてあったヘルメットの中で、キセキレイの巣が作られたお話。たまごからヒナ。そして親鳥の後を追って青い空に飛び去るまでを見守る子ども達や先生。
犬と暮らすカワセミじいちゃんやホタルやトウモロコシ畑での事件。パン屋さんのパーティで村は大盛り上がり。そして最後のお話は、さくらがもう一本。
大社玲子さんの絵もやわらかく、生き生きとしていて、ワクワクしますよ。
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自信を持っておすすめしたい 伸び伸びしたベロニカ  投稿日:2021/10/31
かばのベロニカ
かばのベロニカ 作・絵: ロジャー・デュボアザン
訳: 神宮 輝夫

出版社: 復刊ドットコム
「有名になりたい」ベロニカ。
仲間達との居心地の良いすみかを出て、冒険の旅に出ます。目立たないかばだったのが、みんなと違う存在になりました。次々に騒動を起こしますが、「もしもし、おじょうさん」と呼ぶおまわりさんや立派なおばあさんに出会います。
立派なおばあさんは、かばのベロニカの気持ちがちゃんとわかっているんです。町で色々な経験をしたベロニカは故郷に帰りたくなります。おまわりさんや町の人達に見送られて、町とさよならしました。
ベロニカは故郷で皆に大事にされ、皆に大冒険の話をして、幸せでした。
ベロニカはきっと子どもたちの代弁者。子どもたちもこのお話の中で冒険をするんですよね。
デュボアザン作『ぼくはワニのクロッカス』に「動物を主人公にした作品は、暖かくユーモアに満ちていて、子どもたちを人生のやわらかい信頼へ導いてくれるようです。」とデュボアザンの作品を書いてありました。本当にそうですね。
ベロニカの気持ちがちゃんとわかっているおばあさんに、少しでも近づける存在に私もなりたいと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 何事も経験  投稿日:2021/10/31
がちょうのペチューニア
がちょうのペチューニア 作: ロジャー・デュボワザン
訳: まつおか きょうこ

出版社: 冨山房
表紙のペチューニアの得意げな表情が可愛い。
本を持っているだけで賢くなったと思い込み、次々に皆を助けたつもりが、大変なことになってしまう。そして最後は「本は中身を頭や心に入れなくちゃ。そのために字を覚えなきゃ。」とわかり、うれしくなるペチューニア。すぐさま勉強にとりかかり、いつの日か本当に賢くなり、きっとみんなを幸せにしてあげられるでしょう。と締めくくる。訳したのは松岡享子さん。
素直なペチューニアにこちらも素直な気持ちで、また本に向き合おうと思わせてくれました。
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自信を持っておすすめしたい 秋お散歩  投稿日:2021/10/16
あたしのすきなもの、 なぁんだ?
あたしのすきなもの、 なぁんだ? 文: バーナード・ウェーバー
絵: スージー・リー
訳: 松川 真弓

出版社: 評論社
秋の一日。公園をお散歩。
今日は曇り空だけど、気持ちの良い公園をのんびりと歩いている気持ちになってきます。
ジョギングをする人達や寝転がって本を読む人‥。
秋らしい彩り。カラフルです。表紙の目を合わせて微笑むパパと娘。幸せな気持ちで頁を開いていきます。
池、花、虫たち。メリーゴーランドの横にはソフトクリームの販売車。ソフトクリームをなめるアップの父と娘。グレープ味かな。
女の子は赤も好きなのね。見返しのカーディガンや帽子のリボンや傘も赤。歯ブラシやコップ、パジャマもね。
雨の言葉、ピチャン、ポチャン、ザブ?ン。岸田衿子さんの「いろんな おとの あめ」を思い出します。
落ち葉を浴びて遊ぶ親子。そういえば、昨年公園で、葉っぱが秋風に舞う中、お父さんが息子を肩車して、親子3人で遊んでいた光景を思い出しました。幸せな光景ですよね。
満ち足りた寝顔で眠りにつく女の子のおでこに、そっとキスするパパ。
何度も読み返したくなる絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 予想を覆す楽しさ  投稿日:2021/09/23
いろいろバス
いろいろバス 作: tupera tupera
出版社: 大日本図書
 八重洲ブックセンター荻窪店の『えほんのたからばこ』というフリーペーパーを手に取りました。のりもの?たびの項、1歳?に紹介されていました。
 赤、黄色、緑、黒のいろいろなバス。繰り返しの文章とごろごろ、ペタペタ、ゆっさりと、ざぶーんとなどのオノマトペも楽しいです。ほかにピンクバス、茶色バスも終点にやってきて、次々と乗客が降りてきます。これは愉しいです!それに運転手さんは誰だろうという影絵遊びの要素もあります。tupera tuperaさんの絵も素敵で、大人も存分に楽しめました。
 ただ、みどりのバスがブップーと発車した後、「まって まって」と追いかけてきたかめさんは、やっぱり乗り遅れちゃったのでしょうか。のんびりと次のバスに乗ったのかもしれませんね。
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自信を持っておすすめしたい 図書館でタイトルに惹かれて  投稿日:2021/09/22
おしゃべり森のものがたり
おしゃべり森のものがたり 著: 小手鞠 るい
絵: 長田恵子

