全2321件中 1621 〜 1630件目 | 最初のページ 前の10件 161 162 163 164 165 ... 次の10件 最後のページ |
父と飲むコーヒー牛乳が好きでした
|
投稿日:2010/03/09 |
スーパー銭湯には行っても、こういう銭湯には行っていないな〜。
幼い頃、父と行った事が思い出されます。
お風呂屋さんの生活の場も覗けて楽しい。
おかみさんは忙しいんですね。
ほんと大変そう。
上からお風呂場を眺めるようなアングルが良かった。
脱衣所の雰囲気も懐かしい。
あの脱衣篭がなんとも言えません。
私は、父と飲むコーヒー牛乳が好きでした。
番台の席に憧れたこともあります。
ちょっと高くて楽しそうに見えました。
こちらでも数は少なくなって来ていますが、こういう銭湯に久々に行ってみようかな。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
小学生だってそれぞれに抱えているものが…
|
投稿日:2010/03/09 |
小学3年生の高橋さんが主人公です。
声が小さいのが悩みのようです。
予習してきて、正しく答えられたのに、先生はいらいらしたように「……大きな声ださな」って言わはった。
残念だな〜、先生、まずは褒めてくださいよ。
“頭皮”って漢字が読めたことを。
あとは、待ってくださいよ。
褒められたら自信になり、その繰り返しで声だって少しずつ大きくなりますよ。
と、いう一人でつっこみを心の中で入れながら読み進めました。
帰りの公園のページで、『あ〜あ、やっぱり傷つくよね〜、そうそう今日の嫌なこと、ここで払ってから帰ったほうが良いよ』なんて、慰めの言葉を高橋さんにかけて読みました。
公園で、拾った片方の手袋。
教室ではそんなに会話を交わしたことのない中田君が近づいて来て…。
学校でみんな席に着き、毎日変わらぬような顔をして過ごしているけれど、小学生だってそれぞれに抱えているものがあるんですよね。
中田君の家の事情を知った高橋さんが、中田君を誘った言葉がタイトルです。
『…、…行こう!』じゃなくて、『…、…行こ!』っていうのが良かった。
高橋さんが連れて行った宇宙で、二人は少しモヤモヤを置いてこれたかな?
詩的なエンディングに、読後爽やかな気持ちになりました。
|
参考になりました。 |
|
1人
|
|
|
悲しいまでに偉大な人
|
投稿日:2010/03/09 |
フランスの作曲家エリック・アルフレッド・レスリ・サティの生涯が描かれています。
「音楽界の異端児」、「音楽界の変わり者」などと言われましたが、西洋音楽の伝統に大きな扉を開いた革新者とみなされている人物です。
ドビュッシーやラヴェル、ストラビンスキーそしてジョン・ケイジなど、クラッシックやジャズの作曲家に影響を与えた作品を残しています。
最近では、『ジムノペディ』など代表作がCMに流れ聞くこともありますね。
若々しくもありながら、とても老成している音楽。
とても大胆なくせに内気な音楽。
中世の聖歌のようで、ミュージックホールのような型破りな音楽。
このような対極の特徴と、さらに両者が混じり合ったものが彼の音楽なのです。
この特徴を良く捉えた表現に頷いてばかりでした。
彼の生い立ちは、常人では耐えられぬような事の連続で、心と体をしっかりと落ち着けられなかった薄幸の幼少年時代でした。
癇癪持ちで、大人になりきれず、人付き合いが下手なのも、彼の幼少年時代に原因の一端があると思います。
彼のパーソナリティが曲に投影していると私的には解釈していましたが、人生の最後まで、彼の音楽そっくりの嬉し悲しの混在した状況を読み、悲しいまでに偉大な人だと思いました。
限りない自信に満ち、決まり事を破った「全く新しい音楽」を生み出すと、20歳でパリ音楽院を退学しますが、39歳に彼は気づきます。
決まり事を破るにはまず決まり事を知らなければならないと。
そして、学校に戻ります。
ここが彼にとってのターニングポイントだったのでしょうね。
この気づきこそが、非凡なる人の非凡なる由縁でしょうか。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
こういうスタイルの絵本は珍しい
|
投稿日:2010/03/08 |
台湾の作家さんです。
さて、今日は夕方6時に『おおきな木のほこらげきじょう』で、ぬいぐるみ劇が上演されるんです。
お話しは、夕方の4時10分から始まります。
一見開きに、同じ時間にみな何をしているかが描かれています。
