TOP500

えっこ

ママ・40代・東京都、男13歳 女10歳 女6歳

  • Line

えっこさんの声

435件中 111 〜 120件目最初のページ 前の10件 10 11 12 13 14 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい これぞ、メルヘンの世界  投稿日:2004/11/24
おやゆびひめ
おやゆびひめ 作: アンデルセン
絵: エルサ・ベスコフ
訳: 石井 登志子

出版社: フェリシモ出版
だれでも知っているおやゆびひめのお話ですが、作者がアンデルセンだということを知らない人も多いのではないでしょうか。子供の向けの絵本としては適当に割愛されたダイジェスト版が多いと思うのです。かくいう私も、原作に忠実なおやゆびひめをじっくり読むのは初めての気がします。

おやゆびひめが、生まれた家でどんなに優雅に暮らしていたか、ねずみのおばあさんの家にたどり着く前にどんな冒険があったか、ツバメに連れて行ってもらう花の国がどんなに優雅か、発見が沢山ありました。

おまけに、この本は絵がエルサ・ベスコフです。メルヘンの世界を満喫できました。自然の描写も生き生きとしています。

4歳の娘も、小学生の姉も、おとなの母も十二分の楽しめました。難点は長いこと、読むのに悠に30分はかかります。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 押さえた語り口が語るもの  投稿日:2004/11/22
エミリーときんのどんぐり
エミリーときんのどんぐり 作・絵: イアン・ベック
訳: ささやまゆうこ

出版社: 徳間書店
エミリーの家の庭にある樫の木が、倒れる前にエミリーと弟に海の冒険の旅をプレゼントとしてくれたんだなあ、と素直に感じることのできた絵本でした。淡々とした押さえた語り口は、読者の想像の入る余地を残してくれているのではないでしょうか?

大きな樫の木は強風に倒れてしまったけれど、その子どものどんぐりから、新しい命が生まれる。そんな当たり前のことを教えてもらいました。

子どもって、どんぐりが大好きです。どんぐりからいくつも遊びを考えだします。そんなどんぐりですが、今まで育ててみようと考えたことはありませんでした。今年は、まいてみようかな、どんぐり。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい オオカミって、悪者?  投稿日:2004/11/21
大きなわる〜いオオカミがっこう
大きなわる〜いオオカミがっこう 作・絵: ジョナサン・アレン
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
大きなわるーいオオカミになるための学校があるということは、オオカミはわるーいものだと、自他ともに認めているわけですね。

でも、フィリップを拾って育ててくれた親切な夫婦はオオカミなのです。オオカミ学校の先生は、フィリップの本質をスバリ見抜いてくれたのです。そして、犬だとわかったフィリップを牧羊犬学校に紹介してくれたのです。あれーー、こうしてみるとオオカミってけっして、「わるーい」動物ではないじゃあないですか。

「オオカミ=悪い」という図式が嫌だなあと思っていた今日この頃、面白い1册に出会えました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい オオカミ万歳  投稿日:2004/11/21
オオカミだって…!
オオカミだって…! 作: ベッキーブルーム
絵: パスカル・ビエ
訳: 中井 貴惠

出版社: あかね書房
オオカミというと、絵本の中では悪者とほぼ決まっていますよね。この絵本はそんなオオカミにエールをおくっています。子どもがしらずしらずに獲得している紋切り型のイメージを払拭してくれる、面白い絵本でした。

はらぺこで、とある町にたどりついたオオカミくん。広場でごちそうをみつけようとしていたのですが、なんとその広場は本の読める動物だけの広場だったのです。一念発起したオオカミくんはそれから懸命の努力をして、その広場に入る資格を手にいれるのです。いえいえ、ただ本が読めるだけではなく、上手に読み聞かせができるまでになるのです。

そして、オオカミくんの読み聞かせのおかげで、町の人達の表情も前と比べて穏やかに、生き生きとしてくるのす。これは、お話には書いてありません。表紙と裏表紙の裏の絵を見てください。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ステキなお父さん  投稿日:2004/11/21
ないしょのゆきだるま
ないしょのゆきだるま 作: 角野 栄子
絵: 大島 妙子

出版社: あかね書房
なんてステキなお父さんなのでしょう!
雪のことを「ゆきだるまのもと」なんて言って、子どもを外に誘い、ゆきだるまに内緒のお願いをしてしまう。ゆきだるまの誕生を祝う歌は、オリジナル。こんな夢いっぱい、遊び心いっぱいのお父さんがいたら、子どもはすくすくとまっすぐ育っていくんだろうなあ。

サッカーをするゆきだるまって、ちょっと想像できませんでしたが、よく考えられていて、なるほど、ゆきだるまがサッカーしたらこうなるだろうなと思いました。ほのぼのしていて、和めます。でも、ゆきだるまが転んだりしたら、壊れてしまいそうですね。

これから寒くなる季節にぴったりの1册でした。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 「3びきのくま」を満喫できます  投稿日:2004/11/16
3びきのくま[新版]
3びきのくま[新版] 作・絵: ポール・ガルドン
訳: ただひろみ

出版社: ほるぷ出版
おなじみの3びきのくまと傍若無人な女の子のお話です。

だいたいのストーリーはだれでも知っているでしょうが、この本ではおかゆの熱さやクッションの座り心地など、細かい所まで書かれていて、子どもも熱心に聞き入っていました。読んでいる方も、名作を子どもに読んでやっていると満足な気持ちになります。

女の子に名前がついているのは、作者の創作でしょうか?

