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ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)

SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。

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てんちゃん文庫

ママ・50代・佐賀県、女の子22歳 男の子20歳 女の子15歳

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てんちゃん文庫さんの声

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自信を持っておすすめしたい ココア飲みたい!  投稿日:2020/02/16
変なお茶会
変なお茶会 作: 佐々木 マキ
出版社: 絵本館
佐々木マキさんの初期作品。久しぶりに読んでみました。普段は本棚の隅にひっそりと埋もれているのに、ふと、見かけると、なぜか読みたくなってしまう絵本です。
ミステリアスな装丁に、家族が皆、興味を示しましたので、読み終えるとまず15歳息子に渡しました。
「面白かった!」とのこと。
それから、10歳娘に読んであげました。
摩訶不思議な雰囲気に、微妙な反応でしたが、大人がスルーするような細かい所までよく見ていました。
この本には色々な実在の地名が出てきますが、その選定が絶妙で、このあり得ない世界の雰囲気にぴったりと合っています。
なんといってもこの絵本のハイライトは、変なお茶会で提供されるココアです。毎回、このシーンを目にするとココアを飲みたくなってしまいます。

いかにも大人をターゲットにしたような絵本ですが、小さい子が読んでも楽しめそうです。
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自信を持っておすすめしたい なぜかハマる!  投稿日:2020/02/16
たまのりひめ
たまのりひめ 作・絵: 牡丹靖佳
出版社: 福音館書店
不思議な絵に惹かれて購入しました。
丸と三角を組み合わせた図形的なおひめさまが頭と同じ形の球に乗ってお散歩しています。お付きの者たちも丸と四角の組み合わせで、積み木でできた人形のようなビジュアルです。
文章はリズミカルかつ上品な感じ。声に出すと心地よく響きます。
お散歩の途中、アクシデントに見舞われたおひめさま。なんとか元の散歩道に戻ってくると…衝撃のシーン!
その場面がすごく気に入って、この絵本の世界の虜になってしまいました。
しかし、小学校の読みかたりに持っていくと賛否両論。「怖い本では?」と感じる子もいるようです。
私としては、このどんなに壊れても何事もなかったかのように回復可能な世界に妙な安堵感を覚えるのですが…
うんと小さい子か、大人でこのようなものが好きな人に向いているのかもしれません。
お気に入りの一冊なので、星5つにしておきますが、年齢選択は「大人」にしておきます。
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よいと思わない ゾーニング希望  投稿日:2020/02/13
悪い本
悪い本 作: 宮部 みゆき
絵: 吉田 尚令
編: 東 雅夫

出版社: 岩崎書店
図書館のヤングアダルトコーナーにありました。それで正解だと思います。地元の図書館のヤングアダルトコーナーは、子どもコーナーとは離れた所にあり、まず小さい子が行かないような場所にあるので助かります。
しかし、出版社の対象目安年齢が「5歳〜小学校高学年」となっているようですね。何を基準にしてそうなっているのか甚だ疑問です。

装丁からして小さい子が読むような雰囲気ではないです。内容も大人の心に問いかけるような類いの深みで、あえて子どもが読む必要性を感じません。
あのように内省を促すような表現は、青年や大人には必要なこともあるかもしれませんが、5歳の子には全く必要なく、むしろ心がじゅうぶんに育たないうちに無理矢理に大人の世界に引っ張っていくような危うさを覚えます。
もう少し子どもの心理や心身の成長に配慮した出版を心掛けていただきたいものです。(出版社の公式サイトでは、「おすすめは高学年以上」と一応書いてはありますが、あまり目立ちません。)
ぱっと見て、子ども用ではないかなと思う人もいますが、図書館で子どもが手に取れるるところにあったり、「絵本」だから子ども用でしょと考える人もいたりするので注意が必要です。ぬいぐるみなどが沢山表紙に載っているので、うっかり手に取る子もいそうです。

大人限定で、という条件付きで考えると、個人的には嫌いな本ではありませんでした。むしろ好きかな、というくらい。しかし子どもには決して読ませたくない本です。
5歳からという目安を鵜呑みにせず、賢明に判断していただければと思います。
出版物としてのクオリティは決して低くはないのですが「子ども向けでない」という感想を明確にするために星1つにします。
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自信を持っておすすめしたい 素敵な一冊  投稿日:2020/02/05
木の耳
木の耳 文: ヤン ホンイン
絵: エレーヌ・ルヌヴー
訳: 中 由美子