もちろんあわてんぼうさんも。
みんなぬいぐるみ劇場を見に行くために、それぞれ準備に忙しそうです。
4時29分。40分。5時。と、ページを捲ると時間が進んでいます。
変わらないのは、あわてんぼうさんだけ、お昼寝中。
ところが、5時15分に目をさましたあわてんぼうさんは…。
こういうスタイルの絵本は珍しいと思います。
幼い子どもにとって、時間は自分だけが主役というような感覚なのでは無いでしょうか。
同じ時間に、よその人も何かをしているっていうことを考える良いきっかけになりそうです。
読後、今頃おばあちゃんは何をしているかしら?とか、幼稚園のお友だちの○○ちゃんはご飯の時間かしら?なんて言う会話もはずみそうです。
ホントにあわてんぼうさんなんだから〜っていうラストです。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
気持ち(衝動)を継続できるかできないかが
|
投稿日:2010/03/07 |
彫刻のドナテルロ、絵画のマザッチオと並び初期ルネサンス様式の確立者である建築家・彫刻家フィリッポ・ブルネレスキの実話です。
家業は継がず、彫刻家として作中に出てくるロレンツオ・ギベルティとの制作競技に敗れた後、ローマに赴いて建築に転向しました。
15世紀、イタリアのフィレンツエのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドーム建設は、その巨大さゆえに当時の建築技術では不可能と思われていました。
この難問を解決したのは、「変わり者」とばかにされていた建築家フィリッポ・ブルネレスキでした。
彼の発想は鋭く聡明で既知に富んだ人物だったそうです。
建築(創作)への押さえがたい衝動が、理不尽な人事に煩悶しつつも彼をこの大偉業へと導きます。
模型作りのページで出てくる、“胸の隅っこでパチパチ弾ける感じがした。”は喜びの感覚。
この表現が、ピッポの並々ならぬ才能と情熱を物語っていて、読んでいて理解しやすいと思います。
〈あとがき〉にも写真は出てきますが、ドームの建築途中の描写や完成(実に16年の歳月をかけています)の絵を見て、その時代に立ち会ったような気持ちになりました。
最近聞いた岩代太郎さんの父君浩一さんの、「〜になりたい、〜したいという気持ち(衝動)を継続できるかできないかが、、才能があるかないかのキーポイントだ」という言葉を思い出しました。
高学年のお話し会に使ってみたいと思いました。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
楽しい想像の世界の願望
|
投稿日:2010/03/07 |
アイルランドの昔話です。
アイルランドは、19世紀に宗主国イギリスのように製造業が発展せず農業に依存し、兄弟の分割相続がおこなわれたので、農地の細分化が進み、地租として納めなくても良いジャガイモ栽培が進んだ国です。
ジャガイモが貧農の唯一の食料となり、“ジャガイモ飢饉”の直前には人口の三割がジャガイモに生存を依存する状態になっていたそうです。
かの、1845年の“ジャガイモ飢饉”で100万人の餓死者を出し、J.F.Kやウォルト・デズニィー、そしてオバマ大統領の先祖がアメリカへ渡ったのもこの頃であったと聞きます。
このお話を読み、当時の貧農にとって夢のような「おばけイモ」が、、アイルランドの伝承に登場する靴職人の妖精レプラコーンの力を借りて実現するのは、当時のひとびとにとって、楽しい想像の世界の願望であったと思います。
それにしても、徹底したものぐさぶりな主人公ジェイミー・オルークには呆れましたが、結果奥さんのアイリーンが苦労から解放されることで納得し読み終わりました。
エンディングの賢いレプラコーンの笑顔に、息子は「やっぱり持ってるじゃん。黄金たんまり!」と笑っていました。
|
参考になりました。 |
|
2人
|
|
|
愛と正義の勇者でした
|
投稿日:2010/03/07 |
最近図書館で、手に取りました。
表紙絵には記憶が無いのに、ストーリーの記憶があるんです。
こちらのレビューを読んで、そうかTVで私も観たんだなと記憶が蘇って来ました。
インドの民話です。
権力者に立ち向かうクロドリ。
愛する妻奪還のため、立ち上がります。
その武装に少し笑ってしまいましたが、こんな小さな鳥が宮殿をかまえる王にどのように立ち向かうか、ワクワクしながら読みました。
たくさんの助っ人を自分の耳に潜ませて、戦う姿が格好良かった!
