のりもの好きな子大集合！

あなたのからだをだいじにするほん（Gakken）

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ヤキング

ママ・40代・東京都、男の子21歳　女の子15歳

自己紹介: 子どもと一緒に読んだ本の履歴や感想を残したくて登録しました。

私が読んでみたい、読ませたい本と、本人が読みたい本が合致することがあまりないのですが、だからこそ、いろいろな発見があって面白いです。

好きなもの: 私　映画　音楽　読書

息子　数字　テレビにもちろん本

娘　かわいい靴に歌を歌うこと、そしてもちろん絵本

ひとこと: 小学校で図書ボランティアをしています。
小学生への読み聞かせも新鮮で興味深いです。
絵本ももちろんですが、小学生くらいの子が読む童話や児童書に興味を持っています。
それらのレビューが増えると嬉しいです（もちろん私も読んだら投稿していきます）。
よろしくお願いします。

児童書・幼年童話

ヤキングさんの声

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夏休みの過ごし方の見本　

投稿日：2012/07/07

ジジのエジプト旅行
	作: ラッシェル・オスファテール絵: 風川恭子訳: ダニエル遠藤みのり出版社: 文研出版

フランスの女の子ジジが夏休みの予定を聞かれ、「エジプトに行く！」って言っちゃった。
それを聞いた先生が休み明けに皆の前で発表してもらいましょう！だって。

そうそう、子どもってすぐに嘘だとばれちゃうような嘘をつくのよね。
でもそれでもばれてないと思って、どんどん嘘の上塗り。

でも物語のジジは悪友モーとパリの中のエジプト探し。
エジプトについて調べ、発表する為の資料を探したり、作ったり、写真を撮ったり。
子どもだけで計画を立て、実行し、それをまとめ、まるで夏休みの模範的な過ごし方。

仲違いをしていた悪友と友情を深めたり、いつもはしない家庭学習をする姿に、元々嘘をごまかす為のものであっても、それもアリかもと思ってしまいました。
理想は知りたいから調べて発表したなんだけど、これだと悪友と親友にはなれなかったと思うし。

これを読んで、夏休みに何をするか思案していました。
ぜひとも夏休みの前に読んでみるのをお勧めします。

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親にも読んで欲しい！　

投稿日：2012/07/06

カラフル
	出版社:

あらすじを見て、子供用ではなく、自分用に読んでみたくなった。

対象年齢が小学中級～となっているが、自殺に援助交際に不倫にカツアゲ。
このくらいの文章なら読めなくはないが、内容からすると我が子にはちょっと早いかな？
中学生ぐらいになったら勧めてみたい。
と言って、中学生になったらなったで、まだ早いといってしまいそう。
でもいつかは読ませたい。

上記の単語の羅列を見てハードな内容を想像しがちだが、内容はいたって平穏。
なのに生死や自分自身、周りのことを改めて見つめなおし、考えさせられる。
思春期や自分の死について思い悩んでる子どもたちに紹介したいし、その親にも是非是非お勧めしたい。

私も我が子は自分の世界を持った変わった子だと思っているから、これからはもう少し別の視点でわが子を評していきたい。
私も読んでよかった。

見覚えのある名前と思ったら、作者はにんきものシリーズの方ですね。
もっともっと他の本も読みたくなりました。

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わが子もシール！　

投稿日：2012/07/04

シールのかくれんぼ
	作: 定岡フミヤ出版社: 講談社

シール大好き！どこでも構わずペッタンコ。あるだけ全部ペッタンコ。
そんなシール大好きな娘に読ませてみました。

おもちゃ箱の中にシールを見つけたなおきくん。
広いキャンパス（壁）に早速、全部ペッタンコ。
そうなのよ！うちの子もあればあるだけ全部、壁でも床でもペッタンするの。

すると母の声が。
しまった！剥がす時間はない。壁にピッタリくっついて何とかごまかそうとすると・・・
なんとなおきくんがシールになって壁にペッタンコ！

シールになったなおきくんにビックリして娘は大笑い。
それからの展開はハラハラ、ドキドキしました。
怒ったお母さんを見て、シールのままで良いやなんて思ったり、でも寂しくなってしまったり。

無事に元に戻ってお母さんにしがみつく姿はまるでシール。
うちの子もよく「ママ抱っこ！」なんて言ってシールに変身してしまったりするわ・・・なんて思ってしまいました。
でもそんな姿も可愛いのよね。

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小学生の日常　

投稿日：2012/07/04

イトウくん
	作: 三木卓絵: 高畠純出版社: 福音館書店

年の離れた兄姉と両親、ねこを家族に持ついとうくんのおはなし。

短い話が数話収められているので、一気に読むもよし、毎日少しずつ読むもよしな内容となっています。

中にはいとうくんの踊りを見たお母さんが「タコネコみたい、みっともない」と言ったり、姉が予定外の子どもだったと言ってしまったり、えっ！？と思ってしまう部分もあったけど、でも虫の居所が悪いときにはこんな事言ってしったりしますよね。
気をつけようと反省する母なのでした。