出版社: 樹立社
卒業を迎える6年生へのはなむけに読む絵本を探している時、たまたま図書館の新刊コーナーで見つけました。

まず、細かく描かれた美しい絵が目につきます。
画家はパリのイラストレーターだそう。独特の世界観で、魅力的です。
ストーリーも、初めは悲しいお話かと思いきや、希望に満ちた明るい展開で、これから巣立つ6年生に贈るのにぴったりだと思いました。

冒頭で、「あなたは木の耳を食べたことがありますか。」という文が独立して書かれているのが、子どもには分かりにくいかもしれません。
私は大人なのでぱらぱらっと見ただけで、「木の耳」つまり、古木に生えるキノコを木の耳に例えていて、古木になると「耳」が生えるから、皆の声が聞こえるようになるという話なのかな、と推測できましたが…
ちゃんとあとがきに中国語でキクラゲのことを「木耳(ムーアル)」というと説明が書かれています。
しかし、本文中ではそのような内容に全く触れられておらず、「木の耳を食べたことがありますか」というある意味衝撃的な文だけがぽつんと書かれているので、読む前にキクラゲの解説を少し入れてから読むと良いかもしれません。
中国絵本館シリーズ2作目ということですが、1作目も探して読みたくなりました。
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自信を持っておすすめしたい ことらちゃんかわいい!  投稿日:2020/01/22
ことらちゃんの冒険
ことらちゃんの冒険 文: 石井 桃子
絵: 深沢 紅子

出版社: 河出書房新社
図書館で見つけて読みました。石井桃子さんの絵本、古いはずだけど新刊っぽいと思ったら…昔の本を再編して新しく出されたものでした。これは買うしかありません(笑)
もう表紙の絵からしてかわいいですが、本文中に出てくることらちゃんや他の登場人物の絵も素敵です。石井さんのお話と深沢さんの絵とがぴったりと合っていて、魅力的です。
50年近く前(雑誌連載時はそれより10年近く前)の絵本のため、今は使われない表現があったり、今の価値観にそぐわない点もあったりするのですが、改変することなくそのまま載せてあります。だからこそ、ことらちゃんの魅力が削がれることなくいきいきと表現されているのだと思います。
ことらちゃんが本当にかわいくて、お気に入りの一冊になりました。

ちなみに、古い言い回しがあるため、10歳の娘には分かりにくい表現もあったようだということを書き添えておきます。
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よいと思わない 「男性」目線  投稿日:2020/01/20
ラヴ・ユー・フォーエバー
ラヴ・ユー・フォーエバー 作: ロバート・マンチ
絵: 梅田 俊作
訳: 乃木 りか

出版社: 岩崎書店
昔、読んだことがあったのですが、最近、久しぶりにこの絵本の読みかたりを聞きました。
昔読んだときにはおそらくまあ感動的な話だなという程度の感想だった気がするのですが、あまり印象に残っていませんでした。
今回、改めて読んでもらい、強烈に違和感を覚えました。

最初の方、この絵本の男の子が小学生位まではまあ、いい感じなのです。やんちゃな息子に手を焼いているお母さん、だけどやっぱり愛する我が子、というのが伝わってきます。
しかし、彼がティーンエイジャーになると、徐々に違和感が…
思春期真っ盛りの息子が寝静まってから、部屋に侵入し、抱き寄せて「私のかわいい赤ちゃん」と歌う…
私にも中学生の息子がいますが、部屋に入ろうとも思いませんし、ましてや抱っこしようなんて考えられません。
あろうことか、このお母さん、息子が独り立ちしても、「不法侵入」して、成人した息子を抱っこするのです。こうなると何だか狂気を感じます。