この戦いぶりがお子さんたちを惹き付けると思います。
なんといっても、クロドリの耳の不思議に魅せられました。
愛と正義の勇者でした。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
必ずこの森の中へ入って行きます
|
投稿日:2010/03/07 |
みんなに長い間愛されている一冊ですね。
うちもシッターさんが先に読んでくれました。
息子は、卵のページがお気に入りでした。
何時読んでも何度読んでも、心のうちに温かいものが広がるお話しです。
「メジャーすぎて〜」と敬遠される方に、「まずは開いてみてください」と言いたい。
ぐりとぐらのこの世で一番好きなこと。
力を合わせ、大きな卵との格闘。
楽しそうなクッキング。
そして、分かち合い食べることの楽しさ。
最後のアイディア。
2・3歳児には長すぎるように見えるお話しですが、こどもたちは必ずこの森の中へ入って行きます。
そして、とても満足して帰ってきて、またこの森へ行きたがると思います。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
家族に新たな幸せをプレゼント
|
投稿日:2010/03/07 |
なんて素敵なゆりかごでしょう。
こんな、家族の愛のつまったゆりかごで眠るる赤ちゃんは幸せですね。
おじいちゃんもおばあちゃんもおにいちゃんも、心をこめてゆりかご作りをしています。
お父さんから始まりお兄ちゃんまで、みんなお試しでゆりかごに体を丸めて眠るシーンがいいな〜。
おかあさんの「…、でもまだなにかたりない」に、?でした。
が、その後な〜るほどと思いました。
赤ちゃんを待つ家族の気持ちは、本当に温かい。
こうやって待ってもらって生まれてくる赤ちゃんは、生まれる前から家族に新たな幸せをプレゼントしているんですね。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
空中に描かれる絵の楽しいこと
|
投稿日:2010/03/07 |
ロアルド・ダールさんの作品でよく絵を担当されているブレイクさんの絵本です。
扉絵の次ページのブレイクさんのコメントに、素敵だなと思いました。
絵本の楽しさ満載です。
何でもできてしまう絵本の世界。
だから、こどもたちは絵本に夢中になるんでしょうね。
クルッピーとウカレッピーの二人の天使の明るくにぎやかなこと。
喧嘩のやりとりも可笑しい。
二人の好きなことの一つが絵を描くこと。
画材がゴミ箱から調達するあたりもなんか面白い。
絵が好きな子は、どんな紙にでもどんなペンでも時間を忘れて描くんでしょうね。
ムクムクと湧いてくるイマジネーションの世界で楽しんでいるのが伝わってきます。
コンクール出場をあきらめかけている路上画家のシド・バンキンさんに、二人が不思議なえんぴつプレゼント。
ここから、グーッと惹き付けられます。
空中に描かれる絵の楽しいこと。
時計台の上、高層ビルの上、老舗デパートの上、境界の尖塔の周りを旋回する様子も面白かった。
9歳当時、『チョコレート工場の秘密』・『こわいい動物』・『へそまがり昔ばなし』等ロアルド・ダールさんの作品を読みあさっていた息子は、ブレイクさんの絵に馴染みがあり、この絵本にもすぐ気づきました。
「僕、この人の絵が何かわかんないけど好きなんだよ。笑っちゃうんだよ」って読んでいました。
エンディングが、読者にお話しの続きの想像をを任せるあたりお洒落だなと思います。
|
参考になりました。 |
|
0人
|
|
|
全2321件中 1621 〜 1630件目 | 最初のページ 前の10件 161 162 163 164 165 ... 次の10件 最後のページ |