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ドラマチックなジャックと豆の木　

投稿日：2012/06/28

ケイトと豆のつる
	作: メアリー・ポープ・オズボーン絵: ジゼル・ポター訳: おがわえつこ出版社: らんか社

メアリー・ポープオズボーンの絵本です。
あのマジックツリーハウスでおなじみの！？と思い、手に取りましたら、ストーリーはジャックと豆の木の女の子版。

勇敢で頭も働く女の子、ケイトの姿は素敵。
でもってラストが特にドラマティック！
女の子があこがれそうな展開に思わず、うっとり。
アニメ映画にできそうな絵本です。

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本当だったらいいのに　

投稿日：2012/06/28

ペットショップはぼくにおまかせ
	作: ヒルケ・ローゼンボーム絵: 岡本順訳: 若松宣子出版社: 徳間書店

ペットショップに金魚のえさを買いに来たティミー。
お店には誰もいないのに声が・・・
いつも店にいるオウムと、岩だと思っていたカメでした。
実は全ての動物たちは人間の言葉が話せるんです！
でも、それが分かったら大変なことになるから、人間の前では話さないんです。

ひょんなことから一週間、お店で働くことになったティミー。
毎日毎日、いろんな動物たちがやってきます。
息子のお気に入りはねずみが怖いライオン！
カウンターの下で小さく震えているところは笑ってしまいました。

毎日それぞれ独立したお話だと思っていたのに、最後で繋がった時はビックリしました。
もし本当なら、動物園で話しかけるのになぁ～。

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お気に入りのおもちゃ　

投稿日：2012/06/27

おもちゃびじゅつかんでかくれんぼ
	作: デイヴィッド・ルーカス訳: なかがわちひろ出版社: 徳間書店

ここはおもちゃびじゅつかん。
夜、鍵が閉まると中のおもちゃが動き出します。
でも毎日、年寄ネコのぬいぐるみバンドンさんの指揮で点呼を取って、壊れてないか確認して、運動しての繰り返し。
ある日、他のおもちゃたちががバンドンさんを喜ばせようと・・・

お気に入りの作家、デイヴィッド・ルーカスの独特の絵はここでも健在。
細かいところも丁寧に書かれています。

まず折り返しの部分を見て、一目でお気に入りの人形を見つけた娘。
それからページをめくる度にその人形を探します。
こんなおもちゃびじゅつかんに行ってみたいです。
もちろん、夜中に！

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アーノルド・ローベルの素敵な絵　

投稿日：2012/06/26

ぼうしの上にまたぼうし
	作: ローラゲリンジャー絵: アーノルド・ローベル訳: 福本友美子出版社: 文化出版局

アーノルド・ローベルの素敵な絵に魅了され、手に取りました。

三代目アール・アール・ポットルさんは帽子が大好き。
朝起きるとまず、帽子を取ります。
父はステッキ、母は傘が大好きでした。
でも今は一人ぼっち。
寂しくて帽子を３つ重ねて被ります。

とにかくアーノルド・ローベルの絵が素敵なんです。
帽子も沢山の種類の帽子が描かれ、見ているのが楽しいです。
三代目アール・アール・ポットルの気持ちが分かります！

でも、子どももよく、おかしなものを集めたりしませんか？
それだけで子どもは共感していたようです。
でも二つ被るのはさすがにおかしくて笑っていました。

絵が多いので、年長さんにも、読み聞かせにも使えそうです。

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哲学的　

投稿日：2012/06/26

ぼくにはしっぽがあったらしい
	作・絵: 中川千尋出版社: 理論社

ぼくにはしっぽがあったらしい。
お腹の中にいるときは、人間も動物も魚も皆同じ姿だったらしい。
いまは骨にその名残があるだけ。

人間と他の動物の違い、進化の過程、それらのことが分かりやすく書かれていて、僕にそれがあったら、と想像するのも楽しいです。
少し哲学も混じっている感じがします。

絵も多いし、字もひらがな多様で、読むだけなら未就学児でもできそうですが、やはり理解するとなると小学生以上ではないでしょうか。

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古田　

投稿日：2012/06/23

ひみつのやくそく
	作: 古田足日絵: 遠藤てるよ出版社: ポプラ社

「おしいれのぼうけん」や「ロボットカミイ」でおなじみ古田足日さんの可愛らしいお話です。

昔、鬼が出るって言われていた山に遠足で行った。
鬼は怖いなって思っていたら足を滑らせ落ちちゃった。
でもそこで、鬼の子達がたすけてくれた！
鬼の子達は人間が怖いって言う。
何でかきいたらサル・キジ・犬を連れて腰に刀を差して倒しに来たからだって。

なんか、現実の世界でもありそうなことではありませんか？
でも、人間の子どもと鬼の子どもたちは仲良くなり、一緒に遊んだんです。
現実にこのような立場に置かれている子どもたちも、個々の人間はそのような人たちばかりではなく、その人を一人の人間として評価でき、親睦を深められるような関係に気付ければ世の中も平和になるのにな、と思いました。
しかし、子どもはそんな事分かりませんので、「鬼は人間が怖いんだって、面白いね！」とか、「鬼の世界にも同じ桃太郎の話があるんだ」など、人間と鬼の世界の共通点や、正反対な点など面白がって読んでいました。

全てのページにイラストがあり、字もひらがなが多用され、年長さんでも楽しんで読めそうです。
絵本と幼年童話の移行期にぜひ。

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