どうしてこれが感動的な絵本として人気なのだろう、と思って皆さんの感想を見ると、やはり賛否両論激しいですね。
私のように「キモッ!」と思っている感じの女性が多くて独りじゃない、と安心しました。
どうしてこのような絵本を作ったのだろうと、作者の方の背景も調べました。それで何だか納得しました。
ジェンダーバイアスかもしれないということを百も承知で書かせていただくと、男性が母親に持つ幻想というか、そのような都合の良い母性の象徴なのだろうな…と。
この絵本は子ども向けじゃないよな…と以前からぼんやりと思っていましたが、むしろ成人向けとゾーニングしても良いくらいだなと感じました。いずれにしろ、愛情を抱き、育む側からの視点で描かれているので、子どもにとってはこの絵本に描かれている愛情は重すぎると思います。子どもにとって、あまり健全な表現とは言い難いです。皆さんの感想を見ていても、「大人として」この絵本を心の支えにされている方は多くても、子どもさんの反応が良い本とは言えないなと感じました。

どうして昔はそこまで違和感を感じなかったのに、なぜ今、こんなに変だと思っているのかなと考えてみました。
おそらく、私は昔、この母と息子を具体的な人間ではなく、親子の愛情の象徴として記号的に読めていたのかもしれません。しかも既に成人していたので、子ども目線ではなく親目線で読めていた、と。
しかし、実際に息子を持つ身となり、この2人が非常にリアルに人間として感じられ、無理ムリムリ…!!となったのかな…と。

長くなりましたが、結論として、大人で好きな方にはまあ良いかもしれませんが、子どもに積極的に読ませる絵本ではないかなと思います。
そのことが分かりやすいように、星1つにしておきます。
それにしても、読みかたりをされた方が、本文中何度も出てくる歌にメロディーを付けて読んでくださったので、今でも頭の中に流れていて…何とも言えません…
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自信を持っておすすめしたい 驚きました!  投稿日:2020/01/18
父さんがかえる日まで
父さんがかえる日まで 作: モーリス・センダック
訳: アーサー・ビナード

出版社: 偕成社
1983年に日本に紹介された『まどのそとのそのまたむこう』の新装版です。(出版社も違います。)
図書館に行ったところ、たまたま新刊コーナーで見つけましたので、旧版と共に借りてきました。

訳者がアーサー・ビナード氏ということで期待していたのですが、読んで本当に驚きました。
私は以前、旧版の感想も書きましたが、その時の評価は星3つでした。一言で言うと、読み手を非常に選ぶ絵本、万人向けではないと思ったからです。
こちらの新装版では、見事にその問題が解決されていると感じました。

一番良いと思った所は、旧版で私が最も引っ掛かっていたお母さんの頼りなさと主人公アイダに負わせる責任の重さが軽減されているところです。
庭の東屋に座り込むお母さんの表情が本当に頼りなさげで、それが不安を掻き立てるのですが、テキストに「じっととおくを見つめながら」と加わるだけで、その表情に必要以上の不安感を抱かずに済むのが不思議です。
それから、ラストに近い場面のお父さんからの手紙も、旧版のような、いたずらに子どもであるアイダに責任を負わせるような内容だと感じられない訳文になっています。
全編通して、旧版よりも説明的で文章量が増えている印象です。
一般的には、絵本の文章は極限まで削ぎ落とされることにより味わい深くなることが多いのですが、この本では、補足的に文章が加わることによって、この作品の持つ不気味さが軽減され、むしろきちんと内容を味わえる気がしました。

しかし、私は旧版の訳文が悪いと言いたい訳ではありません。
旧版の訳文は、全く無駄のない選び抜かれたことばのみで書かれていると思います。場面によっては、旧版の方が好きな文章も何ヵ所もあります。(特にゴブリンたちが消えていくシーンは、旧版の訳の方が良いと思いました。)
小4の娘に両方読ませてみると、旧版の方は分からないことばがあったと言っていました。やはり旧版の方が全般的にアーティスティックな印象を受けるのはそのためかもしれないと思いました。

新旧それぞれに良さがあり、しかし、先に書いたような理由で旧版は子どもには勧められないと思っていましたが、こちらの新装版は、子どもたちにも勧めて大丈夫だと感じました。