出版社: フレーベル館
お父さんとお母さんと小学校3年生の舞の3人家族。両親は仲良し夫婦だったのに、お母さんが仕事で、イタリアに単身赴任することを決めてから、さびしさを抱えている舞。
 夏休みにお父さんの妹家族が暮らすアメリカ、ニューヨーク州の山と森に囲まれた、マーガレットビルという村に遊びに行く。3回目だけど、今回はお父さんと舞の二人。
 お父さんの妹みちるさん、夫のボブ、同い年の愛ちゃんと弟の海くんと会っても、心のどこかに、すきまがある舞。彼女を温かく見守り、、向き合って話すみちるさんの存在、両親を無くし、養父母と暮らす同い年の新しい友だち、ジェシー。両親が離婚した経験を持つボブの話やビーバーや、やまあらし、鹿の親子といった動物との触れ合いを通して、舞の心の窓がすーっと開いて、素直な気持ちがあふれてくる。
 そしてキャンプに出かけた夜、皆でお話作りのリレーをする。舞は素直な気持ちで、強くて、優しくて、温かいお話をする。お話の中では会いたい人に会える。お話は人を元気にしてくれる。物語は、人に勇気を与えてくれる。言葉の持っている力。人から人へ、いいものを伝えていくことのできる力。
 小手鞠るいさんは、ニューヨーク州ウッドストックに在住し、森に囲まれた家で、野生の動植物達と触れ合いながら、生活しているそうだ。
 日本に居ながら、舞と一緒にニューヨークに行ったような世界を味わうことができた。
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自信を持っておすすめしたい 虫たちの世界  投稿日:2021/09/05
トックリバチのとくこさん
トックリバチのとくこさん 作・絵: 伊藤知紗
出版社: 福音館書店
こどものとも年少版『おいしいかぞえうた』の折り込み付録おたよりのへやに、この絵本が取り上げられていました。3歳の男の子が、自分で考えてやったことが上手にできた時、この絵本に出てくる「とくこさんの作戦は大成功」と言いながら、大きな拍手をして喜んでいるそうです。
ナナフシ、おとしぶみ、トノサマバッタ、オンブバッタ、だんごむしなどの虫たちが表情豊かに描かれています。我が子も、子どもの頃、虫たちと仲良しだったことを思い出しました。
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自信を持っておすすめしたい やわらかい色合いに癒やされました  投稿日:2021/09/05
おもいではきえないよ
おもいではきえないよ 作: ジョセフ・コエロー
絵: アリソン・コルポイズ
訳: 横山 和江

出版社: 文研出版
絵のやわらかい色合いに惹かれます。孫娘の大好きなおじいちゃんの死を温かく包み込んでくれます。
表紙に色とりどりの花々、きれいな色の虎や孔雀、鳥や虫たちの中を幸せそうに散歩するおじいちゃんと孫娘。
おじいちゃんは、すてきなノートをプレゼントしてくれ、「何でもいいから、かいてごらん。思ったことを全部、絵や言葉で」と孫娘に伝えました。
ふたりの幸せな日々が絵本にあふれています。
おじいちゃん、おばあちゃんと孫の関係は、すてきだなと、改めて思いました。
コロナ禍で、おじいちゃんの病院にお見舞いに行ったり、お別れをできなかった、我が子たち。でもこの絵本を読んで、彼らの幸せな思い出を大切に、亡き父との幸せな思い出話をもっと沢山したいと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 愛しいボタンたち  投稿日:2021/08/30
お皿のボタン
お皿のボタン 作・絵: たかどの ほうこ
出版社: 偕成社
高楼方子さんに惹かれて、この本を手に取りました。10の短編とお話のまえとあとのはなしで構成されています。
ホワイト夫人、船長、豆姉妹、なぞの黒岩ジョー、すえっこ同盟、タビちゃん、スミレ嬢、うぐいすばあさん、はりきりとっつあんと老若男女の登場人物たち。
個人的には、うぐいすばあさんのお話に共感しました。
そうそう、おしまいのお話に出てくる碁石の石蔵さんを忘れてはなりません。ホワイト夫人の言葉を借りれば、なんてあっぱれな人。ひたむきに、一つのことをもとめる生きかたの美しさ。
高橋のおばあさんの娘時代の潮風五郎さんへの恋心のおはなしも、気持ちがキュンキュンします。
登場人物の1人1人(1つ1つ)の顔の絵や挿絵のお皿の中の絵が物語をより楽しくしてくれます。
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自信を持っておすすめしたい 心が温かくなりました  投稿日:2021/07/12
あたたかい木
あたたかい木 作: くすのき しげのり
絵: 松本 春野

出版社: 星の環会
山の動物たちがあたたかい木のまわりで、身体を休めている頁。
鈴木まもるさんの絵本『だんろのまえで』を読んだ時の、心を包んでもらったような感覚をまた味わいました。
名声を得ることばかりを考えて生きてきた植物学者。彼は冬に向かう山の中で、その木の周りだけが、あたたかく、まるで春のような木と出会います。彼は木の洞に腰をおろして眠ってしまい、夢を見ます。あたたかい母の胸に抱かれている夢。
なぜ、この木はあたたかいのか。ここにいるだけで、心の中まであたたかく、そして清々しくなるのは、どうしてなのだろうか。
あたたかい木の息吹。呼吸をするたびに、あたたかく清々しい風が、植物学者の全身を吹き抜けていく。この箇所は、マーガレット・マーヒーさんの『魔法使いのチョコレートケーキ』にも通じるものがあるなと感じました。
この木は、自分の身に起こるすべてを受け入れ、訪れるものを拒まず、そして癒やしながら生きてきたのです。
やがて植物学者はどうしょうもなく悲しいことやつらいことがあるたびに、そっと、あたたかい木のことを思い出し、少しずつ胸の奥があたたかくなり、誰にでも優しくすることができるようになります。彼は胸の奥に、いつもあたたかい木を秘めてきたのです。

この絵本に触れて、この木や穏やかな慈しみに溢れた植物学者と触れ合っているような気持ちになりました。
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