娘はクマが大好きなのですが、絵が怖いと絵本を手にとりません。この本のくまは適度に写実的で、適度にユーモラス。お話の雰囲気にもぴったりの絵だと感じました。また、森の木々、花々、果物などが生き生きと描かれています。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい こぶ二つが気の毒  投稿日:2004/11/15
こぶとり
こぶとり 作: 松谷 みよ子
絵: 瀬川 康男

出版社: フレーベル館
昔話は、語り手や本によって細部にバリエーションががありますが、このこぶとりじいさんも私としてはあらら、そうだったのと思う所がいくつかあり、楽しめました。

よくある話は二人のじいさんの定番の善良vs.性悪だったような気がするのですが、この本では違っています。ふたりのじいさんの歌う歌も面白かったです。

松谷さんの文章は読み易くて、子どもも集中して聞くことが出来るようです。読み易いが故に、あっという間に読み進んでしまい間をとるのを忘れてしまうと言う難しさがあるのですが。

瀬川康夫さんの絵がユーモラスで、こんな天狗ならちょっと出会ってみたいような気がします。

娘は、どうしてこぶがとれたりくっついたりするのか不思議そうでした。こぶが二つになってしまったじいさんが気の毒です。二人のじいさんは、山を下りてから仲違いするようなことはなかったかしらと、心配してしまいます。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい おおかみごっこがブームです  投稿日:2004/11/10
おおかみと七ひきのこやぎ
おおかみと七ひきのこやぎ 作: グリム童話
絵: フェリクス・ホフマン
訳: 瀬田 貞二

出版社: 福音館書店
幼稚園でこの本を読んでもらったらしく、毎日降園後に公園のジャングルジムをヤギのお家に見立てて、おおかみごっこをやっています。おおかみ役はお母さん、子やぎ達は子ども達。子ども達は、一番小さな子やぎが助かったことや、時計の中に隠れていたことなどなど、細かい所まで再現しています。おおかみ役のおかあさんは本の台詞をいただいたり、オリジナルの言葉遊びを交えたり。

親は何度もおおかみに抜擢されると疲れてしまうのですが、子ども達は際限なくやりたがります。おおかみが来るという設定がスリリングなのでしょうか?

大きくなってもこうやって遊んだことを覚えていてくれるといいな。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 大きくなるまえに、どの子にも読んでほしい  投稿日:2004/11/10
したきりすずめ
したきりすずめ 作: 石井 桃子
絵: 赤羽 末吉

出版社: 福音館書店
昔話には地方によっていろいろなバーションがあると聞きます。この舌切り雀は、牛あらいどんと馬あらいどんが登場します。娘はこの二人が出て来るしたきりすずめは知らなかったので、おもしろがって聞いていました。

石井桃子さんの流れるようで確かな文章は読み易く、読み手も話を楽しむことができます。また、赤羽末吉さんの絵は無駄なところがなく、特に、雀が派手に着飾っていないところが気に入りました。

このごろは、新しく面白い絵本も沢山出版されていますが、この本のように日本の昔話を忠実にかつ美しく伝えている絵本も子供達に読んであげたいと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う くまくんの純粋さが愛おしくなります  投稿日:2004/11/10
なかないでくま
なかないでくま 作・絵: フランク・アッシュ
訳: 岸田 衿子

出版社: 佑学社
月の満ち欠けの関する絵本は多々ありますが、これもその一つ。日々やせ細って行く月を心配して、自分までやせてしまうくまくん。その純粋さが愛おしくなります。(単なる、無知ではすまされません。)月に触ろうとして屋根から落ちて怪我をしたり、お友達とも遊ばず、ご飯も食べられなくなってしまうなんて。なんて優しいのでしょう。

ことりたちに、月にあげたつもりの蜂蜜をとられてしまう所は、くまくんがかわいそうになってしまいます。でも、よかったね、くまくん、やさしいことりさんに月の秘密を教えてもらえて。

月の秘密がわかっても、ことりたちと蜂蜜をわけあえるくまくんって本当に優しいのですね。

この絵本、フランク・アッシュのくまくんとことりさんのシリーズの第一作なのかなあと思いました。
参考になりました。 0人

435件中 111 〜 120件目最初のページ 前の10件 10 11 12 13 14 ... 次の10件 最後のページ

編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

出版社おすすめ

  • はいるかな
    はいるかなの試し読みができます!
    はいるかな
    出版社:ニコモ ニコモの特集ページがあります!
    コンプレックスは長所だ!動物たちは、その特徴を使って ボールを入れることが出来るかな?

全ページためしよみ
年齢別絵本セット