訳文が違うことでここまで印象が変わるとは!原書もぜひ読んでみたいと思っていましたが、ますますその気持ちが強くなりました。
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自信を持っておすすめしたい 壮観です  投稿日:2020/01/16
しめかざり
しめかざり 作・絵: 森 須磨子
出版社: 福音館書店
しめ飾りのことならこの一冊、と言って良さそうな絵本です。
しめ飾りをなぜ飾るのか、どのようにして作るのか、さらには様々な形のしめ飾り、しめ飾りにつけられる飾りの意味など、一冊まるごとしめ飾り図鑑のような絵本です。
特に、東京のしめ飾りと、安芸・宮島のとある旅館のしめ飾りは、数ページを割いて詳しく紹介されています。その二つは作り手や飾り手のことばも取り上げられており、お正月を迎える喜びと緊張が伝わってくるようです。

5年生の読みかたりに持っていきました。
彼らは何ヵ月か前に学校でしめ飾り作りを体験しています。ですので、「縄を綯う」という動作もすんなりと理解できたと思います。集中して聞いてくれました。

日本各地のしめ飾りが見開きで紹介されているページでは、「●●ではその左下のと同じ形ですよ」と、先生からの発言もあり、盛り上がりました。
そこから、地元の「鼓の胴の松飾り」の話も出てきました。きっとあとで先生がその画像を見せてくださるだろうなと思いました。

次年度でも子どもたちはしめ飾り作りをする予定ですが、その時にまたこの本のことを思い出してくれるかなと思います。
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自信を持っておすすめしたい 素敵なクリスマス  投稿日:2019/12/20
大きな大きな絵本 バスでおでかけ(チャイルド本社刊)
大きな大きな絵本 バスでおでかけ(チャイルド本社刊) 作・絵: 間瀬 なおかた
出版社: チャイルド本社
未就園児向けのクリスマス絵本で大型、というのはなかなか見かけないのですが、これはその条件にぴったりです。
2歳〜3歳位で十分楽しめます。

間瀬さんらしい繰り返しの多いしかけ絵本で、わくわくしながら読み進められます。
バスが色々な施設を通過していくのですが、動物園や遊園地など、子どもたちが寄ってみたい施設ばかりで、それらの細かく描かれた絵も楽しめます。

最後はわあっと歓声が上がるようなきれいなしかけ。さらにそれで終わらずに、最終ページで登場人物のきょうだいがクイズを出してくれます。そこで、該当ページに戻ってわいわい絵探し。
答えの絵はとても小さくて、見つけた子の得意そうなこと!
最後、裏表紙にもきちんと工夫がされています。

小さい子向けのクリスマスのおはなし会におすすめです。
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自信を持っておすすめしたい ぜひとも復刊を!!  投稿日:2019/12/05
ピクシーえほん 6 全6冊
ピクシーえほん 6 全6冊 訳: ふくいのぶこ
出版社: フェリシモ出版
まだ幼稚園にも行かないような2〜3歳頃、本当にお世話になった本です。
10cm四方のペーパーバッグですから、コンパクトで軽く、小さな手にも無理なく収まる絵本なのです。
母がいつもバッグに忍ばせていてくれたおかげで、私は外出先で全く退屈しませんでした。
こちらで紹介してあるものは、2000年にフェリシモ出版から復刊されたものの最終集ですね。もちろん、当時、小躍りしながら全集全巻揃えました。

子どもたちが小さい頃、ピクシー絵本があればなあと、何度思ったことか…(2000年購入のものは、しばらく実家で行方不明になっていて、つい2、3年前に発掘して救出してきました。)時すでに遅し、ですが、そもそも大事すぎて、なるべく痛まないように丁寧に取り扱い過ぎているため、たとえ15年前に見つかったとしても、子どもに手渡さなかったかもしれませんけどね。

でもそれでは絵本の役目を十分に果たせません。
安価で、駄菓子を買うような感覚で買えていたピクシー絵本。流通上の都合で今は難しいのかもしれませんが、せめて書店の児童書コーナーに、傷んでもいつでも買い直せるくらいの積まれ方をしていてほしいなと思います。何しろ、今ではアンティークを買うような感覚でしか手に入れられませんから。

こんなに手軽な絵本体験ができていた私と同世代の人間はなんて幸せだったのでしょう。買い物に出掛け、お菓子と絵本、ひとつだけ買ってあげるけど、どちらがいい?という生活。しかも、このピクシー絵本はとても良質で、安心して与えられるのです。

これからの子どもたちのために、ぜひとも復刊を望みたいものです。
その願いを込めて、年齢選択、あえて当時の私の年齢、2歳にしておきます。
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