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こぶた文庫

せんせい・70代以上・東京都

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自己紹介
絵本講師の資格を取得しました。その後おもちゃコーディネーターを取得し、2011年9月には念願のペーパークイリングインストラクターの認定を受けました。いろいろやったけれど、やはり絵本が一番!顧問をしている『絵本サークル・アイビー』は、2012年に20周年を迎え,親しい絵本作家さんをお招きして記念会を致しました。ここ数年は絵本にどっぷり浸かっています。
好きなもの
ドイツ、韓国、台湾。世界の雑貨。
絵本(蔵書は3500冊以上。)
小淵沢えほん村(絵本サークルの合宿先になって22年、毎年2〜3回出掛けます。)
ぺ−パークイリング・ペーパークラフト。
頑張っている教え子たち。
ひとこと
絵本を学際的に研究するのではなく、生活必需品というような感覚で捉え、読み続けて行きたいです。

こぶた文庫さんの声

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自信を持っておすすめしたい お姉ちゃんになった!困惑と期待。お見事です  投稿日:2006/04/08
あかちゃんの くるひ
あかちゃんの くるひ 作・絵: 岩崎 ちひろ
案: 武市 八十雄

出版社: 至光社
お姉ちゃんになって初めて赤ちゃんと会う時のドキドキ感が見事に伝わります。子どもは一体何歳でお姉ちゃんやお兄ちゃんにんるといいのでしょうか? 私は大昔の話しですが、1歳11ヶ月でお姉ちゃんになったのでこの女の子のような体験は全く記憶にありません。気がついたら妹とけんかをしていました。大きくなってから絵本を通して疑似体験するのもいいですよね。

岩崎ちひろさんの絵は登場するものの感情までが伝わります。昨年9月に安曇野のちひろ美術館へ行ってきました。東京のちひろ美術館に劣らないすばらしい絵本美術館でした。大自然に囲まれている環境を考えるとit’s better than Tokyos… かもしれません。好きな絵本の原画を見ることは大人だけでなく、お子さんも喜ぶことと思います。
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自信を持っておすすめしたい 子どもの気持ちがわかります  投稿日:2006/04/08
あめのひのおるすばん
あめのひのおるすばん 作・絵: 岩崎 ちひろ
案: 武市 八十雄

出版社: 至光社
一人でお留守番するって、きっとこんな気持ちなんだろう、と感じることが出来ます。まして雨が降っていたら外に出るとも出来ません。電話は昔のものだけど、子どもの心は今も変わっていないと思います。こういった気持ちと経験を積み重ねて大きくなっていくのだろう、と思いました。

今の親は我が子にお留守番をさせるのでしょうか? ちょっとお買い物、の短いお留守番はさせてほしいです。でもちょっとパチンコへ、は絶対にしないで下さい。まして連れて行くことも。

この子のおかあさんはどこへおでかけしたのでしょうか?
いつ帰ってくるのでしょうか?
「ただいま!」と笑顔で帰宅したお母さんが出てきません。
結末も意外でした。
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自信を持っておすすめしたい 愛蔵の絵本  投稿日:2006/04/08
ことりの くるひ
ことりの くるひ 作・絵: 岩崎 ちひろ
出版社: 至光社
久しぶりに至光社の絵本を読み返してみました。初版に近い時期に購入したものもあってそれらには福音館書店と同様にビニールのカバーがついています。

幼い頃、岩崎ちひろさんの絵は好きでありませんでした。何となく怖い感じがしていたのを覚えています。でも若い頃には懐かしくて、暖かくて、かわいらしくて何冊か(あかちゃんのくるひ、あめのひのおるすばん、ゆきのひのたんじょうび他)購入しました。子どもたちに読み聞かせたことはありません。わたしがノスタルジーの世界を浮遊したかったのです。

子どものやさしい心根を美しく描いていると思います。友達を連れて小鳥が遊びにくるなんて、すてきですよね。女の子の顔と手の大きさがアンバランスな気がしていますが、私には愛蔵の絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 名作!  投稿日:2006/04/03
ちいさいおうち
ちいさいおうち 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子

出版社: 岩波書店
先日、この絵本の原画を見てきました。大変丁寧に描かれていて、感動しました。私が子どもの頃にはすでに発行されていて、懐かしさだけではなく、時代の持つ問題を提起しながらも、それは決して過去のことではなく、むしろ現在にも引き継がれています。
私たちにとって、スピーディで、便利なことは有り難いことですが、それに慣れてしまうことで、大事な大事なものを忘れてしまっています。
四季折々の風と様々な彩りを楽しみつつ生活することは、幼い子どもの育ちに欠かせないものです。せめて絵本から体験を…それもいいのですが、実体験をさせる努力を特に親はしてほしいと思います。

絵本としてのお話しは長いので、「もう一回読んで…」といわれると辟易することもありましたが、そういうかげには子どもたちの心の琴線に触れるものがあるのだろうと思いました。
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自信を持っておすすめしたい サラダを作ろっと!  投稿日:2006/04/02
サラダでげんき
サラダでげんき 作: 角野 栄子
絵: 長 新太

出版社: 福音館書店
月刊こどものともで入手以来、読む度に、私もサラダを作ろっと!という気持ちにさせてくれます。ありが教えてくれた「サラダにはおさとうをちょっぴり…」で味は確実においしくなったような気がします。具沢山で栄養満点のサラダでりっちゃんのお母さんは元気になりました。登場した動物たちといっしょの元気ポーズの場面、美味しさと嬉しさが伝わります。

25年前のペーパーバックの絵本は痛みが認められますので、そろそろハードカバーを買おうかな?と考えています。
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自信を持っておすすめしたい すばらしい森の絵本  投稿日:2006/03/30
森の絵本
森の絵本 作: 長田 弘
絵: 荒井 良二

出版社: 講談社
もはや日本を代表する絵本作家である荒井良二氏の絵を私は好きになれませんでした。理由はわかりません。若い人たちはみんな好き!といいます。私はなぜ?でした。この絵本に会うまでは…。
すばらしい森の絵本です。森の空気や風やにおいや気温が感じられます。
だいじなものは何ですか? たいせつなものは何ですか? この問いに答えられるようになるのはかなり大きくなってからでしょう。でも答えを求めなくても、大人がまじめにゆったりとした雰囲気の中で音読したら、子どももひとときこの森の中を楽しむのではないでしょうか? ただし子どもの年齢と経験は考えて。
絵本は大人が子どもに読んであげるもの、ではありますが、
中には大人が癒されるものがあっても良いのではないでしょうか?長田弘氏のテキストに心打たれるものを感じました。

そして、大変失礼なことではありますが、荒井良二氏をちょっと見直しているところです。
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自信を持っておすすめしたい 心も身体もポカポカ  投稿日:2006/03/30
おひさま あはは
おひさま あはは 作: 前川かずお
出版社: こぐま社
絵本をテーマで分類することがあります。難しくいうと、データベース化といそうです。もしその分類テーマに「元気になる絵本」とか「ずーっと笑顔でいられる絵本」なんていうものがあったら、これは間違いなく上位に入ると思います。表紙を見ただけでケラケラと笑う子どもたちの声が聞こえてきそうです。どのページもどのページも登場するものはみんな大きな口を開けて笑っています。暖かくて、心も身体もポカポカしてきませんか? 子どもたちと絵本を通して笑い合える時間を共有できることもすてきなことですね。ちょっと大きいお兄ちゃんやお姉ちゃんに読んでもらっても良いですね。「楽しい時間」を充分に味わってほしいと思います。
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自信を持っておすすめしたい パワフル、スピーディ、そして疲れた…、でも!  投稿日:2006/03/25
おもいついたら そのときに!
おもいついたら そのときに! 作: 西内 ミナミ
絵: にしまき かやこ

出版社: こぐま社
ひらめいたらすぐ行動に移すすてきなおばあさんが主人公です。ねこと、一人と一匹で暮らしています。次から次へと表れるひらめきと行動がスピーディで愉快です。最後は家の下から温泉が湧き出てとうとう小さな町ができるという、奇想天外のお話しは、読んでもらって大人も笑ってしまいます。

今年は福音館書店のこどものともが50周年ですが、こぐま社も創立40周年だそうです。その記念の展覧会に足を運びました。これもこれも持っている!とニヤニヤしながらも、初めて見る絵本を閲覧してきました。原画も、作家の方々のメッセージも楽しく拝見してきました。また、偶然読み聞かせの場面に立ち会えて、わたしも幸せな一時を過ごしてきました.

この絵本は復刻されたばかりです。「ぐるんぱのようちえん」の西内さんと、「わたしのワンピース」の西巻さんによる作品、おすすめです。
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自信を持っておすすめしたい お花の黄色がポイント  投稿日:2006/03/24
はなをくんくん
はなをくんくん 文: ルース・クラウス
絵: マーク・シーモント
訳: きじま はじめ

出版社: 福音館書店
学生時代、授業で先生が読んで下さった1冊ですが、読み聞かせの後に先生がおしゃった言葉が忘れられません。「見て!この黄色いお花。匂いが感じられるでしょう。この黄色がこの絵本のポイントなのよ。」絵本にポイントがあることを初めて知った私でした。
私はこの絵本を「八郎」や「わたしとあそんで」同様に2冊持っています。1冊はかの授業後に購入しました。周囲はすすけてビニールのカバーがかかっています。もう1冊は某ブック〜〜で、売っていた最近出版された(版を重ねた)もの。思いは複雑でした。絵本を読む度にポイント探しはしていません。してほしいとも思いません。ただ、いい絵本は一生手元に置いておいてほしいなぁ、と…思います。
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自信を持っておすすめしたい ハリーと遊ぼう!!  投稿日:2006/03/24
どろんこハリー
どろんこハリー 作: ジーン・ジオン
絵: マーガレット・ブロイ・グレアム
訳: わたなべ しげお

出版社: 福音館書店
お風呂に入りたくなくて家を逃げ出して、遊んで遊んで遊びまくったハリーの喜びと、大好きな家族に気付いてもらえないもどかしさ、悲しさが伝わってきます。テキストの原文も素敵なのでしょう。渡辺茂男先生の翻訳がすばらしいです。
「くろいぶちのあるしろいいぬが、しろいぶちのあるくろいいぬになってしまいました。」わかりやすいテキストは絵とともに子どもたちの想像力をアップさせると思います。
幼稚園でも、授業でも読み聞かせをしました。子どもたちは遊びまくるハリーに自分自身を重ねていたようです。古き良き時代をハリーとともに体験できるところも素敵だと思います。
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